特定世帯別の所得の状況

 特定世帯について、所得金額階級別に世帯数の分布をみると、「高齢者世帯」では250万円未満が53.0%、「母子世帯」では200万円未満が57.0%となっている。
 世帯人員1人当たり平均所得金額をみると、「高齢者世帯」では184万6千円、「母子世帯」では86万8千円となっている。(表8)


表8  特定世帯別にみた所得金額階級別世帯数の相対度数分布

平成16年調査
所得金額階級 高齢者世帯 児童のいる世帯 母子世帯
累積百分率
(%)
百分率
(%)
累積百分率
(%)
百分率
(%)
累積百分率
(%)
百分率
(%)
総数 100.0 100.0 100.0
  50万円未満 4.1 4.1 0.4 0.4 3.1 3.1
50〜100万円未満 15.2 11.1 1.6 1.1 16.2 13.1
100〜150 29.6 14.4 3.3 1.8 32.7 16.5
150〜200 42.6 13.0 6.0 2.6 57.0 24.3
200〜250 53.0 10.4 9.1 3.2 70.7 13.7
250〜300 62.4 9.4 12.2 3.0 78.2 7.5
300〜350 71.8 9.3 16.4 4.2 84.1 6.0
350〜400 80.2 8.4 21.6 5.2 88.3 4.2
400〜450 85.9 5.7 28.2 6.6 91.7 3.4
450〜500 89.3 3.4 33.9 5.7 94.7 3.0
500〜600 93.1 3.8 45.8 11.9 96.3 1.6
600〜700 95.3 2.2 58.1 12.3 97.3 1.1
700〜800 96.6 1.4 68.0 9.9 98.2 0.9
800〜900 97.4 0.8 76.5 8.5 99.5 1.3
900〜1000 97.9 0.5 82.1 5.6 100.0 0.5
1000万円以上 100.0 2.1 100.0 17.9 100.0 -
1世帯当たり
平均所得金額(万円)
290.9 702.6 224.6
世帯人員1人当たり
平均所得金額(万円)
184.6 161.5 86.8
中央値(万円) 234 632 181


 所得の種類別1世帯当たり平均所得金額の構成割合をみると、全世帯では「稼働所得」が78.5%、「公的年金・恩給」が16.3%であるが、高齢者世帯では「公的年金・恩給」が71.9%、「稼働所得」が 17.6%となっている。(表9)
 公的年金・恩給を受給している高齢者世帯のなかで「公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%の世帯」は 64.2%となっている。(図11)


表9  特定世帯別にみた所得の種類別1世帯当たり平均所得金額及び構成割合

平成16年調査
特定世帯 総所得 稼働所得 公的年金・
恩給
財産所得 年金以外の
社会保障
給付金
仕送り・企業
年金・個人
年金・その他
の所得
  1世帯当たり平均所得金額(単位:万円)
全世帯 579.7 455.1 94.6 14.2 4.4 11.4
高齢者世帯 290.9 51.2 209.3 15.7 3.4 11.4
児童のいる世帯 702.6 643.4 37.1 11.3 4.9 6.0
母子世帯 224.6 164.8 14.2 1.9 34.7 9.0
  1世帯当たり平均所得金額の構成割合(単位:%)
全世帯 100.0 78.5 16.3 2.5 0.8 2.0
高齢者世帯 100.0 17.6 71.9 5.4 1.2 3.9
児童のいる世帯 100.0 91.6 5.3 1.6 0.7 0.8
母子世帯 100.0 73.4 6.3 0.8 15.4 4.0


図11  公的年金・恩給を受給している高齢者世帯における公的年金・恩給の総所得に占める割合別世帯数の構成割合

図11 公的年金・恩給を受給している高齢者世帯における公的年金・恩給の総所得に占める割合別世帯数の構成割合

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