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脂質異常症を防ぐ食事


脂質異常症を防ぐ食事


脂質異常症の原因は、体質、環境など色々あるけれど、まずは食事のコントロール
 脂質異常症は、遺伝子異常や他の病気に伴って現れるものもあるけれど、8割以上は多くの生活習慣に関連した原因が重なって発症してきます。生活習慣病のほとんどがそうですね。
 ではその原因は大まかにどんなことがあるかというと、遺伝的な素因のほかに、過食、高脂肪食、運動不足などの悪い生活習慣や、それによる肥満があげられます。つまり、食事にからんだ要因がいちばん多いんですね。だから、脂質異常症を防ぐにはまず、食事に心を配って食生活を適正に保つことが重要なんです。
 脂質異常症を防ぐための食生活では、右の6項目が重要です。
脂質異常症を防ぐ食事の基本
1. 偏らず「栄養バランスのよい食事」を。
2. 摂取総エネルギー量を抑えて、適正な体重を保つ。
3. 飽和脂肪酸(おもに獣肉類の脂肪)1に対して不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪や魚の脂)を1.5〜2の割合でとる。
4. ビタミンやミネラル、食物繊維もしっかりとる。
5. 高コレステロールの人は、コレステロールを多く含む食品を控える。
6. 中性脂肪が高い人は、砂糖や果物などの糖質と、お酒を減らす。
コレステロールの7割が体内で合成されている
 ちょっと意外なことかもしれませんが、体内にあるコレステロールの7割前後は、体内で合成されています。
 だから、食事からコレステロールをまったくとらなくても、血中には少なめですがコレステロールがあります。また、食事からコレステロールをとり過ぎても、健康な人なら一定量以上は吸収されません。食事からたくさん入ってきたときには合成が減り、それでも多すぎる場合は肝臓などにためるはたらきがあって、血中コレステロールは一定に保たれているんです。
 だからといって、高コレステロールの人が「食事の影響が少ないならコレステロールを多く含む食品を食べても大丈夫」と考えるのはまちがい! 高コレステロールの人はこのシステムに乱れが生じて、コレステロールを蓄積しやすくなっていているからです。いま体内にある分も減らさなければいけないんですから、食事からとるコレステロール量を減らすことは、とても重要です。
コレステロールを多く含む食品、上げる食品、下げる食品があります
 食品中のコレステロールというと、コレステロールを多く含む食品ばかりを気にしがちだけど、体内のコレステロールを増やしやすい食品もあるので、それを避けることはもっと大切です。
 血中のコレステロールを増やす食品として明らかになっているのが、飽和脂肪酸です。逆に体内のコレステロール値を下げる働きをするのは、不飽和脂肪酸を多く含む食品です。コレステロール値を上げる食品、多く含む食品、下げる食品は右の通りです。上げる食品は少量でも体内のコレステロールを増やしやすいので注意が必要ですし、下げる食品は積極的にとることをおすすめしますが、油や果物はとりすぎに注意してください。

 ポテトチップスは食品としては全くコレステロールを含んでいないし、チョコレートや即席麺に含まれるコレステロールもわずかだけど、体内でコレステロールを増やす働きがあります。 コレステロール値が正常な人は、多く含む食品は気にしなくてもいいですが、すでに高コレステロールといわれている人は、多く含む食品も控えめにとるようにしましょう。
   
上げる食品
脂身の多い肉 チョコレート 卵黄 即席麺
ポテトチップ バターやチーズなどの乳脂肪分 これらの加工品
多く含む食品
マヨネーズ 魚卵 卵(全卵) 皮なしの鶏肉
レバー イカ タコ エビ
下げる食品
大豆製品 植物油(ヤシ油とピーナツ油を除く) 野菜
果物 海草類 青背の魚
   
 


質問コーナー
クマ
Q1 コレステロールの多い人と中性脂質の多い人では、食事で注意すべきことが違うのかな?
   
フクロウ博士
「脂質異常症を防ぐ食事の基本」のうち、1〜4はどちらにも共通ですが、5と6はそれぞれ別個の注意点ですね。
コレステロールの多い人は動物性脂肪を減らすこと。肉の脂身や霜降り肉、バター、生クリームやアイスクリームは、コレステロール値を上げやすい食品なので、とり過ぎないように。つぎに、コレステロールの多い食品は控えめに。とくにコレステロールが多い卵は、1日1個が限度です。
中性脂肪が多い人は、油脂、糖質、とくに砂糖を含むもの、それから果物を食べ過ぎないでほしいですね。
ウサギ
Q2 アブラや甘いものを減らせば、脂質異常症は防げるんだよね?
   
フクロウ博士
残念ながら、そう簡単ではないんです。
コレステロール値を上げやすい食品や多く含む食品は、すでに高コレステロールの人はあまりとらないほうがいいでしょう。でも、高コレステロールではない人が無理に減らすことはないんですよ。
甘いものも同様です。とくに異常がない人が無理に減らす必要はないけれど、食べすぎると肥満や高中性脂肪になりがちです。とくに、動物性脂肪が多くて砂糖も多いチョコレートやショートケーキ、アイスクリーム、ドーナツなどは、要注意! 
高コレステロール血症や高中性脂肪血症になったら、どちらも制限されます。
クマ
Q3 脂質異常症予防のためにどんどん食べてもいいものがあるといいんだがなあ?
   
フクロウ博士
どんな食品でも、食べ過ぎれば問題になりますね。
いろいろな栄養素をバランスよくとることが食事の基本です。ほぼ全ての生活習慣病にとって、ビタミンやミネラル、食物繊維その他の有効成分が多く含まれる食品、野菜や海藻類、きのこ類などは体にいいです。また、肉類などに比べれば「食べすぎ」になりにくいですしね。
ただし、甲状腺の病気がある人は、海藻、とくにコンブの食べすぎはヨード過剰になりやすいので、注意してください。
オオカミ
Q4 お酒は、脂質異常症と関係するんだろうか?
   
フクロウ博士
お酒類は、少しの量を飲んでいる分には、HDL(善玉)コレステロールをふやす効果があります。ただし、問題はなかなか適量ですまずに、量を過ごすしてしまうこと。
適量を超えるとさまざまな悪影響が出てきます。エネルギーをとりすぎて肥満の原因になりやすいし、長いあいだ飲んでいると高血圧になるリスクも高まります。
脂質異常症との関わりでは、アルコールは中性脂肪を増加させることがわかっていますから、中性脂肪が高い人は禁酒です。中性脂肪が高くないタイプの脂質異常症の人も節酒を心がけ、飲む量は1日に、日本酒にして1合(ビ−ルなら中びん1本、ウイスキ−はダブルで1杯、赤ワイングラス2杯)程度とし、会話や食事を楽しむ潤滑油にとどめたいですね。
また、毎日飲むと肝臓に負担がかかるので、週に2日、できれば連続して休肝日をもうけましょう。





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