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平成11年12月14日

居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査について

 近年、化学物質による室内空気の汚染が顕在化するとともに、いわゆるシックハウス症候群や化学物質過敏症など健康に関する問題が指摘されており、平成9年6月に、「快適で健康的な住宅に関する検討会議」において、ホルムアルデヒドの室内濃度指針値が提案されている。
 その後、厚生省では、平成9年度及び平成10年度に、既に室内濃度指針値が示されているホルムアルデヒド以外の揮発性有機化合物について、全国の一般家屋の居住環境中における実態調査を実施し、今般、その調査結果がとりまとめられた。(平成9年度:180戸、平成10年度:205戸)
 厚生省としては、今回の調査結果を踏まえ、今後、個々の物質のリスク評価、室内濃度指針値の検討など、室内空気中の化学物質による健康被害防止のための対策を推進する予定である。

(調査結果概要)
○ 化学物質の室内濃度は、平成10年度調査ではパラジクロロベンゼン*で平均値123.3μg/m3、トルエン**で平均値98.3μg/m3を示すなど、全般的に室外濃度に比べ高いレベルであった。
 *防虫剤、消臭剤等。 **建材の塗料、接着剤の溶剤などに使用。

○ また、調査家屋の大部分は低濃度レベルであったが、パラジクロロベンゼンでは最大値6058.7μg/m3、トルエンでは最大値3389.8μg/m3を示すなど、一部の家屋において高濃度の検出が認められた。

○ トルエン等についてはWHO空気質ガイドライン値を超える事例が認められた(平成10年度:トルエンでは全体数の6%)。また、パラジクロロベンゼンについては、厚生省が示す耐容平均気中濃度を超える事例が認められた(平成10年度:全体数の5%)。

○ 個人暴露濃度***については、全般的に、室内濃度と高い相関関係を示したことから、室内暴露が個人暴露量に大きく寄与していることが明らかになった。
 ***室内暴露、室外暴露をあわせた、個人の1日の平均暴露濃度

○ 新築住宅と中古住宅を比較すると、トルエンの室内濃度平均値が、平成10年度では、中古住宅の47.7μg/m3に対して、新築住宅では平均値303.5μg/m3を示すなど、一部の物質で高い傾向を示した。その他、建材の材質別、暖房器具の種類別などで一部の室内濃度や個人暴露濃度に差が認められた。


照会先:厚生省生活衛生局企画課
    生活化学安全対策室
担 当:山本(2423)、平野(2424)


居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査について(概要)

1.調査目的

 わが国の一般家屋における室内空気中の揮発性有機化合物の存在状況について、その実態を全国的に把握するとともに、その室内濃度に影響を及ぼす因子を探る。また、揮発性有機化合物の室内濃度と個人暴露量の関連性について検討する。

2.調査内容

(1)調査体制

 国立医薬品食品衛生研究所が中心となり、表1に示す全国の地方自治体の衛生研究所等の協力のもと、平成9年度及び平成10年度に計385家屋について調査を実施した。

(2)調査内容

 平成9年度には調査対象家屋の室内空気・周辺外気を採取し、表2に示す揮発性有機化合物の測定を行うとともに、室内外環境、住まい方及び居住者の健康についてのアンケート調査を実施した。平成10年度にはこれらの項目に加え、調査家屋の居住者の個人暴露濃度(個人が吸入する空気中の濃度)を測定した。

3.調査結果

 各物質の室内濃度の結果について、最小値、最大値、平均値及び中央値を表3及び表4に示す。また、同様に室外濃度の結果を表5及び表6に、個人暴露濃度の結果を表7に示す。

(1)室内濃度

(1)平均値・中央値・最大値・濃度分布
・平成9年度と平成10年度の調査結果は、全般的にほぼ同様の傾向を示した(図1、図2)。
・全物質の室内濃度において、平均値が中央値を大きく上回っており、一部の高濃度データが平均値を引き上げていた。
・室内濃度の平均値が高い値を示した物質はp-ジクロロベンゼン、トルエン、α-ピネン等であった。

平均値の高い物質例 H9 H10
  (μg/m3 (μg/m3
p-ジクロロベンゼン 128.4 123.3
トルエン 93.3 98.3
α-ピネン 12.9 77.6
リモネン 26.5 42.1
m,p-キシレン 26.7 24.3
エタノール 281.2
アセトン 32.3

・室内濃度の中央値が高い値を示した物質は、トルエン、p-ジクロロベンゼン等であった。

中央値の高い物質例 H9 H10
  (μg/m3 (μg/m3
トルエン 26.9 25.4
p-ジクロロベンゼン 12.3 16.1
リモネン 6.1 12.8
m,p-キシレン 9.6 10.2
エタノール 84.7
アセトン 18.3

