血友病薬害被害者手帳
平成28年3月で、HIV訴訟の和解から20年を迎える中、血友病患者の方々で当時の血液凝固因子製剤を使用してHIVに感染し、健康被害を被った方々の多くは、医療の進歩によりエイズを発症することなく日常生活を過ごされる一方で、高齢化が進み、抗HIV薬の副作用やC型肝炎等の慢性疾患など新たな身体症状を抱えながら生活されています。
これを踏まえ、HIV感染被害者の皆様が、医療、福祉及び介護など各種公的サービスを必要に応じて適切に利用できるよう、和解に基づく恒久的被害者対策や主な公的サービスなどを取りまとめた「血友病薬害被害者手帳」を作成し、配布することにしました。