結果の概要

I  結婚の状況

 この2年間の独身者の結婚の状況

(1)  結婚の状況

   第1回の独身者は、この2年間で、男7.8%、女10.3%が結婚した。
 第1回の独身者のうち、男は、この1年間で4.7%が結婚し、この2年間で結婚したのは7.8%となった。女は、この1年間で5.5%が結婚し、この2年間では10.3%となった。(表1)

表1 性、年齢階級別にみたこの2年間の結婚の状況
(単位:%)
  第1回配偶者の有無 この2年間の結婚の状況
総数 配偶者
あり
配偶者なし  
結婚した 結婚していない
  1-2回間 2-3回間
第1回の
年齢階級
( )内は
第3回
(100.0) 100.0 32.2 66.5 100.0 7.8 3.1 4.7 92.2
  20〜24歳(22〜26) (28.6) 100.0 4.8 94.0 100.0 6.2 1.9 4.2 93.8
25〜29歳(27〜31) (33.7) 100.0 27.4 70.9 100.0 9.2 4.1 5.1 90.8
30〜34歳(32〜36) (37.7) 100.0 57.3 41.6 100.0 8.5 3.7 4.8 91.5
(100.0) 100.0 41.2 57.9 100.0 10.3 4.7 5.5 89.7
  20〜24歳(22〜26) (28.8) 100.0 6.3 92.9 100.0 7.0 2.8 4.2 93.0
25〜29歳(27〜31) (32.5) 100.0 38.3 61.0 100.0 14.4 6.8 7.6 85.6
30〜34歳(32〜36) (38.6) 100.0 69.8 29.2 100.0 10.8 5.8 5.0 89.2

1) 集計対象は、第1回から第3回まで回答を得られている者である。
2) 「結婚した」には、この2年間に、結婚した後離婚した者を含む。
3) 第1回配偶者の有無の総数には、配偶者の有無不詳を含む。


(2)  親との同居の有無別にみた状況

   親との同居の有無による結婚の状況の違いは、あまりみられない。
 第1回の独身者について、親との同居の有無(「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第2回の同居の有無をいう)別に、この2年間の結婚の状況をみると、男女とも親との同居の有無で、あまり違いがみられない(表2)。

表2 性、親との同居の有無別にみたこの2年間の結婚の状況
(単位:%)
  総数 結婚した 結婚して
いない
親との同居の有無
2)
(100.0) 100.0 7.8 92.2
 親と同居している (72.6) 100.0 7.7 92.3
 親と同居していない (27.4) 100.0 8.0 92.0
(100.0) 100.0 10.3 89.7
 親と同居している (79.1) 100.0 10.3 89.7
 親と同居していない (20.9) 100.0 10.2 89.8

1) 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者である。
2) 親との同居の有無は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第2回の状況である。
3) 「親と同居している」とは、父母のうちいずれか1人でも同居している場合をいう。
4) 「結婚した」には、この2年間に、結婚した後離婚した者を含む。
5) 男、女には、親との同居の有無不詳を含む。


(3)  仕事の有無、一週間の就業時間別にみた状況

   男性は、仕事が正規の場合10.4%、非正規の場合3.3%が、この2年間に結婚した。
 第1回の独身者について、仕事の有無(「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第2回の仕事の有無をいう)別にこの2年間の結婚の状況をみると、男は「仕事あり」の8.7%、「仕事なし」の2.8%が結婚した。仕事ありのうち就業形態が「正規」では10.4%、「非正規」では3.3%が結婚した。
 また、女は、「仕事あり」の10.6%、「仕事なし」の7.7%が結婚した。(表3)

表3 性、仕事の有無別にみたこの2年間の結婚の状況
(単位:%)
  第1回配偶者の有無2) この2年間の結婚の状況(第1回独身者)3)
総数 配偶者
あり
配偶者
なし
総数 結婚した 結婚していない
仕事の有無
2)
3)
(100.0) 100.0 32.2 66.5 (100.0) 100.0 7.8 92.2
 仕事あり (84.2) 100.0 36.4 62.4 (83.1) 100.0 8.7 91.3
 (再掲)正規 (52.7) 100.0 41.2 57.7 (46.7) 100.0 10.4 89.6
 (再掲)非正規 (12.7) 100.0 8.3 90.2 (16.5) 100.0 3.3 96.7
 仕事なし (12.9) 100.0 8.2 90.8 (16.7) 100.0 2.8 97.2
(100.0) 100.0 41.2 57.9 (100.0) 100.0 10.3 89.7
 仕事あり (67.4) 100.0 28.8 70.4 (85.4) 100.0 10.6 89.4
 (再掲)正規 (31.9) 100.0 20.1 79.2 (44.1) 100.0 11.5 88.5
 (再掲)非正規 (26.3) 100.0 34.8 64.3 (28.9) 100.0 10.6 89.4
 仕事なし (30.8) 100.0 68.8 30.2 (14.4) 100.0 7.7 92.3

1) 集計対象は、第1回から第3回まで回答を得られている者である。
2) 「第1回配偶者の有無」における「仕事の有無」は、第1回の状況である。
3) 「この2年間の結婚の状況」における「仕事の有無」は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第2回の状況である。
4) 「結婚した」には、この2年間に、結婚した後離婚した者を含む。
5) 第1回配偶者の有無の総数には、配偶者の有無不詳を含む。
6) 男、女には、仕事の有無不詳を含む。

