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III 用語の解説


地域保健編

「妊婦」
 妊娠中の女子をいう。
「産婦」
 分娩後1年以内の女子をいう。
「乳児」
 満1歳未満の者をいう。
「幼児」
 満1歳から小学校就学の始期に達するまでの者をいう。
「新生児」
 出生後28日を経過しない乳児をいう。
「未熟児」
 身体の発育が未熟のまま出生した乳児であって、正常児が出生時に有する諸機能を得るに至るまでのものをいう。
「個別」
 個人、世帯単位及び施設単位に指導を行うものをいう。
「集団」
 業務企画のうえで、一斉検診等として同一テーマのもとに同時に多数の人を対象に行うものをいう。
「デイ・ケア」
 医学的な管理のもとに行う、作業指導、レクリエーション活動、創作活動、生活指導等を行うことをいう。
「衛生教育」
 本報告においては、地域保健事業に関する考え方の普及及び地域住民の健康の保持及び増進を目的として、地域住民又は特定集団に対して啓蒙的に行うものをいう。
「常勤有資格者」
 本報告において区分される各々の資格を有する者で原則として常時雇用され、その全勤務時間を通じて勤務する者(育児休業中を含み、休職中の者を除く。)をいう。なお、市区町村の常勤有資格者については地域保健事業に関わる部署に所属しているか、また、地域保健事業に関わらなくとも実際に地域保健に関わる活動をしている者が報告対象となる。


老人保健編

「医療受給者証」
 70歳以上の者(平成14年10月1日以降は75歳以上の者(平成14年9月30日の時点で70歳以上であった者を含む。))、又は65歳以上の者であって老人保健法施行令に定める程度の障害の状態にある旨の当該市区町村長の認定を受けた者に対して交付するものをいう。
「健康手帳」
 40歳以上の者であって、老人保健法に基づく医療を受けることができる者全員、また、健康教育、健康相談、健康診査、機能訓練又は訪問指導を受けた者並びに介護保険法における要介護者及び要支援者のうち、希望する者又は市区町村が必要と認める者に交付するものをいう。
「健康教育」
 本報告においては、心身の健康についての自覚を高め、かつ、心身の健康に関する知識を普及啓発するために行われる指導及び教育をいう。
「健康相談」
 心身の健康に関し、相談に応じて行われる指導及び助言をいう。
「重点健康相談」
 重点課題とされる「高血圧」、「高脂血症」、「糖尿病」、「歯周疾患」、「骨粗鬆症」及び「病態別」のうち、市区町村が地域の実情等を勘案し、課題を選定し、医師、歯科医師、保健師等を担当者として行われる健康に関する指導及び助言をいう。
「介護家族健康相談」
 家族等の介護を行う者の心身の健康に関する指導及び助言を行うことを主たる目的とする相談をいう。
「総合健康相談」
 対象者の心身の健康に関する一般的事項について、総合的な指導・助言を行うことを主たる目的とする相談をいう。
「訪問指導」
 その心身の状況、その置かれている環境等に照らして療養上の保健指導が必要であると認められる者について、保健師その他の者を訪問させて行われる指導をいう。
「機能訓練」
 疾病、負傷等により心身の機能が低下している者に対し、その維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる訓練をいう。
 「A型」
   日常生活上の機能訓練に重点をおいて行うもの(基本型)。
 「B型」
   地域における社会参加に重点をおいて行うもの(地域参加型)。
「健康度評価事業」
 基本健康診査受診者等に対して、個人個人の必要性に応じて生活習慣病及び介護予防のための保健サービスを計画的かつ総合的に提供するため、個人の生活習慣行動、社会・生活環境等の把握と評価を行うものをいう。
「がん検診 胃がん」
 問診及び胃部エックス線検査。
「がん検診 肺がん」
 問診、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診。
「がん検診 大腸がん」
 問診及び便潜血検査。
「がん検診 子宮がん」
 問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診とし、必要に応じてコルポスコープ検査。医師が必要と認める者に対しては、子宮体部の細胞診(子宮内膜細胞診)。
「がん検診 乳がん」
 問診、並びに視触診及び乳房エックス線検査。


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