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結婚・出産・子育てのイメージの問題(出産は「痛い」「怖い」、子どもによる犯罪等により「子どもはいらない」と考える、結婚や子を持つことに対する憧れや幸せが感じられない、家事・出産・育児の負担が大きく面倒、産んだ子を愛せないかもしれない、健康への不安から障害児を持つのが怖い等)(安達、熊坂、酒井、白石、残間、清水、松本、水戸川) |
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古い時代の夫婦像しか想定していない婚姻法や「婚姻届を出してから産みたい」という思い込みから晩婚・非婚につながっている。(清水) |
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男女の固定的役割観のために女性の負担が大きい。(奥山、松本、津谷) |
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子どもを持つか否かを躊躇したり子育ての悩みを訴える人のほとんどは女性であり母親。就労を断念して子育てに専念した場合の負担感や閉塞感、仕事を継続した場合の育児との両立の苦悩といった女性の悩み・苦労に対して、男性が無理解。親となって育児の負担を担うことについて、なぜ男性は女性と違って悩まないでいいのか、という疑問が解決されない限り、女性が子どもを産み育てることに積極的になれない。(大日向) |
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「子どもは親のものという権利意識」は、伝統的な家制度や管理主義的体質等が根底となって、子育てへの過剰な義務感、出産・育児への精神的負担感や金銭的コスト、母親の孤独感・疎外感等につながっている。(安達、青木、大日向、柏女、残間、清水、白石、津谷、松本) |
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「子育ては親がしなければならないという義務意識」が、子離れの遅れ、理想どおりに行動しない子どもへのいらだち等、母親に対する呪縛、子育てコストの上昇につながっている。(安達、黒澤、残間) |
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豊かな社会で育った多くの親は、学校へ過度に依存し、主体性を持たず、十分な子育てができていない。(松本) |
(母子保健医療体制の整備)
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不妊に直面した人々に対する支援(特に病院における待ち時間の解消)(黒澤) |
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出産に対する女性の負担を軽減する医療技術の開発(酒井) |
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育児不安解消のための助産婦による新生児訪問(水戸川) |
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小児医療体制の整備、母子への保健師による訪問指導体制の整備等(熊坂) |
(妊娠・出産に関する情報提供等)
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子どものいることの喜びや楽しみを広く浸透させること。(安達、白石)子どもを産めないカップルもいることを意識することも必要。(安達)
→子育ての楽しさ等の普及活動は、実効性に疑問があるほか、「産む自由、産まない自由」に抵触する危険性が高い。(大日向) |
(地域交流支援・子育てネットワークの整備)
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異年齢間の交流の推進(出産前後の教育、学生や企業人の地域活動への参加促進、乳幼児に接する機会を学校生活に組み込む等)(青木、安達、白石) |
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子を持つ親が子をこれから持とうとする夫婦に対して子育てについてアドバイスしたり、地域の子どもと交流する場を作る。 |
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今後定年を迎える団塊の世代による、地域社会での活躍や子育て世代の支援(奥山) |
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民間やNPOによる柔軟性のあるサービスや情報の提供の推進(奥山、松本)、育児支援NPOを増やすための寄付税制の見直し(玄田) |
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国有地を遊び場等として開放する。(清水) |
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家庭に閉じこもっている母親の心のケアのためのサービス(熊坂) |
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家庭支援の専門職の創設(奥山) |
(一時保育の整備)
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母親が就業しなくても子どもを短時間預けられるような短時間デイケアセンター(安達、酒井、津谷、松本) |
(ゆとりの中で生きる力を育てる学校教育)
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教員採用の見直し(社会人経験者から採用)(清水) |
(子どもの豊かな人間性のための体験活動の機会の提供)
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専業主婦が余裕を持って子育てをできるようにし、子どもが多くの子どもたちと接するような託児室(安達) |
(ゆとりある良質の住宅・健全な成長を支える環境整備)
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自然環境や景観が破壊されないような規制強化、補助金交付(黒澤) |
(子育ての意義等に関する広報啓発や学習の推進)
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子育てを通じて親が成長する様子、子どもの面白さ、育児の楽しさの伝達(青木、酒井) |
