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平成20年度 労災保険関係

平成20年度 労災保険関係

○業務上外関係

裁決例1

コークス職として粉じん作業に従事していた被災者に発症した「間質性肺炎」は、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例2

被承継人の慢性気管支炎は、じん肺の合併症である続発性気管支炎と認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例3

長年炭鉱で粉じん作業に従事していた被災者に発症した原発性の「肺がん」は、じん肺に合併する原発性肺がんにより死亡したものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例4

配管工事に従事していた被災者に発症した「肺がん(小細胞がん)」は、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例5

被災者に発症した「肺がん」は、石綿ばく露を受けたために発症したものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例6

建設工事現場において保温工事、防水工事の作業に従事していた被災者に発症した「呼吸不全」は、石綿肺及びその合併症に起因するものであると認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例7

石綿高圧管の切断・加工業務に従事していた被災者が肺がんにより死亡したのは、事業主としての期間が労働者相当としての期間を上回る程度は数年程度のものであること、事業主としての期間の石綿ばく露量が相当程度低かったものであると推認できること等を総合的に判断すると、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例8

請求人に発症した「腰痛」は、腰痛に作用した力が腰痛の既往症若しくは基礎疾患を著しく増悪させたものと認められるとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例9

請求人に発症した「脳出血」は、長時間労働に伴う過重負荷によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例10

請求人に発症した「小脳梗塞」は、血圧の推移のみでなく、他の症状の経過も含めて総合的に判断すると、退院後も療養の必要性が認められるとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例11

会社の役員である被災者に発症した「心筋梗塞」は、複数の工事のトラブルによる精神的・身体的過重によるものであると認められるとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例12

被災者に発症した「急性心不全」は、長期間にわたって業務による過重な負荷が認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例13

請求人に発病した精神障害は、短期間の経験しかないにもかかわらず作業責任者を任され、かつ、重大な事故に対して上司からの叱責を受けたことから発病したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例14

営業部長として利益が見込めた受注工事であったにもかかわらず、会社に多大な損失を招いた被災者の自殺は、業務上に事由によるものと認められるとして原処分を取り消した事例

裁決例15

請求人に発病した「適応障害」は、業務指導の範囲を著しく逸脱した陰湿ないじめにより発病したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例16

被災者に発病した精神障害は、新規業務を担当したことによる長時間労働に加え、経営不振の中 、新規業務立ち上げの失敗に伴う心理的負荷により発病したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例17

請求人に発病した精神障害は、トイレで盗撮・盗聴されたこと加え、その後の会社幹部の対応が極めて不適切であったことにより発病したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例18

被災者に発病した精神障害は、上司から頻繁に厳しい叱責ないし説教により発病したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例19

請求人に発病した精神障害は、恒常的な長時間労働を余儀なくされていたことにより発病したものであり、業務の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例20

請求人に発病した「心的外傷後ストレス障害」は、上司による長期間にわたるセクハラと更衣中の盗撮により発症したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例21

営業部に勤務していた被災者の自殺は、得意先とのトラブルにより恒常的な長時間勤務が続いた上に、会社が得意先とのトラブル解決の具体的な支援を講じていたとは見受けられないことから、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例22

請求人の自殺は、じん肺が急激に悪化するとともに、治療が効かず、極度の苦痛を伴ったことによるものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例23

同僚の労働災害により被災者が自殺したのは、労災事故に大きく関与した被災者に会社の支援が不十分なものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例24

新人研修を終えて営業職に従事していた被災者の自殺は、恒常的な長時間労働が続いていたこと、新入社員への応援、支援が十分機能していなかったことを考慮すると、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例25

小売業の店長として勤務していた被災者の自殺は、恒常的な長時間労働が続く中で新店舗のオープンが重なり会社からの支援が得られなかった状況を勘案すると、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例26

請求人に発病した精神障害は、恒常的な長時間労働に加えて、業務内容がより困難で心理的負荷の大きなものへと変化する中で、会社側からの十分な支援がなされない状況等により発病したものであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例27

店長として勤務していた被災者の自殺は、恒常的な長時間労働が認められ、また、6店舗の店長を兼務していたにもかかわらず、会社として具体的な支援も行われていたとは到底言えない状況を勘案すると、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例28

