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II 出生の状況

1 夫婦の子どもの出生の状況

(1) 「この1年間夫婦であった夫及び妻」の「1年前の子どもをもつ意欲」からみた「この1年間の出生の状況(有無)」

 夫、妻ともに子どもが「ほしい」と考えていた夫婦の23.1%に子どもが生まれた。
 第1回、第2回ともに双方から回答の得られている夫婦について、第1回の夫及び妻の子どもをもつ意欲別に、この1年間の出生の状況をみると、夫、妻ともに「ほしい」では23.1%、夫、妻ともに「ほしくない」では3.0%の夫婦に子どもが生まれている。(表7)

表7 第1回の夫及び妻の子どもをもつ意欲別にみたこの1年間の出生の状況
(単位:%)
  第1回の妻の意欲
ほしい どちらとも
いえない
ほしくない
第1回の夫の意欲

この1年間の出生の状況
ほしい 100.0 100.0 100.0
  出生あり 23.1 9.3 4.1
出生なし 76.9 90.7 95.9
どちらともいえない 100.0 100.0 100.0
  出生あり 12.7 5.0 3.1
出生なし 87.3 95.0 96.9
ほしくない 100.0 100.0 100.0
  出生あり 6.9 5.5 3.0
出生なし 93.1 94.5 97.0
注:1)集計対象は、第1回、第2回ともに双方から回答の得られている夫婦である。
2)「ほしい」は、「絶対欲しい」「欲しい」と回答した者を、「ほしくない」は
「あまり欲しくない」「絶対欲しくない」と回答した者を合算している。



(2) 「この1年間夫婦であった夫及び妻」の「この1年間の出生の状況(有無)」からみた「夫の家事・育児分担の有無」

 夫が家事・育児をしていたのは「出生あり」で73.5%、「出生なし」で64.9%。
 出生の状況別に第1回の妻からみた「夫が家事・育児をしている」の割合をみると、「出生あり」では73.5%、「出生なし」では64.9%となっている。
 第1回の子ども数別では、「子どもなし」の場合には、「出生あり」で55.8%、「出生なし」で51.2%となっているが、子ども「1人」では、「出生あり」で81.7%、「出生なし」で68.8%、子ども「2人以上」では、「出生あり」で79.4%、「出生なし」で67.2%となっている。(表8、図5)

表8 第1回の子ども数、この1年間の出生の状況別にみた
第1回の夫の家事・育児分担の有無
(単位:%)
  第1回の子ども数・この1年間の出生の状況
総数 なし 1人 2人以上
総数 出生
あり
出生
なし
総数 出生
あり
出生
なし
総数 出生
あり
出生
なし
総数 出生
あり
出生
なし
第1回 総数 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
夫が家事・育児をしている 65.9 73.5 64.9 52.1 55.8 51.2 71.4 81.7 68.8 67.8 79.4 67.2
夫が家事・育児をしていない 29.9 22.8 30.9 43.9 41.1 44.6 24.3 14.0 26.9 28.0 17.6 28.6
注:1)集計対象は、第1回、第2回ともに双方から回答の得られている夫婦である。
2)総数には夫の家事・育児分担の有無不詳を含む。



図5 第1回の子ども数、この1年間の出生の状況別にみた
第1回の夫が家事・育児をしている割合
図
注:集計対象は、第1回、第2回ともに双方から回答の得られている夫婦である。



(3) 「この1年間夫婦であった妻」の「この1年間の出生の状況(有無)」からみた「就業状況の変化」

 子どもが生まれた妻では23.5%、子どもが生まれていない妻では36.1%が同一就業継続。
 第1回と第2回の妻の就業状況の変化をみると、「同一就業継続」の割合は、この1年間に子どもが生まれた場合には23.5%、この1年間に生まれていない場合には36.1%となっている。
 出生順位別にみると、「第1子出産」では、「同一就業継続」が26.1%、「第2子以降出産」では、「無職継続」が60.1%となっている。
 この1年間に子どもが生まれていない場合のうち、子どもなしでは、「同一就業継続」が49.3%となっている。(表9、図6)

表9 この1年間の出生の状況、出生順位、子どもの有無別にみた就業状況の変化
(単位:%)
  総数 同一就業継続 転職 新規就業 離職 無職継続 不詳
  (再掲)
正規
(再掲)
非正規
出生あり (100.0) 100.0 23.5 12.4 5.0 0.8 4.8 10.7 55.2 5.2
  第1子出産 (30.7) 100.0 26.1 18.0 4.3 - 5.6 19.3 44.1 5.0
第2子以降出産 (69.3) 100.0 22.3 9.9 5.2 1.1 4.4 6.9 60.1 5.2
出生なし (100.0) 100.0 36.1 13.2 17.2 3.4 8.5 3.7 42.5 5.8
  子どもあり (82.5) 100.0 33.3 11.5 15.9 3.0 8.9 2.5 46.9 5.4
子どもなし (17.5) 100.0 49.3 21.2 23.5 5.2 7.0 9.3 21.6 7.6
注:集計対象は、第1回、第2回ともに双方から回答の得られている夫婦の妻である。



図6 この1年間の出生の状況、出生順位・子どもの有無別にみた就業状況の変化
図
注:集計対象は、第1回、第2回ともに双方から回答の得られている夫婦の妻である。


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