ホーム> 政策について> 審議会・研究会等> 医政局が実施する検討会等> 先進医療技術審査部会> 第79回先進医療技術審査部会(議事録)
2018年12月13日 第79回先進医療技術審査部会
(1)日時:平成30年12月13日(木)16:00~17:30
(2)場所:厚生労働省 省議室
(3)出席者
山口座長、一色座長代理、天野構成員、石川構成員、伊藤構成員、上村構成員、掛江構成員、真田構成員、柴田構成員、田島構成員、飛田構成員、松山構成員、山本構成員
(事務局)
医政局研究開発振興課 課長
医政局研究開発振興課治験推進室長
医政局研究開発振興課 先進医療専門官
医政局研究開発振興課 先進医療係長
保険局医療課 企画官
保険局医療課 医療技術評価室長
保険局医療課 課長補佐
保険局医療課 先進・再生医療迅速評価専門官
保険局医療課 先進・再生医療迅速評価専門官
医薬・生活衛生局医薬品審査管理課 課長補佐
議題
1. 新規申請技術の評価結果について
2. 試験実施計画の変更について
3. 協力医療機関の追加について
4. 先進医療の取下げについて
5. その他
議事録
○山口座長 定刻になりましたので、第79回先進医療技術審査部会を始めます。御多忙の折、お集まりいただきありがとうございます。本日の構成員の出欠状況ですが、後藤構成員、佐藤構成員、大門構成員、手良向構成員、藤原構成員、山中構成員より御欠席の連絡を頂いています。なお、松山構成員は30分ほど遅れるということで、現在19名のうち12名の出席がありますので、本会が成立していることを申し添えます。それでは、配布資料と本日の審査案件の確認を、事務局からお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 傍聴者の方の撮影は、ここまでとさせていただきます。御協力のほど、よろしくお願いします。資料について確認させていただきます。議事次第から座席表、開催要綱及び運営細則、構成員及び技術専門委員名簿と続きます。次に新規申請技術の評価結果について資料1-1から資料1-5、試験実施計画の変更について資料2から資料13、協力医療機関の追加について資料14-1から資料14-2、協力医療機関の取下げについて資料15。会議資料の最終ページは94ページとなっています。また、別冊資料としまして、「申請医療機関からの報告について」があります。
これらの資料につきましては、会議終了後、厚生労働省ホームページにて閲覧可能となることを申し添えさせていただきます。なお、先生方のお手元には、机上配布1という資料及び、先進医療実施届出書の様式第10号別冊資料、これらの資料もあります。これらは患者様の個人を特定し得る情報や、臨床研究の利益相反に関する情報が含まれますので、構成員及び事務局員限りとさせていただき、当該議事の終了後に回収させていただきます。机上配布1には詳細な臨床経過や日付などが含まれますが、御審議の際には御配慮賜りますよう、何とぞよろしくお願いします。
また、今お配りしておりますのは、今回の新規案件の様式第10号です。別冊の様式第10号集に入っていなかったために、追加で配布させていただいております。よろしくお願いします。本日の資料は以上です。乱丁、落丁等がありましたら事務局までお知らせください。
続きまして、利益相反の確認です。申請医療機関との関係、対象となる企業又は競合企業について、事務局から事前確認をさせていただいております。今回、いずれの先生からも利益相反の御報告はありませんでした。事前の届出以外に、もし何らかの利益相反がありましたら、この場で御報告をお願いします。該当なしということで、承知いたしました。
また、今回もタブレットを使用します。届出書類等につきましては、タブレットより閲覧をお願いします。なお、会議資料とタブレットの内容は異なっておりますので、発言者は会議資料の何ページ、又はタブレット資料の何番の何ページと、あらかじめ御発言を頂けますと、議事の進行上助かりますので、よろしくお願いします。以上です。
○山口座長 ありがとうございました。では、早速議事に入りたいと思います。新規申請技術の評価結果について、事務局から御説明をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 会議資料の15ページを御覧ください。今回、先進医療Bとして新規に御評価を頂く技術は、整理番号92、薬物療法に反応しない双極性うつ病への反復経頭蓋磁気刺激療法です。申請医療機関は国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院です。審査担当構成員は、主担当が山本構成員、副担当は掛江構成員、大門構成員、以上となっています。
続きまして資料1-5、39ページを御覧ください。審議に先立ち、先進医療実施可能とする保険医療機関の要件について、事務局より説明します。まず実施責任医師の要件ですが、診療科は精神科/精神神経科、資格は精神科専門医が必要です。当該診療科の経験年数は5年以上が必要です。当該技術の経験年数は必要ありません。当該技術の経験症例数も要件はありません。その他の要件として、日本精神・神経学会が開催するrTMS講習会受講者、うつ病患者を含む当該技術の経験症例数が5年以上とあります。
次に医療機関の要件ですが、診療科は精神科/精神神経科です。実施診療科の医師数は、精神科専門医が常勤として2名以上です。他診療科の医師数は、要件はありません。その他医療従事者の配置は、看護師と臨床検査技師の配置が必要です。病床数は400床以上、看護配置は要件はありません。当直体制は精神科/精神神経科です。緊急手術の実施体制は不要、院内検査の24時間実施体制は必要、他の医療機関との連携体制は不要、医療機器の保守管理体制は必要、医療安全管理委員会の設置も必要です。医療機関としての当該技術の実施症例数は要件にありません。
40ページにその他の要件としまして、医療機関として、うつ病患者を含む当該技術の経験症例数が5年以上であること。うつ症状及び躁症状の増悪時に対応できること、精神科病床への入院等。また、けいれん発作時に対応できること、院内連携等とあります。その他の要件はありません。
なお、先ほど利益相反についての書類、様式10号を追加でお配りしましたので、そちらも合わせて御確認いただきたく存じます。以上です。
○山口座長 ありがとうございました。まずは39ページの要件について、何か御意見はありませんか。この病床数が400以上というのは、やはり多くなければ駄目なのでしょうか。何となく技術を見ていると、そんなに必要かなとも思うのですが。
○医政局研究開発振興課専門官 御指摘のとおりかと思います。現在、申請を予定している医療機関が比較的大きな病院ということで、このように決まっているようですが、もし今後のことを踏まえてということであれば、もう少し少ない病床数にしていただいても差し支えないのではと思います。
○山口座長 今回の試験については、これで問題がないということですね。
○医政局研究開発振興課専門官 はい。
○山口座長 分かりました。ほかにありませんか。
○一色座長代理 39ページの1の段、その他の項目、これは日本語の問題なのですが、点で括ると読み方によっては受講者が5例以上とつながってしまいます。正確を期すために文章を切っていただいたほうがいいかなと思いました。
○医政局研究開発振興課専門官 ありがとうございます。では、「rTMS講習会受講者であること。」という形で切るよう、修正を依頼します。
○山口座長 適切な御指摘、ありがとうございました。では、そのように変更するということでよろしいでしょうか。ほかにありませんか。それでは、今の所を訂正したように追記いただくということで、様式10号についてはお認めすることにします。様式10号については、何か特に御意見はありませんか。字が小さくて、にわかに読めと言われても難しいかもしれませんが、大きな問題はなさそうということでよろしいでしょうか。では、様式10号について特段の意見はなしとします。
次に主担当の山本構成員より、概要の説明と実施体制の評価について御説明をお願いします。
