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心臓病の治療法は?


オオカミ:心臓病の治療法は?博士:虚血性心疾患にかかりやすい性格、自覚症状、家族歴がある オオカミ
博士:症状の重さや原因に応じて対処する オオカミ

オオカミ   虚血性心疾患であることがわかったら、どう治療するんだい?
博士   狭くなったり詰まったりしている冠動脈に、もういちど十分な血液が流れるように、回復させることが治療の第一の目的となるね。治療は、大きく分けて内科的療法と、外科的療法があるんだ。症状が軽い場合や高齢の患者さんに対しては、内科的治療が中心となるんだよ。
アライグマ   内科的療法って、薬で治すこと?
博士   薬ももちろんそうだけど、最近ではカテーテルを使って、詰まっている部分に直接薬を注入する「血栓溶解療法」や、先端に風船をつけて血管をひろげる「風船療法」、ステントという網状の器具を冠動脈に送り込む「ステント法」などもあるんだよ。

風船治療 カテーテル(細い管)の先端に小さい風船を付け、太ももの付け根や腕から冠動脈の狭窄部分に送り込む。風船を膨らませて、血管の内腔を広げる。カテーテルを抜くと、狭窄部分が広げられ、血流が回復する。

オオカミ   外科的療法って、手術だよな。
博士   そう。「冠動脈バイパス手術」といって、胸を開いて、詰まった冠動脈に迂回路(バイパス)をつくる治療法なんだよ。カテーテルを入れにくい部分が詰まっているとか、何か所も詰まっているなど、症状が重く、比較的若くて体力がある患者さんに行われるんだ。バイパス用の血管には、胸の内側の動脈や、胃の動脈、太ももの静脈などが用いられるよ。

冠動脈バイパス手術 狭窄や梗塞部分が多数ある場合などに行われる。太ももの静脈や内胸動脈などを、閉塞(または狭窄)部を迂回するようにつなげ、血液の新しい通り道(バイパス)をつくり、血流を回復させる。

虚血性心疾患の治療法
●狭心症とわかったら
・薬で発作を抑える
 硝酸薬(ニトログリセリン錠など)やカルシウム拮抗薬など、血管を広げる薬が用いられる。なかでも硝酸薬の舌下錠は、効き目が非常に速く、発作時に使うと狭心症は治まる。また、発作が誘発されそうなときには、直前にあらかじめ用いると予防することもできる。
 内服薬が中心だが、皮膚にはって、皮膚から薬を吸収させる貼付薬もある。貼付薬は効き目が長いあいだ続くので、寝る前に貼っておけば朝の発作を防ぐことができる。
・生活習慣を改善する
 狭心症では、日常生活上の注意も重要。とくに労作性狭心症は、どのようなときに発作が起きるかを本人がよく知って、その誘因を避けること。
 一般には、節度ある生活を心がける、運動のしすぎ・精神的興奮・食べすぎ・飲みすぎを避ける、禁煙、十分に休養・睡眠をとる、虚血性心疾患を防ぐ生活を心がける、など。

●心筋梗塞の発作が起こったら

・対応可能な病院に入院することが第一
 心筋梗塞の発作が起こったときはもちろん、その疑いがありそうなときもがまんしたりせず、ためらうことなくCCU(冠動脈疾患の集中監視と治療体制を備えた設備)があるなどの対応可能な病院に入院を。急性心筋梗塞の場合、数時間から1〜3日のうちに致命的な事態が起こることが多いので、早ければ早いほど、救命率が上がる。
 発症してから1か月以内の急性期を乗りこえれば、かなり安定した状態になるので、できる条件がととのっている患者さんには外科的手術も行われる。
 

博士:症状やからだの状態に応じて、もっとも適した方法がとられるんだ
博士イラスト




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