5  薬効分類別にみた薬剤の使用状況
 薬効分類別薬剤点数の構成割合をみると、入院では「抗生物質製剤」が最も多く、次いで「生物学的製剤」、「腫瘍用薬」の順となっている。院内処方では「循環器官用薬」が最も多く、次いで「その他の代謝性医薬品」が多く、院外処方では「循環器官用薬」が最も多く、次いで「中枢神経系用薬」が多い。(表18、図19)

表18  入院 - 院内処方 − 院外処方別にみた薬効分類別薬剤点数の構成割合

(単位:%) (各年6月審査分)
  入     院 院内処方
(入院外)
院外処方
(薬局調剤)
平成18年 平成17年 平成18年 平成17年 平成18年 平成17年
総数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
中枢神経系用薬 9.0 8.5 8.4 7.3 10.4 9.6
感覚器官用薬 1.6 1.2 3.2 3.0 4.4 4.7
循環器官用薬 7.3 6.9 23.8 24.4 26.6 26.7
呼吸器官用薬 1.0 0.9 2.4 2.1 3.4 3.4
消化器官用薬 5.3 5.1 7.8 8.0 9.5 9.6
ホルモン剤 1.6 1.6 6.3 6.1 2.2 2.0
泌尿生殖器官及び肛門用薬 1.0 0.7 2.2 2.2 2.2 2.6
外皮用薬 1.0 1.1 4.3 4.4 4.5 4.7
血液・体液用薬 9.0 8.5 3.9 3.7 5.0 5.2
その他の代謝性医薬品 6.5 7.6 8.7 10.8 8.0 7.8
腫瘍用薬 9.9 9.0 5.0 4.5 4.5 4.5
アレルギー用薬 0.4 0.3 4.0 4.2 5.6 6.0
抗生物質製剤 14.8 15.3 3.0 3.0 3.4 3.2
化学療法剤 3.4 4.1 3.2 3.5 3.6 3.5
生物学的製剤 11.4 11.7 1.8 2.0 0.6 -
その他の薬効 16.9 17.4 9.4 8.0 6.3 6.5

注:1)  入院及び院内処方は、「薬剤」の出現する明細書(ただし、「処方せん料」を算定している明細書、「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書及びDPCに係る明細書は除く。)を集計の対象としている。
2)  「総数」には、薬剤名無記載を含む。
3)  「血液・体液用薬」は、生理食塩液等を指す。
4)  「その他の薬効」には、上記分類以外の「ビタミン剤」、「滋養強壮薬」等の分類を含む。


図19  入院 - 院内処方 - 院外処方別にみた薬効分類別薬剤点数の割合
  (平成18年6月審査分)



図19 入院 - 院内処方  - 院外処方別にみた薬効分類別薬剤点数の割合
注:1)  入院及び院内処方は、「薬剤」の出現する明細書(ただし、「処方せん料」を算定している明細書、「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書及びDPCに係る明細書は除く。)を集計の対象としている。
2)  「血液・体液用薬」は、生理食塩液等を指す。
3)  「その他の薬効」には、上記分類以外の「ビタミン剤」、「滋養強壮薬」等の分類を含む。

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