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(3) 介護保険ICカードモデル事業について

1. モデル事業の実施目的

 介護保険制度においてICカードを導入することは、資格管理、支給限度額管理及び介護サービス計画の進行管理等、介護保険制度を運用していく上で、大きな効果が期待でき、また、情報化の積極的な推進による行政サービスの向上、利便性を図れることから、

 (1)  被保険者証機能(資格管理機能)
 (2)  支給限度額管理機能
 (3)  介護サービス計画の進行管理機能
を有したICカードによる介護保険被保険者証(以下「ICカード被保険者証」という。)及びそれにかかるシステムを構築するとともに、実際にモデル事業実施保険者において、使用・運用し、
 (1)  機能面における信頼性の確保及び期待効果の検証
 (2)  運用面における効率性の確保及び費用対効果の検証
 (3)  セキュリティー面における信頼性の確保
 (4)  今後の展開に向けての検討事項及び留意事項等の整理
 (5)  モデル事業を総括した報告書の作成
等を行う。

2. モデル事業実施保険者

愛知県  西春町
長崎県  対馬総町村組合(構成:厳原町、美津島町、豊玉町、峰町、上県町、上対馬町)
  → 平成16年3月より、6町の合併に伴い「対馬市」へ

3. ICカード被保険者証の交付対象者

 上記2のモデル事業実施保険者の被保険者のうち、要介護・要支援の認定を受けた者に対して、現行の紙の被保険者証に代えてICカード被保険者証を交付。
 なお、モデル事業で使用するICカード被保険者証については、介護保険法施行規則の一部改正等を行い、上記2保険者について、被保険者証に関する特例を設け、全国何処でも使用可能な被保険者証と位置づける。(上記2保険者においては本年9月中旬以降、ICカード被保険者証の切り替えが行われることとなる。)

4. ICカード被保険者証の情報

(1) 券面情報

 現行の被保険者証と同様、介護サービス事業者等が目視において、受給資格(被保険者資格、要介護認定等の有無及び要介護認定等有効期限)等の確認ができるよう、原則、現行の被保険者証の記載事項を網羅するものとする。

(2) 収録情報

(1)被保険者証情報
(2)上限管理情報
(3)サービス計画情報及び実績情報

5. モデル事業の実施期間

平成15年10月から平成16年9月までの1ヶ年を予定。

 ICカード被保険者証の切り替えが行われる本年9月中旬以降、上記2保険者のICカード被保険者証が他の地域でも使用される可能性があるため、各都道府県においてもこの旨了知願いたい。


ICカードモデルによる介護保険被保険者証の券面イメージ(PDF:28KB)


介護保険ICカードの利用イメージ(西春町)

介護保険ICカードの利用イメージ(西春町)


介護保険ICカードの利用イメージ(対馬総町村組合)

介護保険ICカードの利用イメージ(対馬総町村組合)


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