14  参考

 (1)  観察対象の範囲

観察対象は、次の表に示すとおりである。

表

 (2)  用語の解説
 年齢  :  死亡時の年齢である。

 職業・産業  :  職業・産業の分類は、平成7年国勢調査及び平成12年国勢調査に用いた職業分類・産業分類の大分類に準拠している。

 配偶関係  :  法律上の婚姻関係による。

 心疾患
 ・ 急性心筋梗塞
 心臓に酸素や栄養を送る冠状動脈が閉塞して心臓の筋肉が壊死を起こす疾患で激しい胸痛を伴う。
 ・ その他の虚血性心疾患
 狭心症等、心臓に酸素や栄養を送る冠状動脈が狭窄し、血流不足となって発症する疾患。
 ・ 不整脈及び伝導障害
 不整脈には心臓を拍動させる刺激発生の異常と伝導障害によるものとがある。伝導障害とは刺激の伝導経路に障害が起きた状態。
 ・ 心不全
 心臓のポンプとしての機能が衰え、血液を送り出したり、戻ってきた血液を取り入れられなくなった状態。

 脳血管疾患
 ・ くも膜下出血
 脳動脈瘤が破裂して、脳のくも膜下腔に出血を来す疾患で激しい頭痛を伴う。
 ・ 脳内出血
 脳の微小動脈瘤の破裂等により、脳内に出血が起きた状態で出血の部位によって症状や重傷度が異なる。
 ・ 脳梗塞
 脳の血管が閉塞して脳が壊死を起こす疾患で主に動脈硬化による脳血栓症と、血管内に生じた血栓によって脳血管が閉塞する脳塞栓症とがある。

 (3)  比率の解説
  比率の解説の図
  年齢調整死亡率とは、年齢構成の異なる人口集団の間での粗死亡率や、特定の年齢層に偏在する死因別粗死亡率について、その年齢構成の差を取り除いて比較ができるように調整した粗死亡率をいう。
本報告では国際比較を除き、基準人口は、昭和60年モデル人口である。

基準人口 −昭和60年モデル人口−

基準人口 −昭和60年モデル人口−の図 基準人口 −昭和60年モデル人口−の図
昭和60年モデル人口は、昭和60年国勢調査人口を基礎に、ベビーブームなどの極端な増減を補正し、四捨五入によって1000人単位としたものである。


−世界人口−
−世界人口−の図


 (4)  死因年次推移分類の変遷
死因年次推移分類の変遷の表

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