【事業所調査】
1 | 事業所における安全衛生管理体制、安全衛生活動 |
(1) | 建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)の導入状況 |
建設業労働安全衛生マネジメントシステム(COHSMS)を導入している事業所の割合は8.6%となっており、導入している事業所において労働災害防止上の効果が「得られた」とする事業所の割合は75.1%となっている。業種別にみても、すべての業種で労働災害防止上の効果が「得られた」とする事業所の割合が7割を超えている。(第1表) |
第1表 | COHSMS導入による労働災害防止上の効果の有無別事業所割合 |
(単位:%)
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注) | [ ]内は全事業所のうち「COHSMSを導入している事業所」の割合である。 |
(2) | 安全衛生管理計画の作成状況 |
事業所として年間の安全衛生管理計画を作成している事業所の割合は43.6%となっており、計画期間終了時における当初目標達成状況確認の有無をみると、「確認している」85.6%、「確認していない」14.4%となっている。(第2表) |
第2表 | 計画期間終了時における当初目標達成状況確認の有無別事業所割合 |
(単位:%)
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注) | [ ]内は全事業所のうち「安全衛生管理計画を作成している事業所」の割合である。 |
また、事業所として年間の安全衛生管理計画を作成していない事業所について、作成していない理由(複数回答)をみると、「工事現場で作成しているので事業所としては必要ない」50.7%が最も多く、次いで「作成しなくても現場管理できる」26.3%となっている。(第3表) |
第3表 | 年間の安全衛生管理計画を作成していない理由別事業所割合(複数回答) |
(単位:%)
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注1) | [ ]内は全事業所のうち「安全衛生管理計画を作成していない事業所」の割合である。 |
(3) | 工事現場の巡視(安全パトロール)の実施状況 |
店社として、工事現場の巡視(安全パトロール)を実施している事業所の割合は83.6%となっており、巡視している現場の程度をみると、「3分の2以上の現場で巡視している」67.3%が最も多くなっている。 また、巡視の実施者(複数回答)をみると、「店社安全衛生管理者」53.9%が最も高く、次いで「施工担当部門の職員」51.6%となっている。(第4表) |
第4表 | 工事現場の巡視(安全パトロール)を実施している現場の程度及び巡視実施者別事業所割合(複数回答) |
(単位:%)
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注1) | 「巡視(安全パトロール)を実施している」は「3分の2以上の現場で巡視している」、「3分の1以上3分の2未満の現場で巡視している」及び「3分の1未満の現場で巡視している」を合わせたものである。 |
注2) | [ ]内は全事業所のうち「巡視(安全パトロール)を実施している事業所」の割合である。 |
注3) | 「巡視の実施者(複数回答)」は平成11年調査では単数回答であったため比較できない。 |