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3 介護保険施設の状況

(1)都道府県別定員(病床数)
 都道府県別に65歳以上人口10万対の介護保険施設定員(病床数)をみると、徳島県が4,953人で最も多く、富山県が4,405人、沖縄県が4,332人と多くなっている。(表9、図4)


表9 都道府県別にみた
    65歳以上人口10万対定員(病床数)
平成15年10月1日現在
  介護保険施設
定員(病床数)
65歳以上人口
10万対(人)
全国 755 229 3 107
北海道 42 181 3 678
青森 11 380 3 647
岩手 11 178 3 408
宮城 12 185 2 714
秋田 10 306 3 447
山形 9 428 3 122
福島 12 024 2 608
茨城 14 903 2 755
栃木 10 324 2 768
群馬 12 021 3 020
埼玉 25 091 2 399
千葉 24 855 2 544
東京 49 991 2 311
神奈川 32 670 2 404
新潟 20 040 3 547
富山 11 013 4 405
石川 9 364 3 968
福井 7 142 3 924
山梨 5 732 3 082
長野 15 678 3 105
岐阜 11 177 2 668
静岡 20 717 2 819
愛知 29 676 2 563
三重 11 708 3 073
滋賀 6 386 2 706
京都 16 584 3 265
大阪 43 421 2 901
兵庫 32 332 3 103
奈良 7 871 2 959
和歌山 8 113 3 366
鳥取 5 627 3 935
島根 7 327 3 682
岡山 14 872 3 516
広島 21 077 3 647
山口 14 439 3 989
徳島 9 510 4 953
香川 8 341 3 658
愛媛 12 552 3 681
高知 8 685 4 300
福岡 35 287 3 714
佐賀 7 742 4 075
長崎 11 779 3 506
熊本 17 755 4 197
大分 9 834 3 451
宮崎 9 608 3 681
鹿児島 16 205 3 813
沖縄 9 098 4 332
注:65歳以上人口は総務省統計局
「平成15年10月1日現在推計人口」による。
  図4 都道府県別にみた
    65歳以上人口10万対定員(病床数)

平成15年10月1日現在
図4 都道府県別にみた65歳以上人口10万対定員(病床数)


(2)定員(病床数)規模別施設数
 施設の定員(病床数)規模別に施設数をみると、介護老人福祉施設では「50〜59人」が47.5%、介護老人保健施設では「100〜109人」が39.1%、介護療養型医療施設では「1〜9人」が31.4%と、それぞれ最も多くなっている。(表10、図5)


表10 定員(病床数)規模別にみた施設数及び構成割合
平成15年10月1日現在
  介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設
施設数 構成割合
(%)
施設数 構成割合
(%)
施設数 構成割合
(%)
総数 (再掲)
診療所
総数 5 084 100.0 3 013 100.0 3 817 1 257 100.0
  1〜 9人 1 0.0 1 197 949 31.4
 10〜 19 6 0.1 2 0.1 708 308 18.5
 20〜 29 27 0.5 8 0.3 392 10.3
 30〜 39 187 3.7 18 0.6 298 7.8
 40〜 49 38 0.7 37 1.2 313 8.2
 50〜 59 2 415 47.5 333 11.1 256 6.7
 60〜 69 295 5.8 149 4.9 166 4.3
 70〜 79 354 7.0 230 7.6 47 1.2
 80〜 89 789 15.5 511 17.0 53 1.4
 90〜 99 128 2.5 270 9.0 80 2.1
100〜109 520 10.2 1 178 39.1 71 1.9
110〜119 101 2.0 25 0.8 46 1.2
120〜129 69 1.4 52 1.7 30 0.8
130〜139 47 0.9 24 0.8 14 0.4
140〜149 13 0.3 38 1.3 10 0.3
150人以上 95 1.9 137 4.5 136 3.6


図5 介護保険施設の定員(病床数)規模別累積構成割合
平成15年10月1日現在
図5 介護保険施設の定員(病床数)規模別累積構成割合


(3)室定員別室数
 介護保険施設の居室、療養室及び病室(以下「居室」という。)の室定員別室数の構成割合をみると、各施設とも「4人室」が最も多くなっている。「個室」の割合をみると、介護老人福祉施設が35.3%で最も多くなっている。
 また、「個室」の割合を前年と比較してみると、介護老人福祉施設では、3.1ポイント増加し、介護老人保健施設では、2.2ポイント増加し、介護療養型医療施設では、0.4ポイント増加している。(図6)


