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2 検診(定期健康診断、がん検診等)の利用と利用要望の状況

(1)「40歳代」及び「50歳代」の利用者が多い

 検診の利用者数を人口千人当たりで年齢階級別にみると、「50〜59歳」が580.6人と最も多く、次いで「40〜49歳」が574.2人となっている。また、性別でみると、いずれの年齢階級においても「男」の利用者数が「女」の利用者数を上回っている。(表3)

表3 性・年齢階級別にみた利用者数
平成9年
 総 数年  齢  階  級
0〜19歳20〜29歳30〜39歳40〜49歳50〜59歳60〜69歳70歳以上不 詳(再)65歳以上
 利  用  者  数   (千人)
総   数49 4461 6246 4317 78610 72810 0287 6105 212268 621
25 6678823 4634 5395 7175 2053 6472 202123 785
23 7797422 9683 2475 0114 8233 9643 009144 836
 構  成  割  合   (%)
総   数100.03.313.015.721.720.315.410.50.117.4
100.03.413.517.722.320.314.28.60.014.7
100.03.112.513.721.120.316.712.70.120.3
 人  口  千  対  (人)   
総   数395.758.8356.9480.9574.2580.6525.4412.6295.5446.6
422.762.5386.3564.8621.5614.3527.7441.5260.9468.1
370.255.0327.8398.3528.2548.2523.5393.6333.3431.1


(2)「男」では利用者が多く、「女」では要望者が多い

 利用者数及び要望者数を人口千人当たりで比較してみると、「男」では「60歳未満」で利用者が要望者より多く、全体として利用者数が要望者数を上回っているのに対し、「女」では「30〜70歳未満」で要望者が利用者より多く、全体として要望者数が利用者数を上回っている。(図1、参考表1)

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(3) 利用した理由は「職場等からの案内」、要望では「健康管理のため」

 利用者及び要望者を理由(動機)別にみると、利用者では「職場や学校からの案内で受けた」、「市区町村又は保健所からの通知で受けた」、「健康管理のため自発的に受けた」が多くなっており、このうち「職場や学校からの案内で受けた」では「男」が「女」より多いのに対し、「市区町村又は保健所からの通知で受けた」、「健康管理のため自発的に受けた」では「女」が「男」より多くなっている。(図2、参考表2)
 要望者では「健康管理のため」が最も多くなっており、これを性別でみると「女」が「男」を上回っている。(図3、参考表3)

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(4) 健康状態のよくない人の3割が「自発的」又は「医師等の勧め」で受診

 健康状態別に利用した理由(動機)をみると、いずれの場合でも「職場や学校からの案内で受けた」の割合が最も多くなっているが、「あまりよくない・よくない」の場合では「健康に気がかりなところがあるため自発的に受けた」、「医師、保健婦等に勧められたので受けた」の割合がそれぞれ19.4%、11.3%であり「よい・まあよい」、「ふつう」の場合と比べ多くなっている。(表4)

表4 健康状態・利用した理由(動機)別にみた利用者の割合(複数回答)
(単位:%) 平成9年
 総 数市区町村又
は保健所の
広報をみて
受けた
市区町村又
は保健所か
らの通知で
受けた
職場や学校
からの案内
で受けた
健康管理の
ため自発的
に受けた
健康に気が
かりなところ
があるため
自発的に受
けた
医師、保健
婦等に勧め
られたので
受けた
家族、知人
等に勧めら
れたので受
けた
その他
総数100.09.718.953.015.57.83.51.72.8
よい・まあよい100.08.715.560.915.05.01.81.52.8
ふつう100.010.521.249.416.38.43.51.82.5
あまりよくない・よくない100.011.727.427.714.619.411.32.43.6


(5) 人間ドックの自己負担額は「2万円未満」が7割弱

 「人間ドック」について経費の自己負担の有無をみると、「負担あり」が63.7%となっており(図4)、「負担あり」を年間支払額階級別にみると「1万〜2万円」が28.0%と最も多く、次いで「5千〜1万円」が26.5%となっている(図5、参考表4)。

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