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3 薬剤師

 平成12年12月31日現在における全国の届出薬剤師数は217,477人で、前回に比べ11,524人、5.6%増加している。また、人口10万対薬剤師数は171.3人で、前回に比べ8.5人増加している。

(1) 施設・業務の種別にみた薬剤師数

 主に従事している業務の種別をみると、「薬局の従事者」が94,760人(総数の43.6%)で、前回に比べ13,540人(16.7%)増加し、「病院・診療所の従事者」は48,150人(22.1%)で、同889人(1.8%)減少している。
 「大学の従事者」は6,393人で、前回に比べ355人増加し、「医薬品関係企業の従事者」44,803人(1,018人減)、「衛生行政機関又は保健衛生施設の従事者」5,691人(99人増)、「その他の者」17,494人(749人減)となっている。(表11)

(参考) 統計表1 医師・歯科医師・薬剤師数,構成割合及び平均年齢,施設・業務の種別・性・年齢階級別


表11 施設・業務の種別にみた薬剤師数及び構成割合

各年12月31日現在
  総数 増加数
(人)
増加率
(%)
人口10万対(人)
平成12年 平成10年 平成
12年
平成
10年
薬剤師数
(人)
構成割合
(%)
薬剤師数
(人)
総数 217 477 100.0 205 953 11 524 5.6 171.3 162.8
 薬局の従事者 94 760 43.6 81 220 13 540 16.7 74.7 64.2
  薬局の開設者又は法人の代表者 20 608 9.5 20 500 108 0.5 16.2 16.2
  薬局の勤務者 74 152 34.1 60 720 13 432 22.1 58.4 48.0
               
 病院・診療所の従事者 48 150 22.1 49 039 △889 △1.8 37.9 38.8
  病院・診療所で調剤業務に従事する者 46 034 21.2 47 069 △1 035 △2.2 36.3 37.2
  病院・診療所で検査業務に従事する者 333 0.2 442 △109 △24.7 0.3 0.3
  病院・診療所でその他の業務に従事する者 1 783 0.8 1 528 255 16.7 1.4 1.2
               
 大学の従事者 6 393 2.9 6 038 355 5.9 5.0 4.8
  大学の勤務者(研究・教育) 3 168 1.5 3 075 93 3.0 2.5 2.4
  大学院生又は研究生 3 225 1.5 2 963 262 8.8 2.5 2.3
               
 医薬品関係企業の従事者 44 803 20.6 45 821 △1 018 △2.2 35.3 36.2
  医薬品の製造業・輸入販売業(研究・開発、営業、その他)に従事する者 1) 28 584 13.1 29 491 △907 △3.1 22.5 23.3
  医薬品販売業(薬種商を含む。)に従事する者 2) 16 219 7.5 16 330 △111 △0.7 12.8 12.9
               
 衛生行政機関又は保健衛生施設の従事者 5 691 2.6 5 592 99 1.8 4.5 4.4
               
 その他の者 17 494 8.0 18 243 △749 △4.1 13.8 14.4
  その他の業務の従事者 4 400 2.0 4 255 145 3.4 3.5 3.4
  無職の者 13 094 6.0 13 988 △894 △6.4 10.3 11.1
               
 不詳 186 0.1 186 0.1
               

注:  1) 製薬会社(その研究所を含む。)、血液センター等医薬品の製造業又は輸入販売業に従事する者。
2) 一般販売業(卸売一般販売業を含む。)、薬種商等医薬品の販売業に従事する者。

 薬局及び病院・診療所別に年次推移をみると、平成12年では「薬局」が94,760人、「病院・診療所」が48,150人となっており、平成6年からは、「薬局」が「病院・診療所」に比べて大きく増加する傾向が続いている。(図9)

(参考) 統計表16 医師・歯科医師・薬剤師数の年次推移,施設・業務の種別・性別



図9 施設の種別にみた薬局・医療施設に従事する薬剤師数の年次推移

施設の種別にみた薬局・医療施設に従事する薬剤師数の年次推移の図



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