請求人が医療機関に通院していた日については全部労働不能であったと認められるとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例29

漁船船体保険の審査を行った請求人の免責査定に関し、一方的な逆恨みによる加害行為のより負傷したのは業務上の事由によるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例30

請求人が通院した日については、労働することができない場合に該当するとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例31

請求人に発症した「脊髄硬膜外血腫」は、正常人であれば血腫をつくることは無かったと思われる程度の軽い背部打撲に対して、服用している薬により易出血性になっていたためであり、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例32

被災者が同僚に刺殺されたのは、被災者の業務と加害行為との間に相当因果関係が認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例33

請求人の傷病(有痛性外脛骨)は、業務上の事由によるものと認められるとして、原処分の一部を取り消した事例

裁決例34

じん肺管理区分「管理3イ、合併症肺結核」と決定された被災者が「肺癌(原発性)」により死亡したのは、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例35

建築物の保温工として石綿ばく露作業に従事していた被災者に発症した「呼吸不全」は、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例36

作業場でプレス金型を持ち上げたときに請求人に発症した「腰痛症」は、自覚症状のみで他覚所見を欠き、災害性の原因による腰痛とは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例37

マッサージ師に発症した「右上腕二頭筋長頭腱断裂」は、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例38

被災者が海外出張先のホテルで「心筋梗塞」により死亡したのは、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例39

請求人に発症した「急性心疾患」は、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例40

社外での騒音の測定業務に従事していた被災者の自殺は、連続勤務や深夜勤務等による長時間労働が認められるものの、それらは短期間の一時的なものであり、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例41

請求人に発病した「双極性感情障害」は、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例42

保険事務の業務に従事していた請求人に発病した「統合失調症」は、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例43

長期間炭鉱で業務に従事していた請求人に発症した「騒音性難聴」は、職場の騒音にばく露したものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例44

はつり工として建設現場で作業に従事してきた請求人に発症した「白内障」は、業務上の事由によるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

○障害認定関係

裁決例45

請求人に残存する障害(顔面部の醜状障害、視力障害及び視野狭窄、右足関節の可動域制限、左肩関節の可動域制限、右手関節背屈不能、右拇指用廃、高次脳機能障害)は障害等級7級を超えるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例46

請求人に新たに生じた神経障害については、既存障害である神経障害の部位(上肢)とは異なった部位(頸部)に生じたものとみるべきであり、既存障害とは別個の障害として評価すべきであるとして、これらを同一の障害として取り扱った原処分を取り消した事例

裁決例47

請求人に残存する障害(右手指の機能障害(感覚脱失)、右手指の神経障害(疼痛)及び右手指の機能障害(可動域制限)は障害等級12級に該当するとして、障害等級14級として認定した原処分を取り消した事例

裁決例48

請求人に残存する障害(中心性頚髄損傷)は、障害等級第12級に該当するとして、障害等級14級と認定した原処分を取り消した事例

裁決例49

請求人に新たに生じた神経障害については、既存障害である神経障害の部位(腰部)とは異なった部位(右足)に生じたものとみるべきであり、既存障害とは別個の障害として評価すべきであるとして、これらを同一の障害として取り扱った原処分を取り消した事例

裁決例50

請求人に残存する障害(めまい)は、障害等級8級に該当するとして、障害等級11級と認定した原処分を取り消した事例

裁決例51

請求人に残存する障害(右足関節の機能障害・神経障害及び左膝関節の機能障害・神経障害)は、障害等級第9級を超えるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例52

請求人に残存する障害(頭痛及び両上肢巧緻性低下等)は、障害等級第9級を超えるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例53

請求人に残存する障害(腰椎圧迫骨折と腰背部痛、外傷性頚部症候群、めまい・耳鳴り・頭痛及び各部の神経症状、歩行の障害、胸腰部の運動障害、高次脳機能障害)は、障害等級第11級を超えるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

裁決例54

請求人に残存する障害(骨盤のゆがみ及び左足の短縮、右足のしびれ、けいれん及び右足のくるぶしより先の無感覚、股関節及び骨盤の痛み、膝の痛み及び変形性膝関節症)は、障害等級第8級を超えるものとは認められないとして、請求を棄却した事例

