８　がん検診
（１）がん検診の受診状況
　平成18年度のがん検診の受診率は、「胃がん」12.1%、「肺がん」22.4%、「大腸がん」18.6%、「子宮がん」18.6%、「乳がん」12.9%となっている（表７、図８）。
　「がんであった者のがん検診受診者に対する割合」は、「乳がん」0.28%、「大腸がん」0.17%となっている（表８）。


表７　がん検診受診者数及び受診率の年次推移

　　　　　　 平成14年度
(2002)		 15年度
( '03)		 16年度
( '04)		 17年度
( '05)		 18年度
( '06)
胃がん 受診者数 (人) 4 371 784 4 508 041 4 376 699 4 344 918 4 227 730
受診率 (％) 13.0 13.3 12.9 12.4 12.1
肺がん 受診者数 (人) 7 490 412 7 841 092 7 769 635 7 537 013 7 387 430
受診率 (％) 22.8 23.7 23.2 22.3 22.4
大腸がん 受診者数 (人) 6 052 473 6 403 659 6 430 450 6 630 503 6 824 088
受診率 (％) 17.1 18.1 17.9 18.1 18.6
子宮がん 受診者数 (人) 3 863 380 4 087 444 3 995 021 3 439 094 3 320 265
受診率 (％) 14.6 15.3 13.6 18.9 18.6
乳がん 受診者数 (人) 3 337 202 3 488 074 2 698 947 2 267 189 1 631 811
受診率 (％) 12.4 12.9 11.3 17.6 12.9
注：1)受診率＝(受診者数／対象者数)×100
平成18年度「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」の改正に伴い、平成17年度
から「子宮がん」及び 「乳がん」の受診率の算出方法を変更した。 受診率＝（前年度の受診者数＋
当該年度の受診者数−２年連続の受診者数）／（当該年度の対象者数）×100
2)平成17年度及び平成18年度の受診率は、計数不明を除く。
3)「受診者数」については、「III用語の解説」参照。
4) 平成18年度「乳がん受診者数」については、視触診方式及びマンモグラフィの併用者を計上。



表８　がん検診における要精密検査者及びがんであった者の割合

平成18(2006)年度
　 胃がん 肺がん 大腸がん 子宮がん 乳がん
がん検診受診者数（人） 4 227 730 7 387 430 6 824 088 3 320 265 1 631 811
要精密検査者（人） 444 248 214 508 488 980 38 505 144 470
   「がん検診受診者」
に対する割合 （％）		 10.51 2.90 7.17 1.16 8.85
がんであった者（人） 6 604 3 626 11 447 1 898 4 529
   「がん検診受診者」
に対する割合（％）		 0.16 0.05 0.17 0.06 0.28
「要精密検査者」
に対する割合（％）		 1.49 1.69 2.34 4.93 3.13
注：乳がん検診については、視触診方式及びマンモグラフィの併用者を計上。



図８　がん検診受診率の年次推移

図



（２）がん検診受診率の分布状況
　平成18年度の市区町村のがん検診受診率の分布をみると、「肺がん」は受診率の高い市区町村が多く、一方、「胃がん」は低い市区町村が多い（表９、図９）。


表９　市区町村におけるがん検診受診率の分布状況

平成18(2006)年度
　　 全国
市区町村数		 がん検診受診率
0〜10%未満 10〜20% 20〜30% 30〜40% 40〜50% 50%以上
胃がん 1 827 466 597 397 171 82 114
肺がん 1 827 345 302 297 243 200 440
大腸がん 1 827 252 529 504 266 119 157
子宮がん 1 827 199 631 484 215 129 169
乳がん 1 827 468 566 372 194 89 138
注：「０〜10%未満」は、計数不明を含む。



図９　市区町村におけるがん検診受診率の分布状況

平成18(2006)年度
図
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