○山本構成員 資料1-2を御覧ください。先進医療の名称は、薬物療法に反応しない双極性うつ病への反復経頭蓋磁気刺激療法。申請医療機関の名称がちょっと違いますね、すみません。申請医療機関は精神・神経研究センターだったと思います。
医療技術の概要ですが、ここを読むより先に資料1-4を見ていただいたらいいかと思います。資料1-4の37ページに、使われる医療機器の写真が載っています。反復経頭蓋磁気刺激、rTMSという機械でありまして、椅子に横たわって、隣にある磁気刺激装置を使って、磁気刺激を行うということです。右側に絵がありますが、経頭蓋ですので、頭蓋越しに8の字型をしたコイルを当てて、そこで磁気刺激を与える。非侵襲的に神経細胞を刺激して、反復した刺激が皮質興奮性を変化させるということで、精神・神経疾患の治療に応用できると。もともとは診断装置でして、これを当てて末梢の筋肉が収縮するとか、そういうものを見るような診断装置なのですが、その刺激するという性質を使って、治療効果も期待されているということです。
17ページにお戻りいただきまして、医療技術の概要ですが、このような機器を使って刺激を与えると。双極性うつ病では、情動に関連した領域である扁桃体や脳梁膝下部の過活動が認められると。それに引き続き左前頭前野が機能不全になると考えられていまして、この反復経頭蓋磁気刺激で右前頭前野に連続した低頻度刺激を行うことで、膝下部帯状回、前頭葉眼窩野などの情動に関連した領域の脳血流を減少させて、うつ症状を改善させるという報告があるということで、単極性のうつ病への有効性はある程度示唆されているということです。
ですが、治療抵抗性を示す双極性うつ病、いわゆる躁とうつでフェーズが2つあるという方々を双極性のうつ病と呼んでいますが、単極性のうつ病よりも患者数が少なく、エビデンスも少ないものの、有効性を示す報告もあるということで、今回は薬物療法に反応しない双極性障害の、抑うつエピソードの患者さんを対象として、患者さんの一次運動野でまず運動誘発電位を測定して、それで刺激の強度を決めて、そこから1日30分、週5日、4週間の治療を行うと。治療というのは右前頭前野に低頻度の刺激を与えるということですが、一般的な副作用としては頭痛、刺激部位の痛み、不快感、筋収縮が20~40%の頻度で認められるということです。
主要評価項目は、うつ症状の評価尺度のMADRSを指標とするということです。予定試験期間はそこに書いてあるように、2年間の登録期間を使ってやるということです。それから、予定症例数は、同意取得患者数としては96名、これは実刺激と偽刺激に分けるということで、普通に売っている機械にはないのですが、臨床研究用ということで偽刺激を出すパーツが付加されているらしくて、患者さんに刺激を与えると、頭皮にも少し刺激があるらしいのですが、それはこの偽刺激であっても起こると。ただし、深部の磁気刺激は偽刺激群には出ないで、実刺激群だけ出るということで、一応ダブルブラインドでの実施が可能ということになっています。
それで、同意取得としては96名ですが、目標症例数はドロップアウトを換算して76名ということです。実施体制の評価ですが、幾つか照会事項でお聞きしましたが、全て「適」とさせていただきました。倫理的観点は掛江先生、計画書等の評価は大門先生にしていただいております。
○山口座長 ありがとうございました。それでは、続いて副担当の掛江構成員より、倫理的観点からの評価について御説明をお願いします。
○掛江構成員 掛江です、よろしくお願いします。私のほうで倫理的な観点からということで拝見させていただきました。資料の33ページから、特に説明文書に関して、幾つか修正をお願いしました。基本的には大きな修正をお願いしたわけではなくて、より分かりやすくということでお願いしている部分がほとんどです。
ただ、少し研究の方法といいますか、研究自体の説明の書き方が、ほかの一般的な研究の説明文書に比べて、若干違う書き方をされていましたもので、実際にこれに参加すると何がされるのか、そういったことが少し理解しにくいかなと思う所がありましたので、35ページで指摘させていただいているのですが、一般的な研究の方法、特にインフォームドコンセントの説明文書自体は、研究計画をきちんと理解していただくためのものであるという前提に少し立ち返っていただいて、研究計画書に記載されている内容を分かりやすく記載いただくという形で、少し整理をし直していただきまして、その辺は非常に真摯に対応していただきましたので、結果としては同意に係る同意文書は「適」とさせていただきました。
また、補償についてもきちんと御説明いただけていることを確認しましたので「適」。患者の相談等の窓口も設置されていることを確認させていただきましたので、「適」とさせていただきました。以上です。
○山口座長 ありがとうございました。続いて本日御欠席の副担当、大門構成員の試験実施計画書等の評価について、これは事務局から御説明をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 よろしくお願いします。お手元にある資料の18ページを御覧ください。大門先生の御評価は、全ての項目で「適」と頂いております。コメントはありませんが、照会事項を出していただきまして、それに全て御対応いただいたので、もう追加の照会はなく「適」としますということでした。以上です。
○山口座長 ありがとうございました。それでは、主担当の山本構成員より、事前のまとめと総合評価をお願いします。
○山本構成員 全て「適」ですので、総合評価としても「適」とさせていただいております。割と短い時間の中で、特に大門先生と掛江先生からは、かなり細かい照会事項をいろいろ出していただいたのですが、非常に全てに対して対応していただいております。
個人的には、やはり双極性障害の方というのは、患者さんが非常に少ないのと、単極性のうつ病とは違う病態で、使われる薬剤もかなり違っておりますし、どちらかというと精神科のドクターが本当に困るのは、躁うつ病の治療で難渋しているところがありますので、今回、それも二重盲検の形でやられるということですので、エビデンスを積んでいただければ非常によろしいかと考えています。以上です。
○山口座長 どうもありがとうございました。大変難しい案件だったと思いますが、しっかりやっていただいてありがとうございました。それでは、御討議をお願いします。
○上村構成員 この治療法の位置付けなのですが、4週間治療してMADRSの変化を見るということですが、既に大うつ病では承認を取れているということだったわけですよね。それでバイポーラ、双極性のうつ病の場合に、例えば検証的な臨床試験等では、この4週間ぐらいの評価というのが一般的なのでしょうか。もう少し長いところで見ていくのが一般的なのか。エンドポイントが国際的には、これが標準的なものなのかというところは、どうなのですか。
○山本構成員 双極性の同じ病態に対する臨床試験はされていないようで、小さなものしかないのですが、単極性のうつ病に対してのエビデンスは幾つかそろっていまして、それに似せたというか、準じた形でのデザインと認識しています。
○山口座長 より長期の成績が必要ということでしょうか。
○上村構成員 これは、いい結果が出た場合には、臨床的なニーズとしては4週間ぐらいで急性期のところを乗り切れば、クリニカルベネフィットがあるということでいいのか。それとも、もう少し検証的な試験では、長いところ、長期的な治療効果まで見る必要があるのかというところ、そこが分からなかったので質問した次第です。
○山本構成員 病態としてはモノポーラではなくバイポーラを対象なのですが、フェーズとしては、うつ病のフェーズを治療するというところでは、モノポーラの治療と目的は同じなのです。恐らくバイポーラの方というのは、割と繰り返す方が多いと思いますが、うつ症状の寛解という意味で役に立つだろうということです。
