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(5)  グループホームの外部評価について

<評価の円滑な実施に向けて>
   高齢者痴呆介護研究・研修東京センター(以下「東京センター」という。)では、44道府県の依頼に基づき、昨年11月よりグループホームの外部評価を実施している(実施状況は参考資料(2)参照)。しかしながら、外部評価が義務づけられた趣旨及び目的についてのグループホーム事業者側の理解が十分でないため、訪問調査の日程調整が進まない、事業者側の一方的な都合で直前になって予定がキャンセルされる、訪問調査当日に評価調査員への協力が得られないなど、評価を円滑に進める上で具体的な支障が生じている地域が少なからず見受けられる。
 外部評価の趣旨及び目的についての理解が、新規に開設したグループホーム事業者にも十分浸透し、上記のような問題によって外部評価の円滑な実施が妨げられることのないよう、また、評価の機会がサービスの質の向上に向けた事業者の自主的な努力につながるよう、あらためて各道府県の積極的な取組をお願いする。

<評価調査員について>
   評価調査員の養成研修については、44道府県から東京センターに推薦のあった者を対象としてこれを行っているところであるが、推薦のあった者の中には、グループホーム事業者、グループホーム事業への参入を予定している法人の事業開発担当者、経営コンサルタント業者など、グループホームのサービス内容を第三者の立場から公平・公正に評価すべき評価調査員として相応しくない者が散見される。
 評価調査員は、外部評価において中心的な役割を担うものであることから、各道府県におかれては、その養成が適切に行われ、外部評価に対する信頼が損なわれることのないよう十分な配慮をお願いする。


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