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子どもを持てない悩みや子育ての不安の声に耳を傾け、うまくいった事例について行政が広く情報提供すること(玄田) |
(地域における子育てに関する学習活動の推進など家庭教育の推進)
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子どもを欲しいとは思わない大人にならないようにするための教育(酒井) |
(多様な需要に対応した保育サービスの整備)
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保育施設の増加や時間外保育等があっても、現実に子どもが保育園に入れない働く女性が大勢いるという問題がある。(安達) |
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女性の労働形態やライフスタイルが大きく変化し、多様化した保育ニーズに現在の保育サービスは追いつかなくなっている。保育所づくり中心の施設型福祉を見直す必要がある。(松本) |
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国が定める保育所運営費基準額では人手も設備も不十分で、保育料負担も重過ぎるため、多くの自治体が独自に上積みしている。(松本) |
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地域住民、特に子育てを終えた女性による保育のホームヘルパー制度、長時間就業する親などのための地域が運営する(無認可の)チャイルドケアセンターや学童保育センター(津谷) |
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延長保育・休日保育の拡充(白石) |
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無認可保育所の監督強化(黒澤) |
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延長保育・休日保育を行う保育士の労働条件への配慮(白石) |
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規制緩和(通勤途中の地域でも保育所入園を許可できるようにする、パートあるいは専業主婦への保育所の開放、認可保育所の基準を緩和して補助金を広く薄く活用する、保育所運営への民間参入・競争促進、幼保一元化の促進等)(青木、黒澤、白石、松本) |
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認可保育園の基準を地方自治体が決定すること(黒澤) |
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地方自治体間のサービスや保育料の格差の解消(白石、松本)、財源不足の自治体での高コストの乳児保育や時間外保育への国の支援(津谷) |
(放課後児童対策)
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放課後教育の充実(松本) |
(心理的要因への対応)
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「子どもを生まない」「子育てがつらい」という声に耳を傾け、出産や子育てを楽しくできるような環境整備(青木、大日向、熊坂、水戸川) |
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出産可能年齢のリミットに近づいた女性や「産まない」ことを選択した女性の心理を分析し、そこに焦点を合わせた対応策を講じること(残間) |
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この国で生きていくだけでも大変な状態が続いている限り、少子化にブレーキがかかることはない。政治、経済を含めてこの国がもっとしっかりと歩みを定め、この国に身を置くことで個々人の夢や希望がある程度叶うことが証明され、さらに、先行二世代ぐらいまで具体的なビジョンが見えてこないと、怖くて子を持てない。(残間) |
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経済的豊かさ以外の希望の提示(子育てという努力したら報われるシステム、そこそこ豊かな中で社会活動で評価されるシステム)(山田) |
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子どもを人並みに育てて、(経済的に)豊かな生活を失わないという見通しがあること(山田) |
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子どもに希望ある未来を語ることが重要。(青木) |
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語弊がある言い方だが、ものをよく考える女性が産みたがらず、ただ漠然と生きている(ように見える)女性が率先して子を産んでいるように見えることが、イメージ重視の時代において実は一番の問題。(残間) |
(固定的役割分担意識の解消)
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男女役割分担の固定的観念を排除するための意識改革・啓発活動の実施(安達、奥山、黒澤) |
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年齢や性別にかかわりなく能力に応じて働ける社会の構築(安達、白石、松本)、真の男女共同参画社会の実現(大日向) |
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夫婦がお互いを理解しあう気持ちを持ち、母親のみでなく夫婦で一緒に子育てすること、子育てシェアリング(安達、白石) |
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女性に配慮した職場環境づくりなど共働きを前提とした施策の推進(青木、大日向、山田)、共働き家庭への金銭的補助(黒澤) |
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小中学校での徹底した性別役割意識排除の教育(大越) |