・室内濃度の最大値が高い値を示した物質は、トルエン、p-ジクロロベンゼン等であった。

最大値の高い物質例 H9 H10
  (μg/m3 (μg/m3
トルエン 2375.0 3389.8
p-ジクロロベンゼン 6058.7 2246.9
α-ピネン 296.5 2231.8
1,2,4-トリメチルベンゼン 2988.6 577.2
エタノール 2476.5

・それぞれの物質について、全般的に、低濃度領域に大きなデータ母集団がある一方、高濃度側にいくつかの事例が散見する非正規分布を示した(図3)。高濃度の検出事例については、今後、原因、改善策などを検討する必要がある。

(2)室内濃度と室外濃度の比較
・発生源の存在状況の目安となる室内濃度(I)/室外濃度(O)比(I/O比)をみると、リモネン、p-ジクロロベンゼン、スチレン等で高い値を示した(表8、図4)。

室内濃度/室外濃度比
(I/O比)の高い物質
H9
平均値比較
H10
平均値比較
リモネン 10.2倍 39.3倍
p-ジクロロベンゼン 47.6倍 25.1倍
スチレン 15.0倍 25.1倍

・また、ほとんどの物質でI/O比が3以上の値を示した。これらI/O比の高い物質については、その主な発生源は室内に存在するものと思われた。
・一方で、ヘキサデカン等I/O比が1に近い値を示した物質については、発生源は外気環境に存在する可能性が示唆された。

(3)諸外国のレベル及びWHOガイドライン値等との比較
・今回の室内濃度測定結果を諸外国で報告されている平均的レベル(中央値)等と比較すると、p-ジクロロベンゼン以外は同程度あるいは低いレベルであった(表9)。p-ジクロロベンゼンについては、平均的レベルで2〜3倍以上高かった。

・WHOにおいて空気質ガイドライン値が示されているトルエン、キシレン、テトラクロロエチレン、1,2-ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム、エチルベンゼン及びスチレンについて、今回の室内濃度結果をWHOガイドライン値と比較すると、平均値及び中央値は全てガイドライン値を下回っていたが、トルエン、クロロホルム及びキシレンでは一部の高濃度検出事例でガイドライン値を上回っていた。

  WHO空気質
ガイドライン値
(μg/m3
今回の調査結果
H9 H10
最大値 超過率 最大値 超過率
トルエン 260 2375.0 6% 3389.8 6%
キシレン* 870 1097.0 0.3% 569 0%
クロロホルム 1.3 154.8 28% 12.8 17%

*m,p-キシレンとo-キシレンの合計

・また、p-ジクロロベンゼンについては、厚生省が示している耐容平均気中濃度(0.1ppm:590μg/m3)を上回る事例が認められた(平成9年度4.7%、平成10年度5%)。

(2)個人暴露濃度

 被験者に小型空気捕集管を24時間携帯してもらい、室内、室外をあわせた1日の行動に伴う平均暴露濃度を測定した。

(1)平均値・中央値・最大値・濃度分布
・室内濃度と同様、全物質の室内濃度において、平均値が中央値を大きく上回っていた(表7)。一部の高濃度データが平均値を引き上げているものと思われた。
・平均値が高い値を示したのは、p-ジクロロベンゼン、トルエン等であった。

平均値の高い物質例 平均値
  (μg/m3
p-ジクロロベンゼン 170.7
トルエン 110.8
α-ピネン 92.5
リモネン 40.2
m,p-キシレン 22.9

・中央値が高い値を示したのは、トルエン、p-ジクロロベンゼン等であった。

中央値の高い物質例 中央値
  (μg/m3
トルエン 34.2
p-ジクロロベンゼン 23.3
リモネン 14.0
m,p-キシレン 10.3
エチルベンゼン 7.6

・最大値が高い値を示したのは、トルエン、p-ジクロロベンゼン等であった。

最大値の高い物質例 最大値
  (μg/m3
p-ジクロロベンゼン 2782.2
トルエン 2534.5
α-ピネン 2239.6
1,2,4-トリメチルベンゼン 628.9

・室内濃度と同様、全般的に、低濃度領域に大きなデータ母集団がある一方、高濃度側にいくつかの事例が散見する非正規分布を示した(図3)。

(2)室内濃度との比較
・各物質の室内濃度(I)に対する個人暴露濃度(P)の比(P/I比)は、ほとんどの化学物質で1に近い値であった(表8、図4)。この結果から、個人暴露量が室内濃度と密接な関連性を有することが示された。
・それぞれの家屋室内における室内濃度とそこに居住する個人の個人暴露濃度との間には、ほとんどの化学物質について高い相関性が示された(表10、図5)。

