死亡月別にみた心疾患−脳血管疾患死亡

 (1)  平成16年の月別1日平均死亡数

 平成16年の月別1日平均死亡数をみると、1月が最も多く、次いで2月、12月、3月と冬季(12月〜3月をいう。以下同じ。)が多く、夏季(6月〜9月をいう。以下同じ。)が少なく、性別にみても同様となっている。
 これを主な死因別に1月を100とした指数でみると、男女ともに「悪性新生物」は月ごとの変動がほとんどないのに比べ、「心疾患」「脳血管疾患」は夏季に少なくなっており、特に「心疾患」は冬季と夏季の差が大きくなっている。「肺炎」は2月にインフルエンザの流行による山がみられる。(表7、図12、表8)

表7 主な死因別にみた月別1日平均死亡数 −平成16年−
表7 主な死因別にみた月別1日平均死亡数 −平成16年−


図12 主な死因別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
図12 主な死因別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−

図12 主な死因別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−


表8 主な死因別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−

表8 主な死因別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−


 (2)  性・年次別の状況

 これを年次別にみると、男女ともにいずれの年次においても冬季が多く夏季が少なくなっている。「脳血管疾患」では各年における月別1日平均死亡指数の差は縮小してきている。(図13、表9、表10)

図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100)
図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) 図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100)
図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) 図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100)
図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100) 図13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100)


表9 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100)

表9 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年次別にみた月別1日平均死亡指数(1月=100)


表10 心疾患−脳血管疾患死亡の年次別にみた月別1日平均死亡数
表10 心疾患−脳血管疾患死亡の年次別にみた月別1日平均死亡数


 (3)  性・年齢階級別の状況

 平成16年の1日平均死亡数(1月=100)を性・年齢階級別にみると、「全死因」では年齢が高くなるにしたがって夏季が少なくなっており、特に男の「80〜89歳」「90歳以上」は顕著になっている。
 「心疾患」と「脳血管疾患」について年齢階級別にみると、男女ともに「40〜49歳」「50〜59歳」では月ごとの変動が大きく夏季の凹みは不明瞭となっており、特に「40〜49歳」の1日平均死亡数が少ないため、月ごとの変動が大きくなっている。男の70歳以上、女の60歳以上では夏季の凹みが大きく、性別にみると男の方が大きくなっている。(図14、表11、表12)

図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年− 図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年− 図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年− 図14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
「39歳以下」は死亡数が少なく数値が不安定なため、図14では省略する。


表11 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
表11 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−


表12 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡数 −平成16年−
表12 心疾患−脳血管疾患死亡の性・年齢(10歳階級)別の月別1日平均死亡数 −平成16年−


 (4)  性・病類別の状況

 性・病類別にみると、男女ともに「心疾患」より「脳血管疾患」の方が病類による差が大きくなっている。特に女の「くも膜下出血」は「脳内出血」「脳梗塞」に比べ夏季の凹みが小さくなっている。(図15、表13、表14)


図15 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
図15 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年− 図15 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−
図15 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年− 図15 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−


表13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−

表13 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡指数(1月=100) −平成16年−


表14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡数 −平成16年−
表14 心疾患−脳血管疾患死亡の性・病類別月別1日平均死亡数 −平成16年−

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