・ | 政策医療ネットワークについては、平成14年度には、全国レベルの会議を16回、ブロックレベルの会議を36回開催するとともに、がん、循環器病、エイズ、腎疾患、肝疾患分野に加えて、免疫異常の分野についても政策医療ネットワーク支援システムを導入し、実施体制の整備が進んだところ。 |
・ | 平成14年度における政策医療の診療機能に関しては、入院患者数については、政策医療分野の対象疾患入院患者数が52,054人(H14・11・20現在)と、全体の90.9%となっている。病院、療養所等別に見ると、病院84.8%、療養所95.1%、国立高度専門医療センター95.0%であり、療養所の方が政策医療患者の割合がより高くなっている。なお、平成13年度の政策医療患者の割合は、全体88.9%、病院82.2%、療養所94.4%、国立高度専門医療センター85.0%であり、引き続き政策医療患者の割合が高くなっている。 |
・ | また、政策医療の研究機能については、平成14年度に5か所増設して52か所となった臨床研究センター及び臨床研究部において臨床研究を実施しており、平成10年度以降の研究論文数で見ると、H10:2,129件、H11:2,259件、H12:2,687件、H13:2,577件と伸びを示してきたところ、平成14年度は3,158件と、大幅に増加している。 |
・ | 以上のことから、政策医療ネットワーク及び臨床研究機能が強化され、政策医療の実施体制の整備が進んだといえる。このことは、政策医療患者の割合及び研究論文数が増加したことからも裏付けられる。 |