(3)住宅の諸条件との関連性

・室内濃度及び個人暴露濃度について、新築住宅(N)及び中古住宅(O)の濃度比(N/O比)をみると。トルエン等一部の物質について、室内濃度、個人暴露濃度ともに、N/O比が2倍以上の値を示し、新築住宅での濃度が高いことが明らかになった(図6)。
・その他、戸建住宅と集合住宅の別、木造住宅と鉄筋・鉄骨住宅の別、気密住宅と普通住宅の別など諸条件の違いと室内濃度等との関係について比較検討したが、今回調査では、全般的には大きな差は認められなかった。
・建材のうち、床材について材質別でみると、フローリングの場合、トルエン、キシレン、スチレン、α-ピネンなどが他の材質に比べ高い傾向にあった。

(4)環境条件、住まい方などとの関連性

・冬季と夏期で季節の違いをみると、ヘプタン、リモネン等が冬季に高い傾向を示す一方、p-ジクロロベンゼン、α-ピネン等で夏期に高い傾向が認められた。
・地域別に検討を行ったところ、脂肪族炭化水素類など一部の物質について北海道・東北地域で比較的高い傾向がみられた。また、九州地域では全般的に低い傾向がみられた。
・住まい方の諸要因のうち、暖房器具については、石油ストーブを利用した室内では、脂肪族炭化水素など一部の物質について、他の暖房器具使用の場合に比べて高い値を示した。
(5)健康状態のアンケート調査結果
・調査家屋に居住する人を対象に健康状態に関するアンケート調査を行った結果、平成9年度では17人、平成10年度では11人が様々な症状を訴えており、そのうち、目や喉の痛み、頭痛、その他(咳)等の訴えが多かった。

4.今後の課題

・化学物質の室内濃度は、家屋の状況ばかりでなく、換気、窓の開放期間、気温、生活習慣などによって異なるものと思われる他、家具等の家庭用品の使用状況が大きく左右する。今後はこれらの点についてデータを集積し、詳細に検討を行う必要がある。
・また、今回の調査結果を踏まえ、室内汚染レベル、個人暴露レベル、毒性学的見地からの評価などに基づき、リスク評価を行うとともに、発生源、発生状況等の把握、室内濃度指針値の検討、高濃度汚染の場合の室内濃度の低減策の検討などが求められる。


表1 調査参加機関

平成9年度参加機関名 平成10年度参加機関名
北海道立衛生研究所 北海道立衛生研究所
仙台市衛生研究所 札幌市衛生研究所
福島県衛生公害研究所 宮城県保健環境センター
新潟県保健環境科学研究所 仙台市衛生研究所
群馬県衛生環境研究所 福島県衛生公害研究所
栃木県保健環境センター 新潟県保健環境科学研究所
千葉市環境保健研究所 群馬県衛生環境研究所
東京都立衛生研究所 栃木県保健環境センター
神奈川県衛生研究所 千葉県衛生研究所
横浜市衛生研究所 千葉市環境保健研究所
長野県衛生公害研究所 東京都立衛生研究所
静岡市衛生試験所 神奈川県衛生研究所
石川県保健環境センター 横浜市衛生研究所
愛知県衛生研究所 川崎市衛生研究所
滋賀県立衛生環境センター 山梨県衛生公害研究所
大阪府立公衆衛生研究所 長野県衛生公害研究所
大阪市立環境科学研究所 静岡市衛生試験所
兵庫県立衛生研究所 石川県保健環境センター
尼崎市立衛生研究所 愛知県衛生研究所
奈良県衛生研究所 滋賀県立衛生環境センター
高知県衛生研究所 大阪府立公衆衛生研究所
福岡県保健環境研究所 大阪市環境科学研究所
北九州市環境科学研究所 兵庫県立衛生研究所
熊本市環境総合研究所 尼崎市立衛生研究所
佐賀県衛生研究所 奈良県衛生研究所
沖縄県衛生環境研究所 山口県衛生公害研究センター
  高知県衛生研究所
  北九州市環境科学研究所
  熊本市環境総合研究所
  宮崎県衛生環境研究所


表2 測定対象物質

  化学物質名

 

 

 

 

 

 

ヘキサン
ヘプタン
オクタン
ノナン
デカン
ウンデカン
ドデカン
トリデカン
テトラデカン
ペンタデカン
ヘキサデカン
2,4-ジメチルペンタン
2,2,4-トリメチルペンタン
 







 
 
ベンゼン
トルエン
エチルベンゼン
m,p-キシレン
o-キシレン
スチレン
1,3,5-トリメチルベンゼン
1,2,4-トリメチルベンゼン
1,2,3-トリメチルベンゼン
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン
テルペン類
 
α-ピネン
リモネン
 

 

 

 

 

ジクロロメタン *
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
クロロホルム
1,1,1-トリクロロエタン
1,2-ジクロロエタン
1,2-ジクロロプロパン
p-ジクロロベンゼン
四塩化炭素
クロロジブロモメタン
エステル

酢酸エチル
酢酸ブチル
アルコール類
 
エタノール *
n-ブタノール
 
アルデヒド
ケトン類
 
 
アセトン *
メチルエチルケトン
メチルイソブチルケトン
ノナナール
デカナール

*  平成10年度は測定せず。
** 既に指針値を策定済みのホルムアルデヒドは測定していない


表3 室内濃度(平成9年度)

