タイトル:廃棄物焼却施設労働者の血液中ダイオキシン類濃度の調査結果 について(経過報告) 発 表:平成12年6月5日(月) 担 当:労働基準局安全衛生部化学物質調査課 電 話 03-3593-1211(内線5511,5515) 03-3502-6756(直通)
1 平成12年5月23日に開催された「清掃業等におけるダイオキシン類等の労働 者へのばく露実態の把握に関する調査研究委員会(ダイオキシン類による健康影響 調査研究委員会)」において、平成11年11月に実施された豊能郡美化センター 関係労働者の追跡調査の結果判明した血液中ダイオキシン類濃度の分析結果等が、 別添のとおり報告された。 2 今回報告された豊能郡美化センター関係労働者23名の血液中ダイオキシン類濃 度は、平均値で246.0pg−TEQ/g脂肪(最小値 33.6pg−TEQ/g脂肪、最大値 853.7 pg-TEQ/g脂肪)であり、平成10年度調査の際の同じ23名の血液中ダイオキシン 類濃度と比較し、7.2%の減少であった。 3 なお、血液中ダイオキシン類濃度が高かった者については、引き続き継続調査を 行い、総合的評価を行うことが望ましいこととされた。 ○ ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン類(PCDDs)、 ポリ塩化ジベンゾフラン類(PCDFs)及びコプラナーPCBをいう。 ○ 1pg(ピコグラム)とは、1グラムの1兆分の1の質量である。 ○ TEQはダイオキシン類の毒性を、最も毒性が強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ- パラ-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)の毒性に換算したことを表すものである。