   さらに、仕事ありであった者について、一週間の就業時間別にこの2年間の結婚の状況をみると、男は、40時間以上が、40時間未満よりも「結婚した」の割合が高い(表4)。

表4 性、一週間の就業時間別にみたこの2年間の結婚の状況
(単位:%)
  総数 結婚した 結婚して
いない
一週間の就業時間
2)
(100.0) 100.0 8.7 91.3
 15時間未満 (8.6) 100.0 5.0 95.0
 15〜34時間 (6.7) 100.0 3.4 96.6
 35〜39時間 (3.8) 100.0 5.9 94.1
 40〜48時間 (40.4) 100.0 10.0 90.0
 49〜59時間 (14.0) 100.0 9.4 90.6
 60時間以上 (13.4) 100.0 12.2 87.8
(100.0) 100.0 10.6 89.4
 15時間未満 (9.5) 100.0 10.1 89.9
 15〜34時間 (9.6) 100.0 7.6 92.4
 35〜39時間 (9.3) 100.0 13.8 86.2
 40〜48時間 (44.7) 100.0 11.2 88.8
 49〜59時間 (9.8) 100.0 8.4 91.6
 60時間以上 (4.6) 100.0 10.6 89.4

1) 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者で、「結婚した」は結婚前に仕事ありの者、「結婚していない」は第2回に仕事ありの者である。
2) 一週間の就業時間は、「結婚した」は結婚前の、「結婚していない」は第2回の状況である。
3) 「結婚した」には、この2年間に、結婚した後離婚した者を含む。
4) 男、女には、一週間の就業時間不詳を含む。


(4)  結婚の状況別にみた就業状況の変化

   男の82.7%、女の47.8%が、結婚後も同一就業を継続している。
 第1回の独身者について、この2年間の結婚の状況別に就業状況の変化をみると、結婚した場合の結婚前後の「同一就業継続」は男82.7%、女47.8%、結婚していない場合のこの1年間の「同一就業継続」は男69.4%、女68.9%となっている。
 また、結婚の状況にかかわらず、男女ともに、年齢階級が高くなるに従って、「同一就業継続」の割合が多くなっている。(表5、図1)

表5 性、この2年間の結婚の状況、年齢階級別にみた就業状況の変化
(単位:%)
  総数 同一就業継続 転職 新規
就業
離職 無職
継続
不詳
  (再掲)
正規
(再掲)
非正規
  (再掲)
正規から
非正規
(再掲)
非正規から正規
結婚した (100.0) 100.0 82.7 57.6 5.0 8.0 - 0.4 4.8 1.8 1.2 1.4
 21〜25歳 (24.3) 100.0 70.2 42.1 5.0 13.2 - 1.7 9.9 2.5 2.5 1.7
 26〜30歳 (46.6) 100.0 85.8 63.8 5.6 7.3 - - 2.6 1.7 0.9 1.7
 31〜35歳 (26.3) 100.0 88.5 60.3 4.6 4.6 - - 4.6 0.8 0.8 0.8
結婚していない (100.0) 100.0 69.4 41.6 10.6 8.1 0.5 1.3 8.0 4.8 9.7 0.1
 21〜25歳 (33.8) 100.0 54.5 28.4 15.3 11.2 0.7 2.4 13.3 6.9 14.1 0.1
 26〜30歳 (36.1) 100.0 75.2 46.3 9.2 7.3 0.5 1.2 6.4 3.9 7.1 0.1
 31〜35歳 (26.3) 100.0 78.7 50.1 7.0 5.9 0.4 0.4 3.8 3.8 7.7 0.1
結婚した (100.0) 100.0 47.8 28.6 12.4 11.0 2.6 0.3 3.8 29.8 7.0 0.7
 21〜25歳 (25.5) 100.0 36.5 25.0 9.0 11.5 2.6 - 4.5 35.9 10.3 1.3
 26〜30歳 (50.1) 100.0 49.7 30.7 11.4 10.8 2.3 0.3 3.3 29.1 6.5 0.7
 31〜35歳 (23.4) 100.0 55.9 29.4 18.2 10.5 2.8 0.7 4.2 24.5 4.9 -
結婚していない (100.0) 100.0 68.9 39.2 19.2 10.9 1.1 2.2 8.6 5.2 6.3 0.1
 21〜25歳 (39.2) 100.0 60.8 34.2 18.1 14.5 1.2 3.8 12.0 5.4 7.2 0.1
 26〜30歳 (35.8) 100.0 72.9 41.4 19.1 9.8 1.1 1.2 6.7 5.6 4.9 0.1
 31〜35歳 (22.3) 100.0 76.1 43.5 21.6 6.8 0.5 1.0 6.1 4.3 6.7 -

1) 集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者である。ただし、調査と調査の間に結婚及び離婚した者を除く。
2) 年齢は、「結婚した」は結婚後の年齢、「結婚していない」は第3回の年齢である。
3) 結婚した、結婚していないには、年齢階級36歳以上を含む。


図1 性、この2年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化

図1 性、この2年間の結婚の状況別にみた就業状況の変化
集計対象は、第1回独身で第2回、第3回ともに回答を得られている者である。ただし、調査と調査の間に結婚及び離婚した者を除く

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