物質名
 
最大値
(μg/m3
最小値
(μg/m3
平均値
(μg/m3
中央値
(μg/m3
ヘキサン 138.2 0.5 7.4 3.6
ヘプタン 427.0 0.4 7.7 2.0
オクタン 477.7 0.4 11.5 1.6
ノナン 590.5 0.4 20.9 3.3
デカン 572.3 0.4 23.1 4.2
ウンデカン 268.4 0.4 14.6 2.9
ドデカン 232.4 0.4 9.5 2.6
トリデカン 182.4 0.4 7.3 1.9
テトラデカン 75.0 0.4 5.7 2.8
ペンタデカン 42.0 0.4 2.0 0.5
ヘキサデカン 59.8 0.3 1.3 0.3
2,4-ジメチルペンタン 61.5 0.3 1.2 0.3
2,2,4-トリメチルペンタン 38.3 0.3 0.9 0.3
ベンゼン 65.8 0.4 5.9 3.1
トルエン 2375.0 0.3 93.3 26.9
エチルベンゼン 723.0 0.2 21.6 6.8
m,p-キシレン 717.0 0.2 26.7 9.6
o-キシレン 380.0 0.2 11.5 4.2
スチレン 183.8 0.1 4.5 0.6
1,3,5-トリメチルベンゼン 1085.6 0.1 9.6 1.3
1,2,4-トリメチルベンゼン 2988.6 0.1 29.0 4.1
1,2,3-トリメチルベンゼン 155.9 0.1 5.8 1.0
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン 122.4 0.1 1.5 0.1
α-ピネン 296.5 0.1 12.9 3.6
リモネン 690.8 0.1 26.5 6.1
ジクロロメタン 154.0 0.4 7.5 2.6
トリクロロエチレン 1864.4 0.2 7.9 0.2
テトラクロロエチレン 83.5 0.2 1.8 0.4
クロロホルム 154.8 0.4 2.1 0.4
1,1,1-トリクロロエタン 58.3 0.2 1.7 0.3
1,2-ジクロロエタン 61.0 0.2 1.2 0.2
1,2-ジクロロプロパン 37.4 0.2 1.1 0.2
p-ジクロロベンゼン 6058.7 0.3 128.4 12.3
四塩化炭素 283.5 0.4 3.6 0.4
クロロジブロモメタン 490.1 0.2 5.3 0.2
酢酸エチル 149.2 0.5 9.0 3.8
酢酸ブチル 441.9 0.3 10.3 2.1
アセトン 361.2 2.6 32.3 18.3
メチルエチルケトン 129.6 0.7 6.6 2.3
メチルイソブチルケトン 473.9 0.3 7.3 0.8
エタノール 2476.5 5.0 281.2 84.7
n-ブタノール 82.6 0.5 5.1 1.9
ノナナール 73.9 0.7 5.9 3.4
デカナール 46.6 0.7 3.1 1.0

* μgは100万分の1グラム


表4 室内濃度(平成10年度)

物質名
 
最大値
(μg/m3
最小値
(μg/m3
平均値
(μg/m3
中央値
(μg/m3
ヘキサン 97.5 0.100 7.0 2.9
ヘプタン 163.2 0.100 7.8 2.5
オクタン 257.7 0.085 12.7 1.8
ノナン 346.9 0.120 20.8 4.8
デカン 342.7 0.124 21.0 7.4
ウンデカン 228.6 0.138 13.0 4.6
ドデカン 141.6 0.099 10.2 4.8
トリデカン 453.1 0.007 13.1 5.7
テトラデカン 1114.8 0.036 18.7 4.4
ペンタデカン 316.3 0.027 5.3 1.4
ヘキサデカン 77.5 0.012 2.3 0.8
2,4-ジメチルペンタン 13.0 0.032 0.5 0.2
2,2,4-トリメチルペンタン 1095.6 0.022 7.1 0.2
ベンゼン 433.6 0.092 7.2 2.6
トルエン 3389.8 0.200 98.3 25.4
m,p-キシレン 424.8 0.200 24.3 10.2
o-キシレン 144.4 0.072 10.0 3.8
スチレン 132.6 0.002 4.9 0.2
1,2,3-トリメチルベンゼン 53.2 0.023 3.1 1.3
1,2,4-トリメチルベンゼン 577.2 0.069 12.8 4.8
1,3,5-トリメチルベンゼン 231.3 0.032 4.2 1.2
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン 16.8 0.004 0.7 0.2
エチルベンゼン 501.9 0.100 22.5 6.8
クロロホルム 12.8 0.033 1.0 0.3
1,1,1-トリクロロエタン 65.1 0.056 3.0 0.4
四塩化炭素 18.5 0.033 1.5 0.6
トリクロロエチレン 104.7 0.060 2.4 0.3
テトラクロロエチレン 43.4 0.034 1.9 0.3
1,2-ジクロロエタン 11.5 0.041 0.5 0.2
1,2-ジクロロプロパン 19.9 0.006 0.5 0.2
ジブロモクロロメタン 313.0 0.032 2.0 0.2
p-ジクロロベンゼン 2246.9 0.059 123.3 16.1
酢酸エチル 288.0 0.186 11.9 3.7
酢酸ブチル 340.9 0.018 11.7 1.9
ノナナール 421.2 0.176 15.8 6.8
デカナール 169.0 0.180 9.7 2.5
メチルエチルケトン 101.0 0.041 5.8 1.6
メチルイソブチルケトン 179.1 0.018 4.8 0.8
ブタノール 174.5 0.127 6.8 1.4
α-ピネン 2231.8 0.042 77.6 4.7
リモネン 554.8 0.200 42.1 12.8

