政策体系 | 番号 | |
基本目標 | 1 | 安心・信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること |
施策目標 | 10 | 患者の多様なニーズ等に対応した医療関連サービスの提供を促進すること |
I | 患者の多様なニーズや医療機関経営上のニーズに対応した医療関連サービスの適切な提供を促進すること | |
担当部局・課 | 主管課 | 医政局経済課医療関連サービス室 |
関係課 |
1.施策目標に関する実績の状況
実績目標1 | 多様なサービスを提供する事業者の医療関連サービス市場への参入促進を図ること | |||||
(実績目標を達成するための手段の概要) 医療関連サービスの多様かつ適切な提供を促進するため、医療関連サービス関係規定の整備等により、医療関連サービス事業者の参入促進を図る。 |
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(評価指標) | H9 | H10 | H11 | H12 | H13 | |
市場規模(単位:施設数) | − | − | 19,712 | − | − | |
業者数(単位:社) | 4,997 | 5,062 | 5,198 | 5,389 | 5,592 | |
(備考) 市場規模は、3年毎に行う「医療施設調査(静態・動態)」における給食(患者用)、滅菌(治療用具)、保守点検(医療機器)、清掃の各業務毎の委託している病院数の合計による(H8 18,581) 業者数は、主な事業毎の都道府県登録数、医療関連サービス事業者関連団体の会員数等による |
2.評価
(1) 実績目標の達成状況の評価
実績目標1 | 多様なサービスを提供する事業者の医療関連サービス市場への参入促進を図ること | |
有効性 | 医療機関の業務のうち、医師等の診療等に著しい影響を与える業務については、質の確保を図るための規定を整備し、それ以外の業務については、医療機関の判断により原則自由に委託できることとしているため、医療関連サービス事業者が参入しやすい状況となっている。 |
(2) 施策目標の達成状況と総合的な評価
現状分析 | 医療関連サービス事業の委託については、受託事業者数が増加していることから、事業者間の競争により、多様かつ効率的な医療関連サービスが提供されていると考えられる。 医療機関の業務の見直しや事業者の増加傾向により、今後も委託は進むものと考えられる。 |
施策手段の適正性の評価 | 医療機関の行う業務を代行又は支援するサービスが民間事業者によって提供されているが、これらの業務は、医療機関の判断により原則自由に委託できることから、事業者間の競争により多様かつ効率的な医療機関サービスが提供されるため、医療機関や国民のニーズに応えるものとして有意義なものと考えられる。 しかし、この中には患者の身体や生命に深く関わる業務があることから、医師等の診療等に著しい影響を与えるものとして八つの業務を定め、これらの業務を委託する際の基準を設けることにより、提供されるサービスの質の確保を図っている。 このように、現行施策は概ね適正に機能していると考えられる。 |
総合的な評価 | 近年、医療機関の行う業務を代行又は支援するサービスが民間事業者によって提供されており、これらの受託事業者が増加していることから、事業者間の競争により多様かつ効率的な医療関連サービスが提供されていると考えられるが、今後の医療機関や国民のニーズの変化・高度化に対応しつつ、委託の更なる進展を図るべく引き続き施策を進める必要がある。 |
3.政策への反映方針
委託の増加等により多様で効率的な医療関連サービスの適切な提供は進展していると考えられるが、今後の更なる進展のため、引き続き事業者の資質の維持・向上を図りつつ、事業者の医療関連サービス市場への参入を促進する必要がある。 |
4.特記事項
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