「単独世帯」と「夫婦のみの世帯」について、世帯主の年齢階級別世帯数の分布を、昭和50年と比較すると、「夫婦のみの世帯」の29歳以下を除いたすべての年齢階級で世帯数が増加している。「単独世帯」は、中高年齢層での全般的な増加がみられ、「夫婦のみの世帯」では特に60歳代の増加が顕著である（図４）。
　これを世帯主の年齢階級別構成割合でみると、「単独世帯」では「19歳以下」が16.0％から8.3％ へ、「20〜24歳」が29.7％から18.0％へと低下している。また、「夫婦のみの世帯」では、「25〜29歳」が15.8％から6.2％へと低下する一方、「65〜69歳」、「70〜74歳」で5ポイント以上上昇している（表３）。

表３ 世帯主の年齢階級別にみた単独世帯−夫婦のみの世帯数の構成割合の年次比較（昭和50年、平成９年）

（単位：％）

年　齢　階　級	単　独　世　帯		夫 婦 の み の 世 帯
	昭和50年	平成９年	昭和50年	平成９年
総　　　　数 （推計数：千世帯）	(5 991)	(11 156)	(3 877)	(8 661)
	100.0	100.0	100.0	100.0
19歳以下	16.0	8.3	0.1	0.1
20〜24歳	29.7	18.0	5.4	1.4
25〜29	15.3	11.7	15.8	6.2
30〜34	5.0	6.4	8.1	6.0
35〜39	3.5	4.7	4.2	3.8
40〜44	3.3	4.7	4.4	3.0
45〜49	4.1	6.4	6.5	4.7
50〜54	4.1	6.0	8.4	6.6
55〜59	4.4	5.9	10.6	11.4
60〜64	4.4	5.7	13.3	16.2
65〜69	4.1	6.4	10.8	16.5
70〜74	2.9	6.3	7.1	12.5
75〜79	2.0	4.6	3.8	6.5
80歳以上	1.2	4.8	1.5	5.3

注：総数には年齢不詳を含む。