* μgは100万分の1グラム


表5 室外濃度(平成9年度)

物質名
 
最大値
(μg/m3
最小値
(μg/m3
平均値
(μg/m3
中央値
(μg/m3
ヘキサン 14.3 0.5 2.2 1.4
ヘプタン 13.8 0.4 1.1 0.6
オクタン 14.0 0.4 0.8 0.4
ノナン 9.4 0.4 1.2 0.5
デカン 26.2 0.4 1.9 0.8
ウンデカン 7.4 0.4 1.1 0.6
ドデカン 38.7 0.4 1.1 0.4
トリデカン 48.2 0.4 1.4 0.4
テトラデカン 58.9 0.4 1.5 0.4
ペンタデカン 56.6 0.4 2.4 0.4
ヘキサデカン 85.2 0.3 3.6 0.3
2,4-ジメチルペンタン 4.2 0.3 0.4 0.3
2,2,4-トリメチルペンタン 9.6 0.3 0.5 0.3
ベンゼン 45.8 0.4 2.9 1.7
トルエン 536.7 0.3 20.3 8.5
エチルベンゼン 216.5 0.2 7.3 2.2
m,p-キシレン 79.4 0.2 4.7 2.7
o-キシレン 24.0 0.2 1.8 1.1
スチレン 3.4 0.1 0.3 0.1
1,3,5-トリメチルベンゼン 93.7 0.1 1.8 0.4
1,2,4-トリメチルベンゼン 34.8 0.1 2.5 1.1
1,2,3-トリメチルベンゼン 7.4 0.1 0.9 0.3
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン 20.2 0.1 0.4 0.1
α-ピネン 41.1 0.1 2.0 0.9
リモネン 80.5 0.1 2.6 0.1
ジクロロメタン 14.7 0.4 2.8 1.4
トリクロロエチレン 4.8 0.2 0.7 0.2
テトラクロロエチレン 4.7 0.2 0.5 0.2
クロロホルム 2.2 0.4 0.4 0.4
1,1,1-トリクロロエタン 1.6 0.2 0.3 0.2
1,2-ジクロロエタン 1.1 0.2 0.3 0.2
1,2-ジクロロプロパン 0.5 0.2 0.2 0.2
p-ジクロロベンゼン 44.3 0.3 2.7 1.0
四塩化炭素 47.7 0.4 1.5 0.4
クロロジブロモメタン 1.0 0.2 0.3 0.2
酢酸エチル 50.6 0.5 2.3 0.5
酢酸ブチル 24.7 0.3 1.3 0.3
アセトン 22.3 2.6 5.6 2.6
メチルエチルケトン 23.9 0.7 1.6 0.7
メチルイソブチルケトン 6.5 0.3 0.7 0.3
エタノール 18.3 5.0 6.2 5.0
n-ブタノール 9.1 0.5 0.8 0.5
ノナナール 28.8 0.7 1.5 0.7
デカナール 26.3 0.7 1.3 0.7

* μgは100万分の1グラム


表6 室外濃度(平成10年度)

