(6) 救急の状況
 患者の救急の状況をみると、入院患者のうち入院の際に救急であった者は19万7千人(入院患者の13.4%)、外来患者のうち救急であった者は5万7千人(外来患者の1.0%)となっている。
 これを施設の種類別にみると、入院患者では病院19万4千人、一般診療所3千人、外来患者では病院4万7千人、一般診療所1万人となっている。
 施設の種類別に救急の状況をみると、病院の入院患者では「救急車により搬送」12万1千人(病院入院患者の8.7%)、「救急外来を受診」9万1千人(同6.6%)、「診療時間外の受診」8万8千人(同6.3%)となっており、一般診療所の入院患者では「救急車により搬送」2千人(一般診療所入院患者の2.4%)、「診療時間外の受診」2千人(同2.3%)となっている。
 また、病院の外来患者では「救急車により搬送」1万5千人(病院外来患者の0.8%)、「救急外来を受診」2万6千人(同1.4%)、「診療時間外の受診」2万8千人(同1.5%)となっており、一般診療所の外来患者では「救急車により搬送」2千人(一般診療所外来患者の0.1%)、「救急外来を受診」3千人(同0.1%)、「診療時間外の受診」7千人(同0.2%)となっている。(表7)

表7  施設の種類別にみた救急の状況(複数回答)

平成17年10月
  総数
推計患者数
(千人)
救急(複数回答) 救急以外
総数(千人) 救急車に
より搬送
救急外来
を受診
診療時間外
の受診
  構成割合   構成割合   構成割合   構成割合   構成割合   構成割合
入院 1 462.8 100.0% 196.7 13.4%
(100.0%)
122.3 8.4%
(62.2%)
91.2 6.2%
(46.4%)
89.1 6.1%
(45.3%)
1 266.1 86.6%
 病院 1 391.6 100.0% 193.6 13.9%
(100.0%)
120.6 8.7%
(62.3%)
91.2 6.6%
(47.1%)
87.5 6.3%
(45.2%)
1 198.0 86.1%
 一般診療所 71.2 100.0% 3.1 4.3%
(100.0%)
1.7 2.4%
(56.0%)
0.0 0.1%
(1.5%)
1.6 2.3%
(52.6%)
68.1 95.7%
                         
外来 5 815.2 100.0% 57.4 1.0%
(100.0%)
16.8 0.3%
(29.2%)
28.9 0.5%
(50.3%)
35.2 0.6%
(61.2%)
5 757.8 99.0%
 病院 1 866.4 100.0% 47.1 2.5%
(100.0%)
14.7 0.8%
(31.1%)
26.0 1.4%
(55.1%)
28.0 1.5%
(59.5%)
1 819.2 97.5%
 一般診療所 3 948.9 100.0% 10.3 0.3%
(100.0%)
2.1 0.1%
(20.4%)
2.9 0.1%
(28.1%)
7.1 0.2%
(69.0%)
3 938.5 99.7%

注:  外来には、歯科診療所の推計患者数は含まれていない。
 ( )内は、救急であった者に対する割合である。
 「救急車により搬送」とは、救急車で搬送され受診したものをいう。
 「救急外来を受診」とは、救急外来窓口を経由して受診したものをいう。
 「診療時間外の受診」とは、医療施設が表示する診療時間外に受診したものをいう。

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