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２　９月の就労状況
（１） 　賃金額の算定基礎
　賃金額の算定基礎をみると、正社員は「月給」の労働者割合が87.7％と最も多く、非正社員は「時間給」の割合が最も多く66.4％、次いで「月給」が19.8％となっている。
　非正社員について「時間給」の労働者割合が多い就業形態は、パートタイム労働者、派遣労働者であり、出向社員、嘱託社員、契約社員では「月給」の割合が多くなっている。（表１３）

表１３　賃金額の算定基礎
(単位：％)
就業形態 計 時間給 日給 週給 月給 年俸 その他
　 　 　 　 　 　 　 　
正社員 100.0 2.3 4.9 - 87.7 2.0 0.6
非正社員 100.0 66.4 8.7 0.0 19.8 1.5 1.3
　契約社員 100.0 27.1 15.1 - 46.6 7.8 2.2
　嘱託社員 100.0 11.8 16.5 0.0 60.4 8.0 2.8
　出向社員 100.0 3.2 5.5 0.0 83.4 6.5 0.4
　派遣労働者 100.0 75.9 6.1 0.1 15.0 0.8 0.2
　　登録型 100.0 87.3 4.3 0.1 7.0 0.5 0.1
　　常用雇用型 100.0 50.2 10.2 0.1 32.9 1.6 0.4
　臨時的雇用者 100.0 56.6 28.1 0.4 7.5 - 0.8
　パートタイム労働者 100.0 80.5 5.1 0.0 10.3 0.2 1.3
　その他 100.0 51.9 23.7 - 21.0 0.9 1.7

（注）　計には、「賃金額の算定基礎」の不明の者を含む。

（２） 　賃金総額
　平成１５年９月の１カ月間に支払われた賃金総額（税込）をみると、正社員では「２０万円〜３０万円未満」、「３０万円〜４０万円未満」の労働者割合が多いのに対し、非正社員では「１０万円〜２０万円未満」の割合が最も多く、次いで「１０万円未満」となっている。
　非正社員について「１０万円〜２０万円未満」の労働者割合が多い就業形態は、契約社員、派遣労働者、嘱託社員となっている。パートタイム労働者では「１０万円未満」が最も多く５割を超え、「１０〜２０万円未満」は４割となっている。なお、出向社員は２０万円以上が９割を超えている。（表１４）

表１４　９月の賃金総額（税込）
(単位：％)
就業形態 計 １０万円未満 １０万円〜
２０万円未満		 ２０万円〜
３０万円未満		 ３０万円〜
４０万円未満		 ４０万円〜
５０万円未満		 ５０万円以上
正社員 100.0 1.0 20.8 33.3 25.2 10.3 7.2
非正社員 100.0 37.2 40.8 12.7 3.8 1.7 1.5
　契約社員 100.0 7.7 45.3 27.6 10.9 4.8 2.1
　嘱託社員 100.0 4.8 43.7 33.8 11.2 3.3 2.5
　出向社員 100.0 0.8 6.1 23.5 25.5 20.4 22.4
　派遣労働者 100.0 12.3 44.2 37.2 4.3 0.4 0.4
　　登録型 100.0 12.3 44.2 37.2 4.3 0.4 0.4
　　常用雇用型 100.0 12.3 44.4 27.8 7.6 2.8 0.9
　臨時的雇用者 100.0 44.3 33.8 12.5 2.8 0.3 0.0
　パートタイム労働者 100.0 50.8 40.0 5.7 0.7 0.0 0.1
　その他 100.0 14.3 56.8 20.7 4.9 1.0 1.2

（注）　計には、賃金総額の不明の者を含む。

（３） 　１週間の所定労働日数
　平成１５年９月における１週間の所定労働日数をみると、正社員は「５日」の労働者割合が最も多く74.1％、次いで「６日」が25.8％、非正社員も「５日」の労働者割合が最も多く66.7％、次いで「６日」が13.3％、「４日」が11.8％で、いずれも「５日」が最も多くなっている。
　非正社員について就業形態別に労働者割合の多い所定労働日数をみると、「５日」、「６日」、「４日」の順となっている就業形態は、契約社員、嘱託社員、出向社員で、一方、派遣労働者、臨時的雇用者、パートタイム労働者は「５日」、「４日」、「６日」の順となっている。
　また、平均所定労働日数をみると、正社員は５.３日、非正社員は４.８日となっている。就業形態別では、契約社員、嘱託社員、出向社員のいずれも５.０日、派遣労働者４.９日、臨時的雇用者４.４日、パートタイム労働者は４.８日となっている。（表１５）

表１５　１週間の所定労働日数
(単位：％、日)
就業形態 計 １日 ２日 ３日 ４日 ５日 ６日 平均所定
労働日数
正社員 100.0 - - - 0.1 74.1 25.8 5.3
非正社員 100.0 0.3 1.5 6.4 11.8 66.7 13.3 4.8
　契約社員 100.0 0.8 1.7 2.9 4.2 74.6 15.7 5.0
　嘱託社員 100.0 0.1 1.3 3.1 4.6 73.6 17.3 5.0
　出向社員 100.0 0.0 - 0.5 0.8 92.3 6.4 5.0
　派遣労働者 100.0 0.1 0.2 3.3 6.0 84.9 5.4 4.9
　　登録型 100.0 0.2 0.3 3.7 5.7 85.2 4.8 4.9
　　常用雇用型 100.0 - 0.0 2.4 6.5 84.2 6.8 5.0
　臨時的雇用者 100.0 4.2 10.1 5.2 22.0 39.7 18.8 4.4
　パートタイム労働者 100.0 0.2 1.5 8.1 15.2 62.4 12.5 4.8
　その他 100.0 0.7 1.3 3.6 5.6 66.5 22.3 5.0