これは途中で私も聞いているのですが、恐らく診断機器として使うときの制限事項として、この機器の添付文書自体には書いていないのですが、企業が作っているマニュアルに、三冠系抗うつ薬が併用禁忌になっているのです。それでいいのかなと思って一応確認したら、もうそれは併用禁忌にしますというお答えが返ってきまして、実際に見てみると、どうも同じうつ病ですが、バイポーラの方には余り三冠系の抗うつ薬を使っていないようで、いわゆるクエチアピンとか、アティピカルなメジャートランキライザーなどを使われるようなのです。ですので使われている薬が、恐らくモノポーラとバイポーラで違うというのがあって、ですけれどもターゲットとしているところのうつ症状を軽減するということでは、同じということだと思います。
それで、うつ症状の軽減が、ある程度ひどいものを元に、完全に戻らないにしてもある程度良くするというところについては、臨床的な意義はあるだろうと思います。
○山口座長 38ページに描いてあるロードマップを見ると、薬事の承認申請までに、学会の要望としてニーズ検討会に掛けるということですから、恐らく学会でこの結果を検討されて、要望を出されると思うのです。その後、開発の要請と書いてあるので、そこでまたきちんと適応をはっきりして、薬事の承認に行くわけで、このまますっと保険承認に行くというロードマップではないようです。多分、この短期の結果で一応これを出して、学会で検討してもらうという形になるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。そういう理解でよろしいですか。
○山本構成員 ロードマップからはそのように読み取れると思います。
○山口座長 ほかにありませんか。私も読むと、50年前の学生時代の解剖の講義を思い出すような言葉がたくさん出てきて、審査される先生も大変難しかったのではないかと思います。
○上村構成員 これは確認なのですが、患者さんの選定方法の所で、8週間以上、薬物治療をして、反応しない患者さんを組み入れるということだと思うのですが、この中でリチウムの所が0.8mmol/Lと書いてある。ほかの薬はmg/dayになっているのです。これは恐らく0.8mmol/Lというのは血中濃度のことを言っているのかなと思うのですが、であれば、例えば0.8mmol/Lをターゲットとしたリチウムの治療をされても反応しなかったと書かれておいたほうがいいのかなと思いました。
○山本構成員 御指摘のとおりだと思います。
○山口座長 ありがとうございます。では、そこは同じような書き方でやるように変更するということでよろしいでしょうか。ほかにありませんか。それでは、ないようですので整理番号92については、今申し上げた表記を統一するということで、それができましたら「適」ということにしたいと思います。よろしいでしょうか。ありがとうございました。
続きまして、申請医療機関からの報告について、これは事務局から御説明をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 お手元の別冊の「机上配布資料」と右上に書いてある「申請医療機関からの報告について」と題した資料を御覧ください。それともう1つ、右上に「机上配布1」と書いてある構成員限りの資料も参照をお願いいたします。こちらは試験の取下げの検討と、有害事象報告遅延とそれに伴う対応についてです。経緯を御説明いたします。
告示番号B32、自己心膜及び弁形成リングを用いた僧帽弁置換術において、今年4月、組入れの第5番目の症例に有害事象が発生し、この時点で既に組み入れられていた第6症例を最後に、新規の組入れが中止されたことが報告されました。また、6月、独立データモニタリング委員会で試験再開にはプロトコールの見直しが必要と判断されました。その後、申請医療機関がプロトコールの修正案を作成し、また今年度は、臨床研究法に対応する掛け替えがありますので、それについても一緒に相談ということで、11月1日に当方で相談を実施しました。このときにこれまでの試験成績をまとめた資料を見せていただいたところ、第6症例も「再手術」という記載がありまして、これは先進医療の有害事象報告の対象と思われましたが、報告がなかったので、その報告を求めたところです。そうしたところ、11月5日に第1報を頂き、それが7月頃までの経過の記載でしたので、その後の経過や倫理審査委員会の結果の報告を求めました。それが机上資料の1としております、15日に第2報として提出を頂いた有害事象報告です。こちらには詳細な経過が記されておりますのでご確認ください。12月3日に倫理審査委員会の審査結果も受理しました。それが机上配布資料2でございます。このIRBの審査は、メール稟議をされているのですが、有害事象報告に対する稟議は、このような形では不適切であるということをお伝えし、今後、対面での審査が予定されているところです。
これまでの全ての6症例の経過を振り返ると、最初の1例目で心膜の質が不良な部分があり高度MRとなり、人工弁置換術が施行されました。それを受けて試験が中断され、心膜のダブルチェックや写真を残すなどの条件付きで試験を再開されていたところです。その後、第2症例、第3症例は特段の問題なく行われたのですが、第4症例で再び高度MRとなり、人工弁置換術があったということで試験が中断されて、これも部会で審議を頂きましたが、術後の血圧管理をより厳格にする、手術手技のプロトコールへの詳述、手術の手順書作成など、こういった条件を付して試験を慎重に再開いただくことになりました。従来法を含めて、この手術の対象となるのはもともと非常にハイリスクな病態であるので、引き続き慎重に行いましょうということであったかと思います。その後、第5症例、第6症例がほぼ同じ時期に組み込まれたのですが、第5症例の有害事象については、弁葉菲薄部に小さなMRが生じて、再手術で自己心膜パッチを用いたということで、今はNORMO弁で状態は良好ということです。第6症例については詳細経過のとおり、NORMO弁自体の機能に現在も問題はないのですが、癒着が高度であったことに関連した合併症で、再手術となり、人工弁置換術は行われていなくて、現在もNORMO弁ですが、その再手術後の現在もほかの合併症も加療中の状態です。
まとめますと、第6症例の有害事象の当方先進の事務局への報告の遅延、それから11月16日まで施設(帝京大学)のIRBへの報告もなされていなかったことが分かり、申請医療機関である榊原記念病院及び当該有害事象の発生した協力医療機関である帝京大学医学部附属病院に今回の原因の究明及び再発防止策の検討、先進医療の全例確認を求めたところです。
両医療機関からの報告について、机上資料3を御覧ください。まず、経緯は少し長いので割愛しますけれども、その後、医政局への報告が遅れたことについての原因と背景ですが、研究事務局への報告は行われていたものの、IRBへの報告ができていなかったということで、先進医療で定められた手続における安全性報告につなげるような体制がしっかりと組まれていなかったことが述べられています。それが帝京大学ですが、榊原病院では、イベント、有害事象報告を帝京大学から7月に受け取ったということですが、そのときに担当者がうっ血性心不全ということで、既知のもので報告の必要がないと誤認したために報告がされなかったということで、そういうところでもやはり報告体制が少し弱かったということが述べられております。再発防止策として、帝京大学でも臨床研究における有害事象が発生した際の報告タイミングなどの周知徹底や、2)の安全管理部に報告された情報を倫理委員会と共有すること、3)の倫理委員会若しくは病院の安全管理部が判断を迷う場合を含めて速やかに、先進医療で定められた手続における安全性報告について、研究実施者が実施することを徹底すること、などが具体的に述べられています。
榊原病院においても、事例検討会の設置を含めた体制作りや、本先進医療に参加する他施設のチームと連携して情報を共有する体制のより一層の整備などが述べられています。また今回の事案を受けて、他の症例における有害事象等の報告漏れの有無について確認いただいたところ、今回の試験の6症例全てでほかに報告されていない有害事象などはないということが確認されたということです。また、本件以外の先進医療の実施状況についても、両医療機関が申請医療機関あるいは協力医療機関として、先進医療に参加している全ての試験について確認いただきましたが、有害事象発生の漏れはほかにはありませんでしたということです。
