５ 　薬効分類別にみた薬剤使用の状況（入院・入院外）
　一般医療、老人医療別にみた薬効分類別薬剤点数の構成割合は、入院では一般医療、老人医療とも「抗生物質製剤」が最も多く、それぞれ12.9％、18.5％、入院外では一般医療、老人医療とも「循環器官用薬」が最も多く、それぞれ21.1％、27.4％となっている。（表１７）
　入院で「抗生物質製剤」を年齢階級別にみると、「70〜79歳」が28.5%、「80歳以上」が32.2%となっている。入院外で「循環器用薬」を年齢階級別にみると、「40〜69歳」が48.5%、「70〜79歳」が33.7%となっている。（表１８）

表１７ 　一般医療−老人医療別にみた薬効分類別薬剤点数の構成割合
（単位：％） （平成１６年６月審査分）
　 入院 入院外
総数 一般医療 老人医療 後発医薬品
（再掲）		 総数 一般医療 老人医療 後発医薬品
（再掲）
総数 100.0 (100.0) 100.0 (100.0) 100.0 (100.0) 100.0 100.0 (100.0) 100.0 (100.0) 100.0 (100.0) 100.0
中枢神経系用薬 9.7 (8.0) 11.5 (9.0) 7.9 (7.1) 5.3 8.0 (7.2) 8.6 (7.4) 7.2 (6.9) 7.0
感覚器官用薬 1.7 (1.8) 1.2 (1.2) 2.1 (2.4) 9.1 3.1 (3.0) 2.7 (2.6) 3.7 (3.6) 6.2
循環器官用薬 8.3 (7.9) 6.0 (5.6) 10.7 (10.1) 10.4 23.6 (23.7) 21.1 (21.0) 27.4 (27.4) 22.9
呼吸器官用薬 0.9 (1.0) 0.7 (0.9) 1.0 (1.0) 0.7 2.3 (2.5) 2.7 (2.9) 1.6 (1.9) 3.5
消化器官用薬 4.9 (5.0) 5.5 (5.6) 4.3 (4.4) 5.6 8.1 (8.2) 7.4 (7.4) 9.2 (9.3) 12.6
ホルモン剤 1.4 (1.8) 1.6 (1.8) 1.3 (1.7) 1.5 4.6 (5.3) 5.1 (5.9) 4.0 (4.5) 2.5
外皮用薬 1.1 (1.1) 0.9 (0.9) 1.4 (1.4) 2.0 4.2 (4.0) 3.8 (3.6) 4.8 (4.5) 6.3
滋養強壮薬 6.1 (6.0) 4.3 (4.7) 7.9 (7.1) 2.9 1.4 (0.8) 1.4 (0.7) 1.3 (1.0) 0.8
血液・体液用薬 8.4 (8.7) 8.1 (8.9) 8.7 (8.4) 22.7 3.7 (3.6) 2.9 (2.8) 5.0 (4.7) 6.0
その他の代謝性医薬品 7.6 (6.9) 6.8 (6.5) 8.5 (7.4) 8.7 9.6 (10.4) 8.3 (9.7) 11.6 (11.4) 6.0
腫瘍用薬 6.8 (7.7) 10.6 (11.5) 3.1 (4.2) 0.3 5.3 (4.3) 5.4 (4.8) 5.0 (3.6) 0.6
アレルギー用薬 0.4 (0.4) 0.3 (0.4) 0.4 (0.4) 0.2 3.7 (4.0) 4.5 (4.9) 2.3 (2.7) 5.5
抗生物質製剤 15.7 (15.9) 12.9 (13.4) 18.5 (18.3) 14.8 3.0 (3.7) 4.2 (5.3) 1.1 (1.4) 1.8
化学療法剤 3.1 (3.4) 3.1 (3.1) 3.1 (3.8) 3.5 2.9 (3.4) 3.8 (4.5) 1.5 (1.8) 2.5
生物学的製剤 10.2 (9.1) 11.1 (9.8) 9.2 (8.4) - 2.9 (2.5) 4.5 (4.1) 0.4 (0.4) -
その他の薬効 13.5 (15.2) 15.3 (16.7) 11.8 (13.9) 12.4 10.8 (10.8) 10.8 (10.0) 10.9 (11.8) 15.7
注：