○治ゆ認定関係

裁決例55

請求人の傷病(輸血後C型肝炎及び肝臓がん)は既に治ゆしているとして、請求を棄却した事例

○再発認定関係

裁決例56

請求人の傷病(右肩関節周囲炎、右肩腱板損傷)は、旧傷病(右肩腱板損傷、右肩関節拘縮・周囲炎)の再発と認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例57

請求人に発症した傷病(腰椎圧挫による右下肢運動知覚障害、性機能障害、頚椎損傷による右上肢運動障害、精密運動障害)は、原傷病(腰部椎間板症、腸間膜損傷、下肢末梢神経障害)の再発とは認められないとして、請求を棄却した事例

○労働者資格関係

裁決例58

電工として粉じん作業に従事し、じん肺管理区分「管理4相当」と決定された請求人に発症した「石綿肺」は、労働者として粉じん作業に従事した期間において、石綿が盛んに使用されていたことが認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例59

傭車運転手として雇われ、配送業務に従事していた請求人について、労災保険法上の労働者と認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例60

集草作業中に死亡したシルバー人材センターの会員である被災者について、会社との間には、実態上、使用従属関係が認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例61

シャッター取付工事に従事していた被災者について、その就労実態としては会社との使用従属関係において業務に従事しているものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例62

請求人と会社との関係は、形式的にはシルバー人材センターを介した請負契約に基づく労務提供関係であるが、実質的な労務提供の形態や報酬の労務対償性等を総合判断すると、労災保険法上の労働者であると認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例63

屋根瓦の葺き替え工事等を行う事業を営んでいた請求人の負傷については、工事の態様、経営等の諸事情を総合すれば、労災保険法上の労働者とは認められないとして、請求を棄却した事例

○給付基礎日額関係

裁決例64

「支払われた賃金」とは、実際に支払われていないものであっても、算定事由発生日において既に債権として確定している賃金も含まれるとして、原処分を取り消した事例

裁決例65

被災者の遺族補償給付に係る給付基礎日額について、実際に支払われていない時間外手当等に対する賃金も算定基礎に含めるべきとして、原処分を取り消した事例

裁決例66

被災者には、実際に支払われた割増賃金以外にも、支払が確定しているにもかかわらず実際には支払われていない割増賃金が存するものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例67

特別加入者である被災者に発症した「悪性胸膜中皮腫」を苦にした自殺は、労働者であった時期における作業により発症したものと認められ、労働者に係る保険関係より給付基礎日額を算定すべきであるとした、原処分を取り消した事例

裁決例68

被災者の遺族補償給付に係る給付基礎日額について、実際に支払われていない時間外手当等に対する賃金も算定基礎に含めるべきとして、原処分を取り消した事例

裁決例69

請求人の就労の実態、労働者供給契約書及び日雇労働者の平均賃金についての告示からすると、請求人の通常の勤務における賃金と当該日の勤務における賃金の差は著しく異なるものと認められるとして、原処分を取り消した事例

裁決例70

被災者の遺族補償給付に係る給付基礎日額について、実際に支払われていない時間外手当等に対する賃金も算定基礎に含めるべきとして原処分を取り消した事例

裁決例71

被災者の遺族補償給付に係る給付基礎日額について、「支払われた賃金」とは、実際に支払われていないものであっても、算定事由発生日において既に債権として確定している賃金も含まれるとして、原処分を取り消した事例

○却下決定関係

裁決例72

再審査請求人の再審査請求が請求期間を満了したとして、請求を却下した事例

○通勤災害関係

裁決例73

夫婦共稼ぎの請求人が出勤の途中で保育園を経由する経路は、特段の合理的な理由があるとして、原処分を取り消した事例

裁決例74

請求人が業務終了後に実家に立ち寄り実母の介護を行った行為は、通勤のために合理的な経路を逸脱中に生じたものであり、また、介護を行うことは、通勤に通常随伴するささいな行為にも該当しないとして、請求を棄却した事例

○その他

裁決例75

建設作業の従事中に負傷した建設業の一人親方について、休業補償給付の一部を支給しないとした原処分を取り消した事例

裁決例76

休業補償給付を受ける権利は、労災保険法第42条の規定により休業した日の翌日から2年を経過したときに時効によって消滅するものと解するのが相当であるとして、請求を棄却した事例

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