資料を戻りまして、まとめの2ポツ目です。当該先進医療試験で6例中4例が再手術となり、うち2例は人工弁の置換をされているということで、独立データモニタリング委員会より、継続には対象患者の見直しなど、プロトコール変更が必須とされています。申請医療機関はその試験の継続に向けて検討をして、再手術例で60歳以上を組入れ基準から除くのがよいのではということ、また、再手術ではない初回手術例も組み入れることも検討したのですが、それは試験デザインのかなり根本的な改変を意味して、それを1つの試験として継続するのは困難だと判断し、現在は試験の中止、先進医療の取下げを希望している状況です。
今後の対応方針(案)です。一連の有害事象報告の遅れなどについては、プロトコール違反の可能性や、人を対象とする倫理指針の違反の可能性等について、当該の帝京大学医学部附属病院の倫理審査委員会で、適切な審査及びその報告を求めることとしてはどうかと提案させていただきます。また、申請医療機関における有害事象の先進医療事務局への報告遅延の再発防止等ですが、こちらの資料にありますが、御覧いただいて追加の御指摘等がありましたら御教示頂き、その対応を求め、再度部会に報告を頂くこととしてはどうかと思います。当該試験を中止して、先進医療を取り下げる場合ですが、登録された6症例については、5年間の観察を行う予定でしたので、観察研究であったとしても、当初の予定どおり5年間の観察を実施いただいて、その結果を総括報告書にまとめて当部会に御報告いただくこととしてはどうかと提案させていただきます。以上です。御意見、御教示のほどよろしくお願いいたします。
○山口座長 どうもありがとうございました。非常に重要な案件ですし、ちょっとややこしいのですが、5例目の検討のときにこれは遅れたわけですけれども、たまたま6例目にもそういう事象が発生していて、しかもその前の1例目からずっと見ると、1例目と4例目においても、再手術があったということです。これはいろいろな齟齬があるのではないかということが指摘されて、それに対してこの施設から一応対策等が出ました。配布資料3の後ろから2枚目の、これらの施設の対応とかそういうことを提案してきましたけれども、事務局としては配布資料の「まとめ」の所に書いてあるような対応をしたいということです。ただいま報告された案件について、まず、御質問とか御意見がありましたらどうぞ。
こういう有害事象が出たときに、比較的割と簡単なメールを回してその資料を基に問題ないのではないかということをまとめてやるというのは、余りにお手軽な感じがすると思うのですが、メールでこういう検討をやって結論を出すというのは許されているのですか。
○医政局研究開発振興課治療推進室長 人を対象とする倫理指針では、明確に開催方法までは記載はないのですけれども、このようなケースの場合には、基本的に対面で症例をきちんと精査をするということが原則だと思っていますので、そのような指導をしているところです。
○山口座長 ほかにはありませんか。
○一色座長代理 私の担当した案件だったということと、当時、先ほど御説明のあった段階でかなり手を慎重に入れてお願いをして、慎重な再開を求めていたということで、本件については大変残念だと思っているところです。
また、私の前任地のことでもあり、私から謝るのは筋が違うところではありますが、大変遺憾に思っているところです。
想像の域を出ませんが、病院の体制として慣れてなかったというのが原因の1つだろうと思います。それから、先進医療等に対するこの当該診療科の認識が極めて甘かった可能性は否定できませんし、倫理委員会がどうしてこのような対応をしたかについてはちょっと私も窺い知れないところですので、これについては改めて御指導いただくしかないのかなと思っています。
○山口座長 どうぞ、山本先生。
○山本構成員 倫理委員会の対応ですけれども、こういう安全性の報告については2つ背反したやり方をしないといけなくて、1つは迅速に審議しなさいと言われていますよね。そのもう一方でみんなで見ましょうということも言われています。その両方を満たすのは難しいのですね。1つ有害事象が起こってすぐに全員、外部委員も含んだ倫理委員会を緊急で立ち上げられるかというと、なかなかそこは難しいのです。ですから、みんなそれぞれに工夫をしているとは思います。このメール審議というのは、普通はやはり、せめて迅速審議をメールで回すというのはある程度許容されるかとは思いますけれども、安全性に関係する審議については、迅速で回すことはできないので、メールだけでやっているということについて、余り良しとは言えないと思います。うちも含めて迅速性のところをどのようにカバーしているかというと、例えば担当の委員を1人決めて、その人がまずそれを見て、例えば特に倫理委員会ではノンメディカルの方もいらっしゃるので、メディカルの委員がそういう有害事象の報告書をまずチェックして、それで疑義のある所は問合せなどをして、その上で1つの、このまま次の委員会に掛けても大丈夫か、何をすぐにしないといけないのかを判断した上で、次の委員会に定例のときに報告をする。あるいは早目に委員長と相談するような、ちょっと工夫をしていただくことが必要かと思います。残念ながら多くの倫理委員会で、そういう審議方法という、実務的なノウハウみたいなところが、今までは共有はされてきておりませんので、今後は認定倫理委員会で、どういうときには実務的にどのように対処していくかというノウハウをできるだけ共有していただくことで、こういうことを前向きになくしていくことは可能かと思います。ただ、今この認定倫理委員会ができるまで、全国に何千という倫理委員会があるというお話もあったと思いますけれども、そういう所ではきちんと回っている所と、特に突発的なことが起こったときにうまく回せないという倫理委員会もやはりあるのはあるのだろうと思いますが、そこについての指針を出していっても、実務的にどうすればいいかというところまでは共有はできていなかったのだろうと思います。
○山口座長 貴重な御意見ありがとうございました。確かにメールでさっさとまず知らせるということは、形としては必ずしも悪いことではないと思いますし、今の説明ではそういう決まりは一応ないということですね。ほかにありませんか。
ちょっと確認ですが、これを今見ると6例のうち4例が再手術というと、それを聞いただけでびっくりするのですけれども、参加施設は6例やったら4例も起きたということはどの時点で分かったのでしょうか。それが周知されたかどうかですね。1例だけポッとありましたというのが分かったのですが、その前の1例についても、前例についてもこういうメールが配信されて知らしめたり、あるいはチェックされたのでしょうか。
○医政局研究開発振興課専門官 有害事象報告が規定どおりに行われていれば全て協力医療機関にも周知することになっていますので、これまではそのようにされていたはずです。それから、倫理審査委員会には第6症例の報告は11月までされなかったのですが、4月の時点で申請医療機関の研究事務局には報告されていまして、それが情報共有されていたからこそ試験への新規組み入れ自体は4月の段階ですぐに止めていたということです。
○山口座長 一部では非常に重大性は認識していたわけですよね。
○一色座長代理 私の記憶では、今、事務局の御説明がありましたけれども、4例終わった段階で1例のイベントが起こって、それですぐに止めて、京都だったと思いますけれども、そちらでの慎重な審議を経てプロトコールの見直しをしてという手順まではかなりしっかりとされたのだろうと認識していますので、その後2例が再手術になったということで今になっているかと思います。
○山口座長 ほかにありませんか。