物質名
 
最大値
(μg/m3
最小値
(μg/m3
平均値
(μg/m3
中央値
(μg/m3
ヘキサン 110.6 0.100 3.4 1.0
ヘプタン 25.8 0.065 0.9 0.3
オクタン 63.2 0.041 1.2 0.2
ノナン 62.4 0.082 2.2 0.8
デカン 109.0 0.036 3.5 0.9
ウンデカン 74.2 0.039 2.1 0.5
ドデカン 43.9 0.031 1.8 0.5
トリデカン 87.8 0.012 5.0 1.2
テトラデカン 56.5 0.002 2.1 0.7
ペンタデカン 5.1 0.004 0.4 0.2
ヘキサデカン 161.7 0.015 1.3 0.2
2,4-ジメチルペンタン 3.6 0.033 0.3 0.2
2,2,4-トリメチルペンタン 20.2 0.028 0.6 0.2
ベンゼン 45.8 0.013 3.3 2.0
トルエン 444.7 0.200 21.2 10.1
m,p-キシレン 65.9 0.032 4.3 2.3
o-キシレン 26.9 0.071 2.2 1.1
スチレン 6.7 0.001 0.2 0.1
1,2,3-トリメチルベンゼン 12.2 0.016 0.6 0.2
1,2,4-トリメチルベンゼン 31.8 0.051 2.4 1.3
1,3,5-トリメチルベンゼン 34.2 0.030 0.8 0.4
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン 3.5 0.003 0.2 0.1
エチルベンゼン 90.1 0.100 4.9 2.0
クロロホルム 8.2 0.008 0.4 0.2
1,1,1-トリクロロエタン 8.8 0.040 0.5 0.2
四塩化炭素 14.3 0.035 1.0 0.5
トリクロロエチレン 14.4 0.060 1.1 0.2
テトラクロロエチレン 10.8 0.040 0.7 0.2
1,2-ジクロロエタン 17.1 0.050 0.5 0.2
1,2-ジクロロプロパン 4.7 0.100 0.3 0.2
ジブロモクロロメタン 0.2 0.090 0.2 0.2
p-ジクロロベンゼン 129.3 0.042 4.9 1.4
酢酸エチル 44.0 0.097 2.8 0.4
酢酸ブチル 22.7 0.010 1.4 0.2
ノナナール 32.9 0.027 1.4 0.4
デカナール 106.1 0.116 2.7 0.4
メチルエチルケトン 30.3 0.030 1.6 0.4
メチルイソブチルケトン 20.5 0.009 1.0 0.2
ブタノール 42.4 0.009 0.9 0.2
α-ピネン 575.2 0.005 5.7 0.2
リモネン 23.4 0.004 1.1 0.2

* μgは100万分の1グラム


表7 個人暴露濃度(平成10年度)

物質名
 
最大値
(μg/m3
最小値
(μg/m3
平均値
(μg/m3
中央値
(μg/m3
ヘキサン 450.9 0.100 12.9 3.6
ヘプタン 100.0 0.100 7.6 2.6
オクタン 181.4 0.058 10.8 2.0
ノナン 293.9 0.107 17.8 4.9
デカン 368.8 0.189 19.0 7.4
ウンデカン 149.4 0.156 12.0 4.8
ドデカン 118.6 0.124 10.5 5.3
トリデカン 353.8 0.015 13.7 6.7
テトラデカン 483.3 0.046 15.4 5.5
ペンタデカン 133.9 0.033 4.4 1.9
ヘキサデカン 144.4 0.029 3.1 1.2
2,4-ジメチルペンタン 9.2 0.014 0.6 0.2
2,2,4-トリメチルペンタン 86.8 0.019 1.7 0.2
ベンゼン 167.8 0.200 6.9 3.3
トルエン 2534.5 0.200 110.8 34.2
m,p-キシレン 377.4 0.200 22.9 10.3
o-キシレン 112.7 0.068 10.3 4.6
スチレン 218.8 0.001 5.5 0.4
1,2,3-トリメチルベンゼン 43.2 0.010 3.1 1.3
1,2,4-トリメチルベンゼン 628.9 0.100 13.3 6.0
1,3,5-トリメチルベンゼン 276.2 0.035 4.9 1.5
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン 20.2 0.006 0.8 0.4
エチルベンゼン 352.4 0.095 21.2 7.6
クロロホルム 27.7 0.049 1.5 0.5
1,1,1-トリクロロエタン 122.9 0.042 3.2 0.7
四塩化炭素 15.0 0.028 1.3 0.7
トリクロロエチレン 28.0 0.100 1.8 0.4
テトラクロロエチレン 52.5 0.070 1.8 0.5
1,2-ジクロロエタン 75.0 0.050 0.8 0.2
1,2-ジクロロプロパン 17.1 0.008 0.6 0.2
ジブロモクロロメタン 2.1 0.031 0.2 0.2
p-ジクロロベンゼン 2782.7 0.068 170.7 23.3
酢酸エチル 233.8 0.200 13.3 4.5
酢酸ブチル 218.0 0.035 10.8 2.3
ノナナール 248.9 0.157 18.0 9.2
デカナール 130.3 0.182 9.2 3.5
メチルエチルケトン 64.2 0.077 5.4 2.1
メチルイソブチルケトン 74.5 0.015 4.5 0.9
ブタノール 168.5 0.058 8.4 2.1
α-ピネン 2239.6 0.099 92.5 5.0
リモネン 542.1 0.200 40.2 14.0

* μgは100万分の1グラム


表8 室内濃度・室外濃度・個人暴露濃度の比較(平成10年度)

