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6 傷病分類別一般診療医療費(表6、図3)

 一般診療医療費を主傷病による傷病分類別にみると、「循環器系の疾患」 5兆4695億円(23.0%) が最も多く、次いで「新生物」2兆6220億円 (11.0%)、「呼吸器系の疾患」2兆395億円 ( 8.6%)、「筋骨格系及び結合組織の疾患」1兆8292億円(7.7%)、「消化器系の疾患」1兆7686億円 (7.4%) である。
 65歳未満と65歳以上のそれぞれ上位5傷病の構成割合をみると、65歳未満では「循環器系の疾患」、「呼吸器系の疾患」、「新生物」の3傷病で35.0%であるのに対し、65歳以上では「循環器系の疾患」が 33.3 %を占めている。


表6 上位5傷病別一般診療医療費

平成11年度
  推計額 構成割合
(億円) (%)
  一般診療医療費
総数 238 268 100.0
循環器系の疾患 54 695 22.9
新生物 26 220 11.0
呼吸器系の疾患 20 395 8.6
筋骨格系及び結合組織の疾患 18 292 7.7
消化器系の疾患 17 686 7.4
その他 100 979 42.4
  65歳未満
総数 117 190 100.0
循環器系の疾患 14 372 12.3
呼吸器系の疾患 13 943 11.9
新生物 12 673 10.8
精神及び行動の障害 10 608 9.1
消化器系の疾患 9 402 8.0
その他 56 192 47.9
  65歳以上
総数 121 078 100.0
循環器系の疾患 40 323 33.3
新生物 13 547 11.2
筋骨格系及び結合組織の疾患 10 887 9.0
消化器系の疾患 8 284 6.8
内分泌、栄養及び代謝疾患 8 053 6.7
その他 39 984 33.0



図3 上位5傷病別一般診療医療費構成割合(%)

上位5傷病別一般診療医療費構成割合の図

注:1) 傷病分類は、「第10回修正国際疾病、傷害及び死因分類」による。
2) 「その他」とは、上位5傷病以外の傷病である。


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