○山本構成員 机上配布資料の最初の経緯の所を見ますと、御説明もありましたけれども、独立データモニタリング委員会が一応機能していたというようには読めます。なので、5、6が続いて、6例目が既知の有害事象で、そこに余り重く思っていなかったというのはあったとは思うのですが、5例目のところで一旦、組入れ中止にはしていらっしゃるので、6例目にも起こってしまってはいるのですけれども、一応臨床研究の課題の安全策というか、リスクマネジメントの機能が動いたから症例の組入れが止まったと。そこでプロトコールの見直しをしないといけないということが起こったということなので、根本的にはこの研究がグダグダであったということではないと思うのです。確かにやってみたら想像よりもリスクが高いことが分かったわけですから、ここで私はこの独立データモニタリング委員会と臨床研究のステアリングコミッティとで、やはり止めるのであれば止めるという、もう一回新規にやるなら組み直して新しいものとしてやるという決定をされるのであれば、それを尊重したいと思います。
○山口座長 ほかに何かありませんか。それでは一応、事務局から、机上配布資料の3に今後の対応方針が3つありますけれども、この3つの流れに従って対応を求めるということでよろしいでしょうか。恐らく皆さんに資料を急に見せられてもなかなか分かりにくいと思いますので、もう一回これを整理して対策を立ててもらって、もう一回報告してもらい、議論をしたいと思います。それに当たっては、これはできるだけ迅速にやっていただきたいので、向こうの回答の期限とかスケジュールを、実際的な範囲でできるだけ早くやっていただければいいかと思います。何か御意見はありますか。
○柴田構成員 机上配布資料の3番、今後の対応方針の3点目について、事務局に少し確認させてください。方針はこれで妥当だと思うのですが、一旦取り下げられてしまったものの案件の管理というのはどのようになるのでしょうか。つまり、先進医療として総括報告書が出ていないという形に、つまり試験は終了するけれども、観察研究と別の研究として実施していただくのは、現実的にそれはいいと思うのですが、その観察研究として行われているものを5年後に確かに提出するということを、どのように忘れずにやっていただく方法があるのか、ちょっとそこを確認したいのです。人事異動等ありますし、そこは管理できるような体制を作っておかないとグダグダになってしまうと思います。
○山口座長 何かありますか、回答。
○医政局研究開発振興課専門官 これまでの先進医療試験についての管理台帳を保管しておりますので、きちんと引き継いでいきたいと思っておりますが、漏れのないように検討させていただきます。
○柴田構成員 1つ提案ですが、以前一度既に治療が終了している先進医療で取り下げられたものについて、今後総括報告書が出される予定のものについて、一覧の資料を公開資料として出されていましたが、年に1回、先進医療をまとめて出されるときにそういうものを出していただいて、前回も追跡が必要であるという案件があったと思うので、そういうものの中に載せておいていただくと、漏れがなくなるのではないかと考えるところです。
○医政局研究開発振興課専門官 ありがとうございます。そのようにさせていただきます。
○山口座長 貴重な御指摘、ありがとうございました。事務局のほうでよろしくお願いします。ほかに何かコメントとかありませんか。それでは今申し上げましたようなことを整理して、是非問い合わせて、もう一度またこちらで御報告いただいて、そのときにまた議論させていただくことにしたいと思います。事務局から指導のほう、よろしくお願いいたします。
次に、先進医療Bの試験実施計画の変更について、事務局から説明をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 今回、先進医療Bの試験実施計画の変更については、12件の申請がありました。まず41ページ、資料2を御覧ください。国立循環器病研究センターからの申請で、告示番号3、経胎盤的抗不整脈薬投与療法です。適応症は胎児頻脈性不整脈で、胎児の心拍数が毎分180以上で持続する心房粗動又は上室性頻拍に限るとしています。予定症例数は50例で、今回の申請時点で登録は50例で終了しております。
御審議いただく主な変更内容について、42ページを御覧ください。研究期間の短縮です。本年12月までで試験を終了したいということです。変更理由ですが、主要評価項目、副次評価項目の結果は、もう既に得られているものの、参考項目としてあります出生後3歳までの発達のフォローアップが残っております。そこで先進医療試験としては終了しますが、3歳までのフォローアップは、別途、観察研究として実施し、その結果を当部会に報告させていただくとのことです。御審議をお願いいたします。以上です。
○山口座長 この変更内容につきまして、何か御意見ありませんか。これは臨床研究法に対応しないで済むように早く終わるが、ちゃんと観察研究として続けて報告しますということですけれども。これはよろしいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。それでは、特に御意見ないようですので、告示番号3の変更につきましては、認めることといたします。
続きまして、次の試験実施計画変更について、事務局から説明をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 47ページ、資料3を御覧ください。山口大学医学部附属病院からの申請で、告示番号9、C型肝炎ウイルスに起因する肝硬変に対する自己骨髄細胞投与療法です。こちらは予定症例数が34例で、今回の申請時点で登録は3例となっております。
御審議いただく主な変更内容は、47ページの下のほうにありますが、3年間の試験の延長です。理由ですが、48ページ、「期間内に予定症例の登録が困難であったため」ということで、今後は市民講座、あるいは患者団体への本治療の紹介などでリクルートに努めるということです。対象患者が最近絶対的に減少しつつありますが、依然として新規治療法の開発は引き続き切望されているので、登録期間を延長して遂行したいということです。以上です。
○山口座長 この変更内容につきまして、何か御意見はありませんでしょうか。新しい治療が出てきたりして、なかなかリクルートは苦労しているということですが、頑張ってやりたいということですけれども、いかがでしょうか。それでは、これも特に御意見ないようですので、告示番号9の変更についても、これは認めることといたします。
続きまして、次の試験実施計画の変更につきまして、お願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 49ページ、資料4を御覧ください。国立がん研究センター中央病院からの申請で、告示番号10、経皮的乳がんラジオ波焼灼療法です。適応症は早期乳がんで、長径が1.5cm以下のものに限るとあります。この予定症例数は372例です。
50ページを御覧ください。現在は既に登録は終了しております。御審議いただく主な内容ですが、試験期間の延長と臨床研究法への移行です。予定期間の1年間の延長とありますが、これはもともと試験後の解析及び総括報告書の公表に要する時間が、プロトコールに書いていなかったために、それを1年間と明記したために延長ということです。また、その臨床研究法への移行に際し、作成された様式第10号については、お手元の構成員限りの様式10号別冊資料にありますので、こちらも併せて御覧いただき、御意見がありましたらお願いいたします。以上です。
○山口座長 本変更内容について、何か御意見はありませんでしょうか。既に終わっているけれども1年延ばすということですが。これも特に問題ないかと思いますが、いかがでしょうか。それでは、御意見ないようですので、告示番号10の変更について、認めることといたします。
それでは、次の試験実施計画の変更について、御説明をお願いいたします。
○医政局研究開発振興課専門官 51ページ、資料5を御覧ください。慶應義塾大学病院からの申請で、告示番号14、腹腔鏡下センチネルリンパ節生検です。適応症は早期胃がんです。
