婚姻

 平成16年の婚姻件数は72万429組で、前年の74万191組より1万9762組減少し、婚姻率(人口千対)は5.7で、前年の5.9を下回った。
 婚姻件数は昭和40年代後半には100万組を超え、婚姻率(人口千対)も10.0以上で、婚姻ブームを呈した。その後は組数・率とも低下傾向となり、63年以降は増加に転じ、平成5年以降はほぼ横ばいに推移していたが、平成9年から11年にかけて減少し、再び平成12、13年に増加した後、平成14年から3年連続で減少している。(図9)
 初婚の妻の年齢(各歳)別婚姻件数の構成割合を10年ごとにみると、ピーク時の割合は少なくなり、ピークより高い年齢の割合が増加している(図10)。
 年齢(5歳階級)別にみた妻の初婚率(女子人口千対)について推移をみると、20歳代は低下傾向となっており、一方、30歳代は上昇傾向であるが、上昇幅は小さい(表9)。
 平成16年の平均初婚年齢は、夫29.6歳、妻27.8 歳で、夫、妻ともに前年より0.2歳上昇している。これを都道府県別にみると、平均初婚年齢が最も低いのは、夫は、宮崎県で28.4歳、妻は福島県で26.8歳であり、最も高いのは夫・妻とも東京都で、夫30.9歳、妻28.9歳である。(表10-1,表10-2)
 再婚の割合をみると、平成16年は夫は17.8%、妻は15.9%で、前年と比べると夫0.7ポイント、妻0.5ポイント増加している(表11)。


図9 婚姻件数及び婚姻率の年次推移


図10  初婚の妻の年齢(各歳)別婚姻件数の割合


表9 年齢(5歳階級)別にみた妻の初婚率(女子人口千対)の年次推移


表11 全婚姻件数に対する再婚件数の割合の年次推移
  表10−1 平均初婚年齢の年次推移


表10−2 都道府県別にみた平均初婚年齢

トップへ