物質名
 
 
室内濃度 室外濃度 個人暴露濃度  
I/O比
 
 
P/I比
 
平均値 最大値 平均値 最大値 平均値 最大値
(μg/m3 (μg/m3 (μg/m3 (μg/m3 (μg/m3 (μg/m3
ヘキサン
ヘプタン
オクタン
ノナン
デカン
ウンデカン
ドデカン
トリデカン
テトラデカン
ペンタデカン
ヘキサデカン
2,4-ジメチルペンタン
2,2,4-トリメチルペンタン
ベンゼン
トルエン
m,p-キシレン
o-キシレン
スチレン
1,2,3-トリメチルベンゼン
1,2,4-トリメチルベンゼン
1,3,5-トリメチルベンゼン
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン
エチルベンゼン
クロロホルム
1,1,1-トリクロロエタン
四塩化炭素
トリクロロエチレン
テトラクロロエチレン
1,2-ジクロロエタン
1,2-ジクロロプロパン
クロロジブロモメタン
p-ジクロロベンゼン
酢酸エチル
酢酸ブチル
ノナナール
デカナール
メチルエチルケトン
メチルイソブチルケトン
ブタノール
α-ピネン
リモネン
7.0
7.8
12.7
20.8
21.0
13.0
10.2
13.1
18.7
5.3
2.3
0.5
7.1
7.2
98.3
24.3
10.0
4.9
3.1
12.8
4.2
0.7
22.5
1.0
3.0
1.5
2.4
1.9
0.5
0.5
2.0
123.3
11.9
11.7
15.8
9.7
5.8
4.8
6.8
77.6
42.1
97.5
163.2
257.7
346.9
342.7
228.6
141.6
453.1
1114.8
316.3
77.5
13.0
1095.6
433.6
3389.8
424.8
144.4
132.6
53.2
577.2
231.3
16.8
501.9
12.8
65.1
18.5
104.7
43.4
11.5
19.9
313.0
2246.9
288.0
340.9
421.2
169.0
101.0
179.1
174.5
2231.8
554.8
3.4
0.9
1.2
2.2
3.5
2.1
1.8
5.0
2.1
0.4
1.3
0.3
0.6
3.3
21.2
4.3
2.2
0.2
0.6
2.4
0.8
0.2
4.9
0.4
0.5
1.0
1.1
0.7
0.5
0.3
0.2
4.9
2.8
1.4
1.4
2.7
1.6
1.0
0.9
5.7
1.1
110.6
25.8
63.2
62.4
109.0
74.2
43.9
87.8
56.5
5.1
161.7
3.6
20.2
45.8
444.7
65.9
26.9
6.7
12.2
31.8
34.2
3.5
90.1
8.2
8.8
14.3
14.4
10.8
17.1
4.7
0.2
129.3
44.0
22.7
32.9
106.1
30.3
20.5
42.4
575.2
23.4
12.9
7.6
10.8
17.8
19.0
12.0
10.5
13.7
15.4
4.4
3.1
0.6
1.7
6.9
110.8
22.9
10.3
5.5
3.1
13.3
4.9
0.8
21.2
1.5
3.2
1.3
1.8
1.8
0.8
0.6
0.2
170.7
13.3
10.8
18.0
9.2
5.4
4.5
8.4
92.5
40.2
450.9
100.0
181.4
293.9
368.8
149.4
118.6
353.8
483.3
133.9
144.4
9.2
86.8
167.8
2534.5
377.4
112.7
218.8
43.2
628.9
276.2
20.2
352.4
27.7
122.9
15.0
28.0
52.5
75.0
17.1
2.1
2782.7
233.8
218.0
248.9
130.3
64.2
74.5
168.5
2239.6
542.1
2.1
8.6
10.3
9.6
6.0
6.3
5.7
2.6
8.9
12.2
1.8
1.6
12.0
2.2
4.6
5.6
4.5
25.1
5.3
5.4
4.9
2.9
4.6
2.6
6.2
1.5
2.1
2.9
0.9
1.6
10.0
25.1
4.3
8.6
11.3
3.6
3.7
4.8
7.8
13.6
39.3
1.8
1.0
0.9
0.9
0.9
0.9
1.0
1.0
0.8
0.8
1.4
1.3
0.2
1.0
1.1
0.9
1.0
1.1
1.0
1.0
1.2
1.1
0.9
1.6
1.1
0.9
0.8
1.0
1.8
1.2
1.0
1.4
1.1
0.9
1.1
1.0
0.9
0.9
1.2
1.2
1.0

I/O比: 室内平均濃度/室外平均濃度比
この数値が大きい場合は、室内に主な発生源があるものと推測できる。
P/I比: 個人暴露平均濃度/室内平均濃度比
この数値が1を大幅に上回る場合には、室内以外での暴露の程度が大きいことが推測できる。