表11 施設の種類別にみた室定員別室数
各年10月1日現在
  介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設
平成15年 平成14年 対前年
増減率(%)
平成15年 平成14年 対前年
増減率(%)
平成15年 平成14年 対前年
増減率(%)
総数 133 615 123 743 8.0 98 504 91 328 7.9 46 904 45 247 3.7
個室 47 145 39 868 18.3 30 360 26 139 16.1 9 310 8 759 6.3
2人室 23 316 22 207 5.0 15 646 14 969 4.5 8 590 8 400 2.3
3人室 2 242 2 080 7.8 2 120 2 035 4.2 4 907 4 795 2.3
4人室 58 821 57 100 3.0 50 378 48 185 4.6 23 083 21 233 8.7
5人以上室 2 091 2 488 △16.0 1 014 2 060 △50.8


図6 施設の種類別にみた室定員別室数の構成割合
各年10月1日現在
図6 施設の種類別にみた室定員別室数の構成割合
注:1)介護老人保健施設の室数には、痴呆専門棟を含む。
2)介護老人保健施設には、「5人以上室」はない。


(4)要介護度別在所者数
 在所者を要介護度別にみると、「要介護4」及び「要介護5」はいずれの施設においても前年に比べ増加しており、平均要介護度も重度化している。(図7)


図7 要介護度別在所者数の構成割合
各年10月1日現在
図7 要介護度別在所者数の構成割合
注: 平均要介護度は以下の算式により計算した。

平均要介護度 = 各要介護度別在所者数×要介護度の合計
―――――――――――――――――――
要介護1〜要介護5までの在所者数の合計



(5)介護老人福祉施設におけるユニットケア(小規模生活単位型及び一部小規模生活単位型)の状況
 介護老人福祉施設におけるユニットケアの状況をみると、「小規模生活単位型」が72施設、「一部小規模生活単位型」が3施設となっており、ユニット数をみると、「5ユニット」が28.0%で最も多くなっている。(表12、図8)


表12 介護老人福祉施設におけるユニットケアの状況
平成15年10月1日現在
  総数 小規模生活
単位型
一部小規模
生活単位型
施設数 75 72 3
定員 4 480 4 320 160
       
平均ユニット数 6.0 6.0 5.3
1ユニット当たりの定員 10.1 10.1 10.0


図8 介護老人福祉施設におけるユニット数の構成割合
平成15年10月1日現在
図8 介護老人福祉施設におけるユニット数の構成割合
注:介護老人福祉施設におけるユニットとは、少数の居室及び当該居室に近接して設けられる共同生活室(当該居室の入居者が交流し、共同で日常生活を営むための場所をいう。)により、一体的に構成される場所をいう。


(6)介護老人保健施設におけるユニットの状況
 介護老人保健施設におけるユニットの状況をみると、143施設が整備を行っており、ユニット数をみると、「3ユニット」が21.0%、「2ユニット」が16.8%となっている。(表13、図9)


表13 介護老人保健施設におけるユニットの状況
平成15年10月1日現在
  ユニット数 平均
ユニット数
1ユニット
当たりの
定員
総数 1ユニット 2ユニット 3ユニット 4ユニット 5ユニット
以上
施設数 143 19 24 30 18 52 4.3 12.7


図9 介護老人保健施設におけるユニット数の構成割合
平成15年10月1日現在
図9 介護老人保健施設におけるユニット数の構成割合
注:介護老人保健施設におけるユニットとは、居室をいくつかのグループに分け、少数の居室と食堂や談話スペース(居宅での居間に相当する)等によって一体的に構成される居室環境をいう。


(7)介護老人福祉施設における居住費の状況
 ユニットケアを採用している介護老人福祉施設で、実際に居住費を徴収している施設は46施設となっている。
 居住費(日額)の設定料金階級別にみると、個室では「500〜1000円未満」、「1000〜1500円未満」の居住費を設定している施設がそれぞれ16施設となっている。(表14)


表14 介護老人福祉施設における居住費(日額)階級別にみた施設数(重複計上)
平成15年10月1日現在
  施設数 個 室 2人室
室数 構成割合
(%)
室数 構成割合
(%)
総数 75 75 100.0 9 100.0
           
居住費の徴収あり 46 46 61.3 2 22.2
  500円未満 9 9 12.0 - -
  500 〜 1000 16 16 21.3 2 22.2
 1000 〜 1500 16 16 21.3 - -
 1500円以上 8 8 10.7 - -
           
居住費の徴収なし 29 29 38.7 7 77.8
注:居住費とは、ユニットの提供を行うことに伴い必要となる費用をいい、ユニットの建物費用・器具及び備品費用・修繕費・光熱水費及び燃料費を算定の基礎として居室ごとに施設が定めたものをいう。


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