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日本の将来推計人口(平成14年1月推計)について

1.将来人口推計

 国立社会保障・人口問題研究所においては、直近の国勢調査人口を基準として、5年ごとに我が国の将来人口推計を行っている。
 今回、平成12年国勢調査人口に基づき、2050年までの新しい人口推計(前回推計は、平成9年1月)を行ったもの。

2.今回の推計結果の特徴

(1) 少子化が一層進展する。(合計特殊出生率の低下)
  今回中位推計
(2050年)
現在の状況
(2000年)
(参考)
前回中位推計
(2050年)
合計特殊出生率 1.39 1.36 1.61
 平均初婚年齢(女性) 27.8歳 24.4歳 27.4歳
 夫婦の完結出生児数 1.72人 2.14人 1.96人
 生涯未婚率(女性) 16.8% 4.9% 13.8%
出生児数 67万人 120万人 81万人
合計特殊出生率:一人の女性が一生(15〜49歳)の間に産む子供の数
夫婦の完結出生児数:結婚した夫婦が生涯に産む子供数
平均初婚年齢、夫婦の完結出生児数、生涯未婚率については、「今回中位推計」は1985年生まれ、「現在の状況」は1950年生まれ(ただし、夫婦完結出生児数のみ1948〜52年生まれ)、「前回中位推計」については、1980年生まれの者の数値である。


○ 出生児数の推移(中位推計) (単位:千人)
年次 出生数 年次 出生数 年次 出生数
2001年 1,194 2019年 928 2037年 778
2002年 1,183 2020年 914 2038年 770
2003年 1,170 2021年 902 2039年 761
2004年 1,154 2022年 891 2040年 753
2005年 1,137 2023年 880 2041年 744
2006年 1,119 2024年 871 2042年 735
2007年 1,102 2025年 863 2043年 726
2008年 1,085 2026年 855 2044年 717
2009年 1,069 2027年 847 2045年 708
2010年 1,055 2028年 840 2046年 700
2011年 1,041 2029年 834 2047年 691
2012年 1,027 2030年 828 2048年 682
2013年 1,013 2031年 821 2049年 674
2014年 999 2032年 815 2050年 667
2015年 985 2033年 808    
2016年 971 2034年 801    
2017年 956 2035年 794    
2018年 941 2036年 786    

 これまでは、少子化の原因は、晩婚化であり、結婚した夫婦の出生児数は減少しないと見ていたが、今回の推計においては、晩婚化に加えて、結婚した夫婦の出生児数が減少するという新しい傾向が認められた。
 この新しい傾向については、その背景として、次のような経済・社会的要因が考えられるという意見が、人口部会の各委員から出されている。
  • バブル経済崩壊の影響
  • 都市部で働く女性の増加(夫婦とも就業、夫婦のみ世帯の増加)
  • 女性の高学歴化(大学卒)の進展

(2) 高齢化が一層進展する。(平均寿命の伸長)
  今回中位推計
(2050年)
現在の状況
(2000年)
(参考)
前回中位推計
(2050年)
65歳以上人口割合 35.7% 17.4% 32.3%
平均寿命 (男) 80.95年 77.64年 79.43年
       (女) 89.22年 84.62年 86.47年


(3) 総人口のピークは2006年の12,774万人(前回推計では2007年の12,778万人)
  今回中位推計 (参考)前回中位推計
2000年 12,693万人 12,689万人
ピーク 12,774万人
〈2006年〉
12,778万人
〈2007年〉
2050年 10,059万人 10,050万人

3.諸外国との比較

(1) 出生率(2000年)

 日本(1.36)は、ドイツ(1.36)と同じであり、米国(2.13)、イギリス(1.68)、フランス(1.77)より低いが、イタリア(1.19)、スペイン(1.20)に比べ高い。
 しかし、ドイツは反転上昇しているものの、日本は、スペイン、イタリアと同様一貫して低下している。

(2) 高齢化率(2005年)

 日本(35.7%)は、イタリア(35.9%)、スペイン(37.6%)と同様、高い高齢化率が見込まれている。
 一方、フランス(26.7%)、イギリス(27.3%)などは20%台に止まると見込まれている。


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