表9  諸外国の室内空気中の化学物質濃度

(μg/m3
  ヘキサン ヘプタン デカン ベンゼン ピネン
  WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
最小値         0*1     0.39*1     0.21*1     1.05*1  
中央値 10   3.6,2.9 5 1.02*1 2.0,2.5 10 2.25*1,0.28*2 4.2,7.4 10 3.11*1,3.14*2 3.1,2.6   7.7*1,0.23*2 3.6,4.7
最大値                     38.55*1     36.41*1  


  1,1,1-トリクロロエタン テトラクロロエチレン トルエン キシレン p-ジクロロベンゼン
 
 
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
WHO
報告
諸外国の
研究報告例
日本
本調査
最小値   0*1     0*1     0.6*1     2.04*1     0*1  
中央値 5 1.03*1 0.3,0.4 5 0.3*1,0.74*2 0.4,0.3 65 20.22*1,1.66*2 26.9,25.4 25 7.57*1 4.2+9.6,3.8+10.2 5 0.08*1,0.28*2 12.3,16.1
最大値   7.76*1     5.65*1     70.36*1     28.63*1     8.94*1  

*1:Kostiainen
*2:Shaha et al.
「WHO報告」:WHOワーキンググループによる報告(1989)
「日本本調査」:今回調査の平成9年度及び平成10年度の中央値を示す。


表10 室内濃度と個人暴露濃度の相関関係

物質名 相関係数 例数 P値
ヘキサン 0.247 183 0.0007
ヘプタン 0.806 186 <.0001
オクタン 0.839 192 <.0001
ノナン 0.806 191 <.0001
デカン 0.872 192 <.0001
ウンデカン 0.841 192 <.0001
ドデカン 0.841 185 <.0001
トリデカン 0.915 186 <.0001
テトラデカン 0.948 189 <.0001
ペンタデカン 0.919 184 <.0001
ヘキサデカン 0.781 183 <.0001
2,4-ジメチルペンタン 0.678 180 <.0001
2,2,4-トリメチルペンタン 0.002 175 0.9779
ベンゼン 0.905 193 <.0001
トルエン 0.792 193 <.0001
m,p-キシレン 0.922 192 <.0001
o-キシレン 0.884 194 <.0001
スチレン 0.899 178 <.0001
1,2,3-トリメチルベンゼン 0.671 189 <.0001
1,2,4-トリメチルベンゼン 0.967 192 <.0001
1,3,5-トリメチルベンゼン 0.960 184 <.0001
1,2,4,5-テトラメチルベンゼン 0.366 171 <.0001
エチルベンゼン 0.906 196 <.0001
クロロホルム 0.663 184 <.0001
1,1,1-トリクロロエタン 0.770 185 <.0001
四塩化炭素 0.706 194 <.0001
トリクロロエチレン 0.404 178 <.0001
テトラクロロエチレン 0.287 184 <.0001
1,2-ジクロロエタン 0.073 179 0.3321
1,2-ジクロロプロパン 0.929 175 <.0001
ジブロモクロロメタン 0.778 175 <.0001
p-ジクロロベンゼン 0.753 196 <.0001
酢酸エチル 0.722 177 <.0001
酢酸ブチル 0.790 187 <.0001
ノナナール 0.776 187 <.0001
デカナール 0.893 177 <.0001
メチルエチルケトン 0.621 155 <.0001
メチルイソブチルケトン 0.415 189 <.0001
ブタノール 0.691 183 <.0001
α-ピネン 0.691 194 <.0001
リモネン 0.805 194 <.0001

「相関」:値が大きくなると、室内濃度と個人暴露濃度との相関関係が高いことを示す。
「P値」:値が小さくなると、室内濃度と個人暴露濃度との相関関係が高いことを示す。



図

図

図3 室内濃度及び個人暴露濃度の分布(平成10年度トルエン・p-ジクロロベンゼン)

図

図

図

図5 室内濃度と個人暴露濃度との関係(平成10年度)
図

図

図

図

図

図

図


(参考資料)

−ヘキサン、へプタン、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、 テトラデカン、ペンタデカン、ヘキサデカン、2,4-ジメチルペンタン:

工業用原料、溶剤等。
−ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、m,p-キシレン、o-キシレン、スチレン、1,3,5-トリメ チルベンゼン、1,2,4-トリメチルベンゼン、1,2,3-トリメチルベンゼン、1,2,4,5-テトラメチル ベンゼン:
工業用原料、溶剤等
−α-ピネン:木材等に含まれる天然成分テルペン類の1種
−リモネン:香料成分。
−ジクロロメタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、クロロホルム、1,1,1,-トリ クロロエタン、1,2-ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロジブロモメタン:
工業用原料、溶剤等
−p-ジクロロベンゼン:防虫剤・消臭剤
−酢酸エチル、酢酸ブチル:工業用原料、溶剤
−エタノール:工業用原料、溶剤、飲料等
−n-ブタノール:工業用原料、溶剤等
−アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ノナナール、デカナール:
溶剤等

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