次の52ページを御覧ください。予定症例数が225例で、現在の時点で登録は109例となっております。御審議いただく主な変更内容ですが、臨床研究法への対応及び(1)にありますが、選択基準において登録時における年齢の上限をなくし、Performance statusによる基準を設定したということです。理由ですが、これまで年齢を80歳以下としておりましたが、80歳以上であってもPSが0-1であれば安全に手術ができると判断し、適格基準を変更したということです。ほか、記載整備です。また、こちらも臨床研究法への移行ですので、お手元の様式10号集も御覧ください。以上です。
○山口座長 本変更内容について、何か御意見はありませんでしょうか。恐らくこういう低侵襲の治療というのは、本来は80歳以上の方を目標にやるべきことになってくるのではないかと思います。現時点では80歳ぐらいだと、かなりお元気な方も多くて、PSのいい方であれば、それを拡大して早く終わりたいという気持ちはよく分かるのですが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは特に御意見ないようですので、告示番号14の変更について、認めることといたします。
次の試験実施計画につきまして、お願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 55ページの資料6を御覧ください。神戸大学医学部附属病院からの申請で、告示番号27、リツキシマブ点滴注射後におけるミコフェノール酸モフェチル経口投与による寛解維持療法で、適応症は特発性ネフローゼ症候群です。
次の56ページを御覧ください。主な変更内容は、目標症例数の変更です。目標症例数を80例から79例に変更です。また、試験期間の延長ですが、これは先ほどと同じ解析期間を追加したことによる延長です。また、臨床研究法への対応です。
理由につきましては57ページを御覧ください。当初の予定の登録期間を6か月延長し、症例集積に努めましたが、最終的に79例になりました。現時点で試験中止例数は4件あり、研究参加後の同意撤回が1例、それから、規定どおりのプロトコールが治療ができなかったために中止した例が1例ありましたが、残りの2例は、主要評価項目のイベントに関連する中止ですので解析対象に含まれるので、現在、解析対象症例数は77例ということです。脱落を考慮して最低74例あれば、解析可能ということですので、今後、追跡不能例が大幅に増えることはなく、目標症例数を79例に変更しても問題ないと考えるということです。また、お手元の別冊の様式第10号の確認もお願いいたします。以上です。
○山口座長 この変更内容について、何か御意見はありませんでしょうか。
○山本構成員 むしろ研究を満了して結果を出すための前向きなことだと思いますので、漫然とやって結局足りなかったというよりは、こちらのほうがよろしいのではないでしょうか。
○山口座長 もう一例ぐらいだと思いますけれども、やはり早く終わるという意義はあるということですよね。先進医療の本来の意思にはかなうことだと思いますけれども。何か御意見ありませんか。よろしいでしょうか。それでは、告示番号27の変更について、認めることといたします。
それでは、次の試験実施計画の変更について、事務局からお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 59ページ、資料7を御覧ください。大阪大学医学部附属病院からの申請で、告示番号29、周術期カルペリチド静脈内投与による再発抑制療法です。適応症は非小細胞肺がんです。予定症例数は500例で、今回の申請時点で登録は335例となっております。主な変更内容ですが、こちらも臨床研究法の対応と目標症例数の変更です。目標症例数は500例から、現在組み入れられている335例に変更したいということです。また、プロトコール治療に関して、脳梗塞リスクのある場合への追記です。
次の60ページを御覧ください。変更の理由ですが、背景として、この試験はしばらく研究中断している期間がありました。その間に、この本研究とほぼ同様の症例登録基準を持つ大規模試験が開始されており、それも原因としてありますが、症例の登録は、これまでよりかなり困難になると考えられたということです。また、これまで4例の脳梗塞が発症しており、独立安全性モニタリング委員会から、左上葉切除は脳梗塞のハイリスクであることが知られているので、同意説明文書にも書くよう指示されたということです。それらもあって、リクルートはより困難になるだろうということです。
61ページですが、また一方で、モニタリングで確認したところ、脱落率が計画時に想定していた20~30%よりも、実際のところは5%未満と相当に低かったということで、症例数合計330例以上あれば、脱落症例を考慮しても、検出率は低くとも80%を確保できると考えられるということです。これらの理由から、症例数を335に変更したいということです。また、様式10号については、お手元の資料の御確認をお願いいたします。以上です。
○山口座長 本変更内容について、御意見はありませんでしょうか。ほかの臨床試験が始まったりして逆風が吹いていますけれども、幸いにして脱落が非常に少ないということが分かったので、今のままでいっても十分に解析は可能という御提案だろうと思うのですけれども、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。それでは、特に御意見ないようですので、告示番号29の変更について、認めることといたします。
続きまして、次の試験実施計画の変更につきまして、事務局からお願いいたします。
○医政局研究開発振興課専門官 63ページ、資料8を御覧ください。富山大学附属病院からの申請で、告示番号35、ハイパードライヒト乾燥羊膜を用いた外科的再建術です。適応症は再発翼状片です。予定症例数が40例で、今回の申請時点で登録は11例です。御審議いただく主な変更内容は、実施期間の3年間の延長です。
次の64ページを御覧ください。このように、今後は協力医療機関を更に5施設増やすことで症例登録を加速させ、今回の延長で目標達成をしたいということです。また、これは倫理審査委員会の承認で、現在、CRBへの掛け替え申請も対応中ということです。以上です。
○山口座長 リクルートがなかなか順調にいっていなくて、試験期間を延ばしたいということですけれども、何か御意見はありませんか。このグラフを見ると、なかなか厳しそうで、希望的な観測がかなり入っているような気もしますけれども、何か御意見ありますか。参加施設にもお願いを強化するということですが、よろしいですか。でも、相当頑張ってもらわないと駄目だということはあると思いますけれども。それでは、特に御意見がないようでしたら、告示番号35の変更について、認めることといたします。
続きまして、次の試験実施計画変更につきまして、事務局からお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 65ページ、資料9を御覧ください。慶應義塾大学病院からの申請で、告示番号51、水素ガス吸入療法です。適応症は心停止後症候群で、院外における心停止後に、院外又は救急外来において自己心拍が再開し、かつ心原性心停止が推定されるものに限るとしております。
66ページを御覧ください。予定症例数は360例で、現時点での登録数は18例です。主な変更内容は、臨床研究法への対応です。ほかは安全性情報の取扱いについて、研究用ガス吸入の影響と判断しない病態をあらかじめ取り決めるなどの整備が行われました。様式10号については、お手元の別冊資料の御確認をお願いいたします。以上です。
○山口座長 何か御質問、御意見ありませんでしょうか。
○一色座長代理 これは2016年からの登録で、2020年までで360の16例というと、かなり厳しい印象なのですが、症例の登録は大丈夫でしょうか。
○山口座長 何か事務局でありますか。
○医政局研究開発振興課専門官 確かに御指摘のとおりのように思います。今後の登録見込み、協力医療機関が増えるのかなど、予定について確認させていただきまして、リクルートを進めていただくよう、お願いしたいと思います。ありがとうございます。
