2 パートタイム労働者の賃金
第10図 パートタイム労働者の性別1時間当たり賃金の対前年増減率の推移(産業計、企業規模計)
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なお、労働者構成を年齢階級別(年齢計=100)にみると、男性は、18〜29歳で全体の44.4%を占めるとともに、60〜64歳で14.2%となっている。一方、女性は、40〜59歳で全体の56.7%となっている(第16表)。
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(2) | 企業規模別にみた賃金 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イ | 企業規模別に1時間当たりの賃金をみると、男性は、大企業979円(対前年増減率0.6%増)、中企業1,055円(同1.4%増)、小企業1,049円(同0.1%減)となっており、大企業より中企業及び小企業が高くなっている。 女性は、大企業916円(対前年増減率1.8%増)、中企業886円(同1.4%減)、小企業868円(同0.2%減)となっており、大企業が若干高くなっている(第17表)。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ロ | 企業規模間の賃金格差(大企業=100)をみると、5年前と今年を比較すると、女性の中企業を除き、格差は縮小している(第17表)。
第17表 パートタイム労働者の企業規模、性別1時間当たり賃金、対前年増減率及び企業規模間賃金格差(産業計)
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(3) | 産業別にみた賃金 パートタイム労働者の約9割を占める主要3産業について、1時間当たりの賃金をみると、男性は、サービス業及び製造業が1,000円を超えているのに対し、卸売・小売業,飲食店は800円台となっており、各産業で前年を上回っている。 女性は、サービス業が900円台、卸売・小売業,飲食店及び製造業が800円台となっており、卸売・小売業,飲食店を除き前年を上回っている(第18表)。 第18表 パートタイム労働者の産業、性別1時間当たり賃金及び対前年増減率(企業規模計)
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(4) | 実労働日数、所定内実労働時間数、勤続年数 実労働日数(平成13年6月)をみると、男性は17.9日、女性は19.5日となり、1日当たりの所定内実労働時間数をみると、男性は6.0時間、女性は5.6時間となっている。 一方、勤続年数をみると、男性は3.1年、女性は5.1年となっている(第19表)。 第19表 パートタイム労働者の性別実労働日数、1日当たり所定内実労働時間数及び勤続年数の推移(産業計、企業規模計)
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