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III 薬効分類別にみた薬剤使用状況(入院・入院外)

 入院の全薬剤における薬効分類別薬剤点数の構成割合をみると、一般医療、老人医療とも「抗生物質製剤」の割合が最も多く、それぞれ14.3%、18.3%であり、次いで「生物学的製剤」が、それぞれ12.9%、10.5%となっている。
入院外では一般医療は「ホルモン剤」が7.9%、老人医療では「循環器官用薬」が9.7%と多く、次いで一般医療、老人医療とも「その他の代謝性医薬品」がそれぞれ6.5%、7.4%となっている。(表8)

表8 一般医療-老人医療別にみた薬効分類別薬剤点数の構成割合

(単位:%) (平成12年6月審査分)
  総  数 一般医療 老人医療
総  数 0〜14歳  15〜39歳  40〜69歳  総  数  70〜79歳  80歳以上 
  入             院
総  数  100.0 (100.0) 100.0 (100.0) 100.0 100.0 100.0 100.0 (100.0) 100.0 100.0
 中枢神経系用薬  4.3 (4.1) 5.7 (5.3) 5.9 6.7 5.5 2.9 (2.6) 3.6 1.8
 循環器官用薬  6.5 (7.2) 4.5 (5.3) 2.2 1.9 5.3 8.5 (9.5) 7.8 9.7
 ホルモン剤  1.6 (1.6) 1.8 (1.6) 1.5 2.7 1.6 1.5 (1.5) 1.6 1.3
 外皮用薬  1.5 (1.7) 1.2 (1.2) 0.9 1.2 1.2 1.8 (2.2) 1.7 1.9
 滋養強壮薬  6.0 (5.8) 4.8 (4.7) 2.6 3.8 5.2 7.2 (7.3) 5.9 9.1
 血液・体液用薬  9.1 (9.1) 9.5 (9.6) 9.8 8.7 9.6 8.7 (8.4) 8.3 9.2
 その他の代謝性
 医薬品 
7.1 (7.2) 6.0 (6.6) 2.4 4.1 6.7 8.2 (7.8) 8.4 7.8
 抗生物質製剤  16.3 (17.2) 14.3 (15.2) 27.0 21.4 11.8 18.3 (19.7) 15.9 22.1
 生物学的製剤  11.7 (10.7) 12.9 (13.0) 19.1 13.1 12.3 10.5 (8.0) 11.3 9.3
 診断用薬  6.1 (5.6) 7.1 (6.4) 2.9 4.8 7.9 5.2 (4.6) 6.7 2.7
 その他の薬効  22.5 (22.4) 25.0 (24.5) 21.0 25.0 25.4 19.9 (19.8) 21.4 17.5
 薬剤名無記載  7.2 (7.5) 7.1 (6.6) 4.7 6.6 7.4 7.4 (8.6) 7.3 7.5
  入      院      外
総  数  100.0 (100.0) 100.0 (100.0) 100.0 100.0 100.0 100.0 (100.0) 100.0 100.0
 中枢神経系用薬  3.3 (3.0) 2.7 (2.6) 0.6 4.0 2.7 4.1 (3.6) 3.9 4.7
 循環器官用薬  7.5 (8.6) 6.1 (7.6) 0.0 1.2 8.0 9.7 (10.4) 9.7 9.9
 ホルモン剤  6.3 (5.2) 7.9 (6.0) 28.9 9.4 4.8 3.8 (3.9) 3.5 4.5
 外皮用薬  4.6 (4.3) 4.1 (3.9) 3.5 5.8 3.8 5.4 (4.9) 5.4 5.4
 滋養強壮薬  0.8 (1.1) 0.7 (1.0) 1.1 0.5 0.6 1.1 (1.1) 1.0 1.2
 血液・体液用薬  3.0 (3.1) 2.2 (2.4) 0.9 1.5 2.5 4.3 (4.3) 4.2 4.5
 その他の代謝性
 医薬品 
6.9 (7.8) 6.5 (7.6) 9.9 3.4 6.7 7.4 (8.1) 7.6 7.0
 抗生物質製剤  3.4 (3.6) 4.7 (4.9) 17.2 8.7 2.1 1.3 (1.5) 1.4 1.2
 生物学的製剤  1.5 (1.3) 2.3 (1.9) 2.1 3.6 2.1 0.2 (0.4) 0.3 0.1
 診断用薬  1.9 (2.1) 2.1 (2.3) 0.2 2.1 2.4 1.6 (1.7) 1.7 1.3
 その他の薬効  18.2 (19.3) 19.1 (19.9) 14.4 26.4 18.2 16.7 (18.2) 17.1 15.6
 薬剤名無記載  42.7 (40.7) 41.5 (39.9) 21.3 33.4 46.1 44.4 (41.9) 44.3 44.8
注: 1 薬剤が出現する明細書(ただし「処方せん料」を算定している明細書及び「投薬」「注射」を包括した
診療行為が出現する明細書は除く。)を集計の対象としている。
2 年齢階級の「70〜79歳」には、「65〜69歳」で老人保健法の適用を受ける者を含めている。
3 「その他の薬効」には、上記分類以外の感覚器官用薬、消化器官用薬、腫瘍用薬、化学療法剤及び
放射性医薬品等の分類を含んでいる。
4 「血液・体液用薬」は生理食塩液等を指すもので、血液製剤は「生物学的製剤」に分類される。
5 全薬剤点数に占める入院の割合は27.3%、入院外の割合は72.7%であり、約1:3の比率となっている。
6 ( )内は、平成11年6月審査分

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