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平成12年5月16日
1 ポリオワクチンの予防接種後、因果関係は不明であるが、無菌性髄膜炎の後に下肢麻痺となった症例1例(1歳男児)及び急性脳症の症例1例(3歳女児)が発生したとの報告が福岡県及び(財)日本ポリオ研究所からあった。
2 わが国におけるポリオワクチンの接種者における下肢麻痺等の麻痺患者の発生率は、免疫異常のない被接種者において約440万人当たり1人とされているが、無菌性髄膜炎及び急性脳症の発生は確認されていない。
3 しかしながら、同一のロットにおいて両症例が発症していることを考慮し、安全確保の観点から、因果関係の調査等を行うこととし、その間、ロット39の製品であるポリオワクチンの予防接種を見合わせるよう、本日、別添のとおり、(財)日本ポリオ研究所に対し供給先に情報提供するよう指示するとともに、各都道府県を通じて各市区町村に連絡した。
医薬安第67号
平成12年5月16日
(財)日本ポリオ研究所 理事長 殿
厚生省医薬安全局安全対策課長
ポリオワクチンの予防接種後、因果関係は不明であるが、無菌性髄膜炎の後に下肢麻痺となった症例1例及び急性脳症の症例1例が発生したとの報告が福岡県及び貴社よりあったところである。本件については、同一のロットにおいて両症例が発症していることを考慮し、安全確保の観点から、因果関係の調査等を行う必要があるので、これらの調査等の間、ロット39の製品であるポリオワクチンの予防接種を見合わせるよう、供給先に対し速やかに情報提供されたい。
(照会先) 医薬安全局安全対策課 担 当:俵木、倉持 TEL:([現在ご利用いただけません] 内 線:2748,2750 保健医療局結核感染症課 担 当:葛西、飯野 内 線:2383,2376
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