○山本構成員 これは、ものすごく難しい状況でやっておられて、最初からやはり400例という症例数が集まるのかなと。救急の場面で、しかも心停止されたという非常に重篤な状況で、確か比較試験をするという話だったと思うのです。なので、逆に今は18例しか入っていないというのが、やはり当初思ったように、本当に難しい試験をやっていらっしゃるのだろうなと思います。
なので、1つはもちろん、その360例は、できれば達成していただきたいのですけれども、ただ、どうしても難しそうであれば、何らかの形で論文にまとめて公表できるような方策というのを、やはり考えてほしいなと。つまり一遍決めたら、とにかくその計画をやることが、満了しなければ駄目だというのだと、臨床研究だとそうはいかないので。今までも、やり始めてから環境が変わるとか、やはり思っていたより難しかったとか、いろいろありますので、やっていく中で着陸地点を探しつつ、やるというのも1つの方策だと思うのです。
なので、研究者の先生方には、もちろん症例リクルートを頑張るというところもそうですけれども、データの集まり方とか内容とか、比較試験なのでなかなか分からないとは思いますが、どういう形ですれば、何らかある程度、論文化して公表していけて、やった証をきちんと出していけるのかというところを同時に考えていただいて、前向きな形で、そのプロトコールを変更していくということは、私はあるのではないかなと。結局、データを取って、これだけ手数をやったのですけれども失敗して、どこにもその報告ができないというのが一番困ります。ここの先進医療のところで総括報告書を出しても、国際的にはエビデンスにも何にもなりませんので。最終的には、こういう難しいことでも、ある程度やって、こういうデータの結果を出したということが、ある程度の形で国際的に出ていくようになっていただきたいと思います。
○山口座長 貴重な御意見、ありがとうございました。今回の申請は臨床研究法に対応する変更などで、今の議論とはちょっと別だと思うのですけれども。確かに幾ら文言を直しても、非現実的なものになって、全く無駄になってはいけないということも分かりました。これを認めるにしても、今後の実際的な見通しを出していただいて、どこを落としどころにしてやっていくかということを、是非、検討いただきたいと思います。よろしいでしょうか。
○医政局研究開発振興課専門官 ありがとうございます。そのように事務局から照会させていただきます。
○山口座長 そのほかに御意見ありませんか。では、今、言ったようなことは申し上げるにしても、本来の変更内容につきましてはお認めするということで、告示番号51の変更につきましては認めることといたします。
それでは、次の試験実施計画の変更につきまして、事務局からお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 67ページ、資料10を御覧ください。関西医科大学附属病院です。告示番号54、S-1内服投与並びにパクリタキセル静脈内及び腹腔内投与の併用療法です。適応症は、初回治療予定の他臓器に遠隔転移のない腹膜転移を伴う膵がんです。予定症例数は180例で、今回の申請時点で登録は0例とのことです。
68ページを御覧ください。御審議いただく主な変更内容は、臨床研究法への移行及び試験期間の2年5か月の延長です。今回、確認したところ、臨床研究を遂行する資金獲得のめどが立っていなかったので、開始がされていなかったということです。今、資金獲得に向けて対応中ということでした。2年5か月の延長で資金を獲得しつつ、達成を目指したいということです。また、様式10号については、お手元の資料を御確認ください。よろしくお願いいたします。
○山口座長 それでは、ただいまの変更内容につきまして、何か御意見はありませんでしょうか。
○上村構成員 やはり研究をやるときには、きちんとできる体制があるというのが大前提だと思うのです。だから、人がいて、お金があって、物もあるのが当然だと思うのです。資金がないまま試験そのものを継続しているというのも、要するに実現可能性がないわけですよね、現時点では。ちょっと問題かなと思います。
○山口座長 では、これは資金のめどが立たないと認めないというような形にしましょうか。
○山本構成員 延ばしてあげないと終わらないといけなくなってしまうので。終わると、また一からやらないといけなくなるので。今、資金獲得のめどは立ちつつあるのですか。
○医政局研究開発振興課専門官 今、応募しているものがあるということで、それに1つ当たれば開始できると聞いています。
○山本構成員 もし、あれでしたら、この33年ではなくて、例えばもうちょっと短い、2年ぐらいの延長にして、その時点で資金獲得ができなければ、そこで取り下げていただくということでもいいのかなと思いますけれど。例えば5年待っていて終わらなかったら、このパクリタキセルの膵がんのほかの治療が出てきたら、これをやる意義自体がなくなってしまうので、ちょっとそこを考えると、今、33年まで延ばしていいのかなという気はいたします。
○山口座長 いかがでしょうか。今、具体的にどこまでどういうめどが立っているか、はっきり報告がないので、それをちょっと報告していただいて、相当めどが立ないようなものであれば、今、山本先生がおっしゃったように、もう少し短い期間で設定して努力してもらうとかしてはどうでしょうか。まだめどが立たないという割とファジーなお話なので、できればどういう方策を考えておられるか、それも報告していただきたいと付記してということでどうでしょうか。何年でいいかどうかというのは、なかなかここでは判断は難しいのではないかと思うのですが。
○天野構成員 こういった資金獲得のめどが立っていない試験に、そもそも患者さんが組み入れられること自体が、倫理的にどうなのかという気がいたしますので、この状態で組入れを行うこと自体があってはならないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○山口座長 いかがでしょうか。
○医政局研究開発振興課専門官 おっしゃるとおりで、申請者もそのような認識なので、資金獲得のめどが立ってから組入れを開始するというつもりです。
○山口座長 そのめどがどのぐらいのものかを、まず、こちらにも報告していただいて、またアドバイスという形にしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。そういうことなしにスタートはしないということなわけです。
○山本構成員 例えば、この部会でこれが認められなかったら、時期的にまずいということはあるのですか。
○医政局研究開発振興課専門官 これがお認めいただけないと、CRBにもう一度、期間の修正などをする必要があると、今年度中という経過措置期間のリミットというのは、少し気にしなければならないことかとは思っておりますが、もしよろしければ、このままお認めいただけた場合には、事務局のほうから、このような意見が出たということをお伝えさせていただきまして、資金獲得のめどについて、速やかにこちらに報告していただくように求めたいと思います。
○山本構成員 特定臨床研究になって、ちょっとほかでもお聞きしたのですが、認定倫理委員会がいちいち有料になっていまして、全部ではないですけれども、変更するたびに変更申請で、またお金が掛かるような認定倫理委員会もあるらしいです。なので、ここでうかつに言うと、また何箇月後かに回されて、それで有料になって、何十万かというようなことも始まっていて、どちらにしても今はお金がないと言っているのに、更に大変なことになるのではないかという気はちょっとするので、少しそこを斟酌してあげる必要はあるかなと思うのです。
○山口座長 ありがとうございました。多分AMEDなどでも、こういう先進医療を通っているというのは、採用される大きなきっかけにもなるので、余り宙ぶらりんにしておくと、ちょっとかわいそうかなという気はしますけれども。
