II  薬剤の使用状況
 1  薬剤料の比率

医科総点数に薬局調剤分を合算して求めた薬剤料の割合は、総数29.0%、入院10.9%、入院外36.6%となっており、そのうち、「投薬」及び「注射」で使用された薬剤料の割合は、それぞれ、27.3%、9.1%、34.9%となっている。

前年と比較すると、医科総点数に薬局調剤分を合算して求めた薬剤料の割合は、総数では0.4ポイント上昇、入院では0.3ポイント低下しており、入院外では0.06ポイント上昇している。(表15、図17)


表15  入院−入院外別にみた医科(薬局調剤分を含む)の薬剤料の比率の年次推移

(単位:%) (各年6月審査分)
  平成15年
(2003)
16
(2004)
17
(2005)
18
(2006)
19
(2007)





調





  総                 数
薬剤料 27.6 27.5 28.7 28.6 29.0
投薬・注射 25.5 25.3 26.8 26.9 27.3
投薬 20.6 20.7 21.7 22.5 22.7
注射 4.9 4.6 5.1 4.4 4.5
その他 2.1 2.2 1.9 1.7 1.8
  入                 院
薬剤料 12.0 11.3 12.3 11.2 10.9
投薬・注射 9.8 9.4 10.4 9.4 9.1
投薬 2.6 2.5 2.5 2.6 2.6
注射 7.1 6.9 7.9 6.9 6.6
その他 2.2 2.0 1.9 1.8 1.8
  入        院        外
薬剤料 36.6 35.8 37.0 36.6 36.6
投薬・注射 34.6 33.5 35.1 34.9 34.9
投薬 30.9 30.1 31.5 31.6 31.1
注射 3.7 3.4 3.6 3.3 3.7
その他 2.0 2.3 1.9 1.7 1.8
注:1) 比率は、「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書及びDPCに係る明細書のみ除外し、薬局調剤分の総点数、薬剤料(内服薬及び外用薬を「投薬」、注射薬を「注射」)を合算した割合である。
2) 「薬剤料」とは、総点数に占める「投薬」「注射」及びその他の診療行為の中の薬剤点数の割合である。
3) 「その他」とは、総点数に占める、「在宅医療」「検査」「画像診断」「リハビリテーション」「精神科専門療法」「処置」「手術」及び「麻酔」の中で使用された薬剤点数の割合である。
4) 入院時食事療養費等(円)は、点数換算(入院時食事療養費等÷10)して総点数に含めている。
5) 医科−歯科−薬局調剤別にみた薬剤料の比率は、統計表第13表に掲載している。


図17  入院 - 入院外別にみた医科(薬局調剤分を含む)の薬剤料の比率の年次推移

(各年6月審査分)
図17 入院 - 入院外別にみた医科(薬局調剤分を含む)の薬剤料の比率の年次推移


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