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(1−10−I)
実績評価書
平成15年10月

政策体系 番号  
基本目標  安心・信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること
施策目標 10  患者の多様なニーズ等に対応した医療関連サービスの提供を促進すること
I  患者の多様なニーズや医療機関経営上のニーズに対応した医療関連サービスの適切な提供を促進すること
担当部局・課 主管部局・課 医政局経済課医療関連サービス室
関係部局・課 なし


1.施策目標に関する実績の状況

実績目標1  多様なサービスを提供する事業者の医療関連サービス市場への参入促進を図ること
(実績目標を達成するための手段の概要)
 医療関連サービス事業の委託に関する法令の整備等を行い、患者の多様なニーズ等に対応した医療関連サービスの適切な提供を促進する。
(評価指標) H10 H11 H12 H13 H14
市場規模(施設数) 19,712
業者数(社) 5,062 5,198 5,389 5,592 5,695
(備考)
 市場規模は、3年毎に行う「医療施設調査(静態・動態)」における給食(患者用)、滅菌(治療用具)、保守点検(医療機器)、清掃の各業務毎の委託している病院数の合計に(H8は18,581)。
 業者数は、これら事業者の都道府県登録数、医療関連サービス事業者関連団体の会員数等によっている。


2.評価

(1) 現状分析
現状分析
 医療関連サービス事業の受託事業者数は毎年増加していることから、事業者間の競争が年々激化していると考えられ、それに伴い、多様で効率的な医療関連サービスが提供されていると考えられる。
 医療機関における業務の見直しや医療関連サービス事業の受託事業者の増加傾向により、今後も、医療関連サービス事業の業務委託は進むものと考えられる。

(2) 評価結果
政策手段の有効性の評価
 医療関連サービス事業の業務委託については原則として、医療機関の判断により自由に行えることとしており、特に医師等の診療等に著しい影響を与える業務についてのみ、そのサービスの質の確保を図るため、法令に基づき、必要最小限の規制を行っているところであり、患者の多様なニーズ等に対応したサービスを適切に提供できる事業者の市場参入促進を図る上で有効である。
政策手段の効率性の評価
 医療関連サービス事業の業務委託については、特に医師等の診療等に著しい影響を与える業務についてのみ、そのサービスの質の確保を図るため、法令に基づき、必要最小限の規制を行っているところであり、提供されるサービスの質が確保されている多くの事業者による競争を通じ、患者の多様なニーズ等に対応した医療関連サービスが効率的に提供される。
総合的な評価
 近年、医療関連サービスが民間事業者によって提供され、その事業者数も毎年増加していることから、事業者間の競争を通じ多様で効率的な医療関連サービスが提供されていると考えられ、施策目標の達成に向けて進展があったと認められる。今後とも医療機関や患者のニーズの高度化等に対応しつつ、医療関連サービス事業の業務委託の更なる進展を図るため、引き続き施策を推進する必要がある。
評価結果分類 分析分類
(3) (2)


3.政策への反映方針

 医療関連サービス事業の業務委託の増加等により、多様で効率的なサービスの適切な提供が行われていると考えられるが、今後の更なる進展のため、現行の施策を引き続き実施していく。
反映分類
(3)


4.特記事項

(1)学識経験を有する者の知見の活用に関する事項
 「医療関連サービスに関する勉強会」を本年3月に開催し、治験におけるSMO(治験施設支援機関)業務について、学識経験者等から意見を聴取した。

(2)各種政府決定との関係及び遵守状況
 なし

(3)総務省による行政評価・監視等の状況
 なし

(4)国会による決議等の状況
 なし

(5)会計検査院による指摘
 なし


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