○真田構成員 今、座長がおっしゃったとおり、先進医療に申請している、あるいは先進医療に承認されているということが、助成金を頂くような条件になっているようなものも多々あるかとお見受けしますので、一概に資金のめどが立っていないと承認できないとしてしまうのは、少しチャンスを狭めてしまう可能性はあるのではないかとは考えます。事務局、確か毎年、技術審査部会か先進医療会議で、年間の組入数が0例の先進医療というのを挙げて検討していませんでしたか。
○山口座長 前にやっていましたよね。
○真田構成員 何かやっていましたね。多分、1年に1回はそういう報告が上がってくるというところで、個別に何の問題が背景にあるのかと、これをそのまま継続していいのかということを話し合っていただくということも、1つの方法なのかなとは思いました。
○山口座長 それは間違いなく、きちんと努力しているということを示していただくために、この方面でこういうアプライをしているとか、そういうことをこちらに報告していただいてはいかがでしょうか。ただ頑張ると言っているだけではなくて、それを求めたいと思いますが、そういうことでお認めしてもよろしいでしょうか。
それでは、問題は少し残りますけれども、今回の告示番号54の変更につきましては、認めるということにいたします。ただ、資金の獲得については、ある程度の具体性を持って説明できるようにしてくださいということをお願いしていただきたいと思います。
○医政局研究開発振興課専門官 ありがとうございます。承知いたしました。
○山口座長 それでは、次の試験実施計画の変更につきまして、お願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 69ページ、資料11を御覧ください。名古屋大学医学部附属病院からの申請で、告示番号55、S-1内服投与シスプラチン静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法です。適応症は腹膜発症を伴う初発の胃がんです。予定症例数は50例で、今回の申請時点で登録は53例で、既に終了しております。
御審議いただく主な変更内容については、70ページを御覧ください。こちらは臨床研究法への移行です。ほかは軽微な変更ですが、書いてあるのは、記録の保存が5年間から10年間に延ばしたということです。また、お手元の資料の様式10号の確認もお願いいたします。以上です。
○山口座長 本変更内容について、何か御意見ありませんでしょうか。これは問題なさそうですけれども、よろしいでしょうか。それでは、御意見ないようですので、告示番号55の変更については、お認めするといたします。
次の試験実施計画の変更をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 71ページ、資料12を御覧ください。国立がん研究センター東病院からの申請で、告示番号56、陽子線治療です。適応症は、根治切除可能な初発の肝細胞がんです。
72ページを御覧ください。予定症例数は290例で、現在の登録は6例となっております。御審議いただく主な変更内容は、臨床研究法への対応と、切除可能性の判断に関わる適格基準の注釈の追加、診療科の追加、記載の追加等です。
理由について、73ページを御覧ください。兵庫県立粒子線医療センターを協力医療機関として追加したいと考えているということですが、こちらは粒子線治療に特化した医療機関で、外科医が在籍しないということで、神戸大学医学部附属病院と連携することで、そちらの手術担当責任医の外来を受診して、その医師が参加するキャンサーボードで切除可能性が判断されるという形で実施したいということです。これは、これまでの様式第9号の記載からも読み取れる内容ですが、それをほかのプロトコールの部分にも、記載を整備して明確化したということです。
具体的には74ページを御覧ください。真ん中辺りにありますが、「ただし、実施施設に手術担当責任医が在籍しない、あるいはキャンサーボードがない場合は、診療連携を行っている施設の手術担当責任医及びキャンサーボードによる判断を許容する」。キャンサーボードは肝胆膵外科、肝胆膵内科、放射線治療科、放射線診断科を含む複数の診療科で構成されていることとあります。また、お手元の様式10号も確認をお願いいたします。以上です。
○山口座長 本変更内容につきまして、何か御意見はありませんでしょうか。これも特に問題ないように思うのですが、いかがでしょうか。それでは、御意見がないようですので、告示番号56の変更につきましても、お認めすることといたします。
続きまして、次の試験実施計画の変更について、お願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 77ページ、資料13を御覧ください。横浜市立市民病院からの申請で、告示番号60、ニボルマブ静脈内投与及びドセタキセル静脈内投与の併用療法です。適応症は、進行再発非小細胞肺がんです。
78ページを御覧ください。予定症例数は350例で、今回の申請時点で登録は28例となっております。御審議いただく主な変更内容は、臨床研究法への対応です。総研究期間の記載整備なども、5年であったところが、解析期間なども考慮して、jRCT結果公表までと修正されたということです。ほか、記載整備です。また、お手元の様式10号も御確認のほど、よろしくお願いいたします。以上です。
○山口座長 本変更内容につきまして、何か御意見はありませんか。これは臨床研究法の改正に対することが主なものですけれども、余り大きな問題はなさそうですが、よろしいでしょうか。それでは、特に御意見ないようですので、告示番号60の変更につきまして、お認めすることといたします。
続きまして、協力医療機関の追加について、事務局から御説明をお願いいたします。
○医政局研究開発振興課専門官 81ページ、資料14-1を御覧ください。これまでに大臣告示されている3つの技術について、協力医療機関の追加申請がありました。
83ページから91ページの資料14-2を御覧ください。事務局において、いずれも先進医療を実施可能とする保険医療機関の要件を満たしていることを確認いたしました。協力医療機関の追加として、御了承いただきたいと存じます。特に御意見がなければ、手続を進めさせていただきます。以上です。
○山口座長 では次に、協力医療機関の取下げについて、事務局から御説明をお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 93ページの資料15を御覧ください。告示番号17の技術について、協力医療機関の取下げ申請がありました。取下げ理由は、新規患者登録が終了して、これまで当該の医療機関においては、登録症例がないためです。特に御意見がなければ、手続を進めさせていただきます。以上です。
○山口座長 本日の議題は以上です。構成員の皆様、何か御意見、御質問はありませんでしょうか。今日、ハードコピーで資料を頂いたのですが、やはりこれは字が小さ過ぎて、私の老眼ではなかなか厳しいです。できたら、また欲を言うようですが、もう少し拡大してもらったほうが有り難いのではないかと思います。せっかくやっていただくのだったら、ちょっと御検討いただけたらと思います。
○山本構成員 Padのほうに出ているのだったら、Padだと広げられますから。
○医政局研究開発振興課専門官 A3大にするように検討いたします。Padと両方にしましょうか。
○山口座長 ありがとうございます。ほかにありませんか。では、これで終わりたいと思います。では、次回の日程を事務局からお願いします。
○医政局研究開発振興課専門官 次回ですが、翌1月の開催につきましては、1月17日木曜日です。時間は16時から18時までの予定とさせていただきます。場所については、別途、御連絡いたします。また、本日の議事録については、作成次第、先生方に御確認をお願いし、その後、公開させていただきますので、併せてよろしくお願いいたします。以上です。
○山口座長 それでは、第79回先進医療技術審査部会を終了いたします。どうもありがとうございました。
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