１） 薬剤の出現する明細書（ただし「処方せん料」を算定している明細書、「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書及びＤＰＣに係る明細書は除く。）を集計の対象としている。
２） 「総数」には、薬剤名無記載を含む。
３） （　）内は平成１５年６月審査分
４） 「血液・体液用薬」は、生理食塩液等を指す。
５） 「生物学的製剤」は、血液製剤等を指す。
６） 「その他の薬効」には、上記分類以外の「ビタミン剤」、「泌尿生殖器官及び肛門用薬」等の分類を含んでいる。

表１８ 　主な薬効分類別にみた年齢階級別薬剤点数の構成割合
（単位：％） （平成１６年６月審査分）
　 入院 入院外
年齢階級 後発医薬品
（再掲）		 年齢階級 後発医薬品
（再掲）
総数 0〜14歳 15〜39歳 40〜69歳 70〜79歳 80歳以上 総数 0〜14歳 15〜39歳 40〜69歳 70〜79歳 80歳以上
中枢神経系用薬 100.0 1.0 12.3 43.6 25.8 17.3 3.2 100.0 1.1 19.0 41.7 23.3 14.9 6.3
感覚器官用薬 100.0 0.5 1.8 27.1 43.8 26.8 32.5 100.0 5.3 9.3 34.7 32.1 18.6 14.7
循環器官用薬 100.0 0.4 2.1 31.2 34.3 32.1 7.4 100.0 0.0 1.5 48.5 33.7 16.4 7.0
呼吸器官用薬 100.0 10.6 5.4 24.5 31.0 28.5 4.8 100.0 19.3 15.8 34.4 20.7 9.8 11.2
消化器官用薬 100.0 0.9 7.9 45.6 26.3 19.3 6.7 100.0 0.8 7.2 43.8 32.6 15.6 11.2
ホルモン剤 100.0 2.1 11.4 38.5 29.8 18.3 6.0 100.0 19.8 13.7 29.6 24.0 12.9 4.0
外皮用薬 100.0 1.5 5.3 32.2 26.0 34.9 10.2 100.0 3.6 11.4 35.4 33.6 16.0 11.0
滋養強壮薬 100.0 0.8 4.5 27.6 31.5 35.6 2.8 100.0 3.2 13.3 45.2 22.4 16.0 4.3
血液・体液用薬 100.0 2.6 6.3 37.6 29.0 24.6 15.9 100.0 3.2 4.0 37.8 35.3 19.7 11.7
その他の代謝性医薬品 100.0 0.3 2.9 41.8 31.4 23.6 6.7 100.0 1.0 3.9 48.1 31.5 15.5 4.6
腫瘍用薬 100.0 0.4 3.5 66.6 24.7 4.8 0.3 100.0 0.2 2.0 59.6 31.6 6.7 0.8
アレルギー用薬 100.0 5.2 10.1 30.2 28.6 25.9 2.4 100.0 11.0 22.6 38.9 18.6 8.8 10.9
抗生物質製剤 100.0 3.9 8.3 27.1 28.5 32.2 5.5 100.0 27.3 26.3 29.6 11.7 5.2 4.3
化学療法剤 100.0 1.5 10.3 36.1 26.9 25.1 6.7 100.0 2.7 28.3 44.9 16.9 7.2 6.3
生物学的製剤 100.0 4.0 9.3 38.3 26.1 22.3 - 100.0 8.3 5.9 78.4 6.4 0.9 -
注：
１） 薬剤の出現する明細書（ただし「処方せん料」を算定している明細書、「投薬」「注射」を包括した診療行為が出現する明細書及びＤＰＣに係る明細書は除く。）を集計の対象としている。
２） 「総数」には、年齢不詳を含む。
３） 「血液・体液用薬」は、生理食塩液等を指す。
４） 「生物学的製剤」は、血液製剤等を指す。
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