（４） 　１週間の所定労働時間
　平成１５年９月における１週間の所定労働時間をみると、正社員は、「４０時間以上」の労働者割合が最も多く67.8％、次いで「３５時間〜３９時間」が31.6％となっている。非正社員は、「３５時間未満」の割合が最も多く53.0％、次いで「３５〜３９時間」が28.4％となっている。
　就業形態別にみると、契約社員、嘱託社員、出向社員は「４０時間以上」が最も多く、次いで「３５時間〜３９時間」となっている。派遣労働者は「３５時間〜３９時間」が最も多くなっている。パートタイム労働者は「３５時間未満」が72.5％と最も多く、そのうち「２０時間〜２９時間」は31.0％、「３０時間〜３４時間」は22.7％、「２０時間未満」は18.8％で、「３５〜３９時間」は26.5％となっている。
　また、平均所定労働時間をみると、正社員は４０.４時間、非正社員は３０.３時間となっている。就業形態別では、契約社員３６.５時間、嘱託社員３７.７時間、出向社員３９.０時間、派遣労働者３６.０時間、臨時的雇用者２９.７時間、パートタイム労働者２７.０時間となっている。（表１６）

表１６　１週間の所定労働時間
(単位：％、時間)
就業形態 計 ３５時間
未満		 　 ３５時間〜
３９時間		 ４０時間
以上		 平均所定
労働時間
２０時間
未満		 ２０時間〜
２９時間		 ３０時間〜
３４時間
正社員 100.0 0.6 - - 0.6 31.6 67.8 40.4
非正社員 100.0 53.0 14.3 22.7 16.1 28.4 18.6 30.3
　契約社員 100.0 17.3 6.8 7.2 3.3 26.5 56.2 36.5
　嘱託社員 100.0 12.2 3.1 6.0 3.1 30.5 57.4 37.7
　出向社員 100.0 2.7 0.0 0.9 1.8 41.6 55.6 39.0
　派遣労働者 100.0 16.4 4.1 8.8 3.5 45.2 38.4 36.0
　　登録型 100.0 16.3 4.5 8.6 3.1 49.5 34.2 35.7
　　常用雇用型 100.0 16.6 3.0 9.3 4.3 35.3 48.1 36.5
　臨時的雇用者 100.0 51.2 18.5 23.8 8.9 13.3 35.5 29.7
　パートタイム労働者 100.0 72.5 18.8 31.0 22.7 26.5 1.0 27.0
　その他 100.0 17.3 7.6 5.6 4.1 26.8 55.9 36.8

（注）　３０分以上は切り上げ、３０分未満は切り捨てで計算している。

（５） 　１週間の残業時間
　平成１５年９月の最後の１週間（９月２４日〜３０日）の残業状況をみると、正社員は「残業をした」労働者割合が61.6％、非正社員は「残業をした」割合が37.2％となっている。就業形態別に「残業した」労働者割合をみると、出向社員は59.8％、派遣労働者は　55.9％、契約社員は49.3％、パートタイム労働者は32.2％となっている。
　残業時間を労働者割合の多い階級別にみると、正社員は「７時間〜１０時間」が最も多く、次いで「５時間〜６時間」、「１１時間〜１９時間」の順となっている。非正社員は「１時間〜２時間」が最も多く、次いで「７時間〜１０時間」、「３時間〜４時間」の順となっている。
　就業形態別にみると、出向社員、契約社員は「７時間〜１０時間」、派遣社員、パートタイム労働者、嘱託社員は「１時間〜２時間」が最も多くなっている。
　また、残業した労働者の平均残業時間をみると、正社員８.９時間、非正社員７.１時間となっている。就業形態別では、契約社員８.６時間、出向社員８.５時間、嘱託社員７.３時間、派遣労働者６.５時間、臨時的雇用者７.３時間、パートタイム労働者６.８時間となっている。（表１７）

表１７　９月最後の１週間の残業状況
(単位：％、時間)
就業形態 計 残業を
していない		 残業を
した		 　
残業時間 残業した人の
平均残業時間
１時間〜
２時間		 ３時間〜
４時間		 ５時間〜
６時間		 ７時間〜
１０時間		 １１時間〜
１９時間		 ２０時間以上
正社員 100.0 32.8 61.6 9.2 8.4 11.3 16.1 10.8 5.7 8.9
非正社員 100.0 53.9 37.2 10.3 6.3 5.7 7.6 4.0 3.3 7.1
　契約社員 100.0 44.1 49.3 7.8 8.2 8.0 12.8 7.1 5.4 8.6
　嘱託社員 100.0 62.9 31.2 7.4 5.7 6.2 6.0 3.1 2.7 7.3
　出向社員 100.0 36.7 59.8 8.0 9.1 10.6 17.9 9.6 4.7 8.5
　派遣労働者 100.0 38.1 55.9 16.4 9.9 8.0 12.5 6.2 2.8 6.5
　　登録型 100.0 39.0 56.2 18.6 10.3 7.6 12.2 5.2 2.3 5.9
　　常用雇用型 100.0 36.0 55.1 11.5 9.0 9.1 13.1 8.5 3.9 7.8
　臨時的雇用者 100.0 57.7 29.1 6.9 3.5 2.8 10.0 4.3 1.5 7.3
　パートタイム労働者 100.0 57.9 32.2 10.4 5.3 4.7 5.6 2.9 3.2 6.8
　その他 100.0 48.3 43.4 10.5 8.0 7.6 9.6 5.5 2.2 6.9

（注） 1) 　残業時間は、９月最後の１週間（９月２４日〜３０日）の残業時間（休日労働を含む）である。
　 2) 　計には、「残業の有無」の不明の者を含む。

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