(2) 有配偶出生率
都道府県別に15〜49歳の有配偶出生率をみると、平成2年、12年とも上位1位の沖縄県は、全国平均を大きく上回り、下位1位との差をそれぞれ約40ポイントつけている。
(表19)
年齢階級別にみると、「20〜24歳」、「25〜29歳」では、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川が全国平均を大きく下回っており、「30〜34歳」では、富山、石川、福井、三重、和歌山、香川が全国平均を大きく下回っている。
九州地方では各年齢階級で高率となっている県が多い。
平成2年と12年で比較すると、「20〜24歳」では多くの都道府県で平成12年が平成2年を上回っているが、「25〜29歳」では和歌山県と高知県以外では平成12年が下回り、「30〜34歳」では全ての都道府県で平成12年が約10〜20ポイント上回っている。(図30)
表19 15〜49歳の有配偶出生率(有配偶女子人口千対)・有配偶率(%)の都道府県上・下5位 −平成2・12年−
有配偶出生率(有配偶女子人口千対) | 有配偶率(%) | ||||||||
平成2年 | 平成12年 | 平成2年 | 平成12年 | ||||||
全国平均 | 65.7 | 全国平均 | 76.0 | 全国平均 | 59.1 | 全国平均 | 53.5 | ||
上位 | 1位 | 沖縄 | 101.6 | 沖縄 | 100.9 | 秋田 | 65.0 | 福井 | 60.1 |
2位 | 鹿児島 | 78.1 | 大阪 | 83.2 | 山形 | 65.0 | 山形 | 59.9 | |
3位 | 佐賀 | 77.3 | 佐賀 | 81.6 | 福井 | 64.7 | 秋田 | 59.0 | |
4位 | 長崎 | 75.0 | 愛知 | 81.3 | 島根 | 64.5 | 富山 | 58.8 | |
5位 | 福島 | 74.8 | 長野 | 81.1 | 富山 | 63.9 | 島根 | 58.4 | |
下位 | 1位 | 富山 | 57.9 | 秋田 | 62.1 | 東京 | 50.3 | 東京 | 45.0 |
2位 | 千葉 | 59.0 | 北海道 | 65.7 | 沖縄 | 53.9 | 京都 | 49.0 | |
3位 | 埼玉 | 59.9 | 青森 | 69.1 | 京都 | 55.8 | 沖縄 | 49.4 | |
4位 | 山口 | 60.2 | 山形 | 71.0 | 大阪 | 56.1 | 福岡 | 49.4 | |
5位 | 奈良 | 60.5 | 徳島 | 71.1 | 福岡 | 56.3 | 大阪 | 50.3 |
注: | 「有配偶出生率」は、嫡出出生子についての数値である。 「有配偶率」は、15〜49歳について日本人女子人口に対する有配偶女子人口の割合である。 |
図30 都道県別にみた有配偶出生率(有配偶女子人口千対) −平成2・12年−
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