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食品に関するリスクコミュニケーション
(食品中に残留する農薬、動物用医薬品等のポジティブリスト制導入の取組に関する意見交換会)

アンケート集計結果(平成16年6月30日開催:東京都港区)

参加人数  164名  
アンケート回答者数  138名  回答率 84.1%
Q1 ご自身について、ご回答ください。
  1 消費者 6 (4.4%)
2 食品等事業者 78 (56.5%)
  1 農林水産業 3  
2 製造・加工業 51  
3 卸売業 7  
4 小売業 5  
5 業界団体 6  
6 その他 6  
3 マスコミ関係 4 (2.9%)
4 地方公共団体職員 16 (11.6%)
5 その他 34 (24.6%)
 
Q2 本日の意見交換会の開催について、何でお知りになりましたか。
  1 ホームページ 116 (84.1%)
  1 厚生労働省 69  
2 農林水産省 29  
3 他ホームページ 18  
2 新聞記事 1 (0.7%)
3 雑誌記事 1 (0.7%)
4 その他 21 (15.2%)
  1 職場・業界団体よりの連絡 5  
2 内閣府食品安全委員会よりの連絡 0  
3 厚生労働省等よりの連絡 1  
4 農林水産省等よりの連絡 3  
5 地方自治体等よりの連絡 3  
6 その他 9  
 
Q3 本日の「食の安全に関するリスクコミュニケーション」に参加された目的は次のどれですか。(当てはまるものを全て)
  1 食品中に残留する農薬、動物用医薬品等のポジティブリスト制導入の取組の内容を知るため 116 (84.1%)
2 ポジティブリスト制導入の取組に係る意見を表明するため 9 (6.5%)
3 リスクコミュニケーションの取組について知るため 31 (22.5%)
4 その他 7 (5.1%)
 
各団体の意見を聞くため(食品等事業者)
ポジティブリスト制に対する消費者の見解を知るため(その他)
現在の検討状況を知るため(その他)
情報収集のため(その他)
 
Q4 演者からの説明についてお伺いします。その説明内容について、十分に理解することができましたか。
  1 できた 18 (13.0%)
2 おおむねできた 100 (72.5%)
3 あまりできなかった 19 (13.8%)
4 できなかった 1 (0.7%)
SQ1 (Q4で「3あまりできなかった」、「4できなかった」と回答した方)
十分に理解することができなかった理由は次のどれですか。(当てはまるものを全て)
  1 説明に専門用語が多い 10  
2 資料がわかりにくい 7  
3 聞き取りにくい 20  
4 説明が早すぎる 8  
5 その他 4  
 
音声が聞き取りにくい(食品等事業者、マスコミ関係)
原則論で具体性に欠けた(その他)
厚生労働省の方の話は理解できたが、それ以外のパネリストの話は専門用語も多く難しい(その他)
 
Q5 本日のリスクコミュニケーションについてお尋ねします。意見交換は分かりやすく、議論の内容等について理解できましたか。
  1 できた 15 (10.9%)
2 おおむねできた 85 (61.6%)
3 あまりできなかった 35 (25.4%)
4 できなかった 0 (0.0%)
SQ1 (Q5で「3あまりできなかった」、「4できなかった」と回答した方)
理解できるようにするためにはどうすればよいと感じますか。(当てはまるものを全て)
  1 第三者の専門家が、公正中立な立場で質問者・回答者の発言内容を平易に解説する。 17  
2 事前に意見交換のテーマを募集し、司会者等との対談方式で行う。 10  
3 行政への質疑応答形式にし簡潔かつ平易に回答する 9  
4 その他 7  
 
音声が聞き取りにくい(食品等事業者、その他)
パネリストの質問が偏りがありすぎる(食品等事業者)
内容を分類別にする(食品等事業者)
パネリストの基本的考えが理解できない。考えの出発点、観点が違いすぎる(地方行政等職員)
意見がかみ合っていない(その他)
 
Q6 本日のリスクコミュニケーションの内容についてお尋ねします。満足できましたか。
  1 できた 10 (7.3%)
2 おおむねできた 80 (58.0%)
3 あまりできなかった 42 (30.4%)
4 できなかった 2 (1.5%)
SQ1 (Q6で「3あまりできなかった」、「4できなかった」と回答した方)
理解できるようにするためにはどうすればよいと感じますか。(当てはまるものを全て)
  1 意見交換の時間が短い 16  
2 説明が一方的で意見交換になっていない 12  
3 意見交換の進め方に問題がある 10  
4 意見交換して欲しい意見が取り上げられない 9  
5 その他 15  
 
それぞれの立場での意見も多く、消費者としてどのように今より良くしていくかまとめる方向に持っていくべき(食品等事業者)
具体的でない意見が多い(食品等事業者)
事前に集めた意見が利用されない(食品等事業者)
意見を聞いて改善するように考慮されているとは思えない(食品等事業者)
音声が聞き取りにくい(食品等事業者)
パネリスト相互の意見交換が必要(食品等事業者)
質問に対しての回答がズレている(マスコミ関係)
意見が相容れず、相互理解になったかは不明(地方公共団体職員)
動物用医薬品についての話が無かった(地方公共団体職員)
あまり科学的な説明がなかった(その他)
相手の意見を的確に捉えた回答をするようにコントロールをする(その他)
 
Q7 農薬、動物用医薬品等のポジディブリスト制についてお尋ねします。何が問題だと思われますか
 
全体像が分からない。問題点が絞られていない(消費者、食品等事業者)
一律基準の設定方法が理解しにくい。一般消費者へのPR不足。加工食品の基準のない農薬使用の問題。子供などの摂取量を重視した基準値を希望する。この辺の配慮はあるのか(消費者、食品等事業者)
ネガティブリストと混同する者が多い。現状では人にはポジディブ、動物用ではネガディブの薬品があり、理由がはっきりしない(食品等事業者)
周知徹底し、広く関連する事業者へ理解させることが重要(食品等事業者)
消費者への理解が不十分であり、06年5月以降、様々な混乱が起きるのではないか(食品等事業者)
一律基準をムリに決めようとしている(食品等事業者)
多国からの輸入実態がある中で、輸入上の問題が発生しないか不安(食品等事業者)
内容が理解されないまま話が進んでいる(食品等事業者)
安全のための基準値であるべきで、安心のためでないことを周知徹底すべき(食品等事業者)
分析法の表示から施行までの時間が短すぎる。加工食品においても分析法がそのまま適用できるとは思えないため、更に社会で分析法を改良していく時間が必要となると予想され・分析法の表示から施行までの時間が短すぎる。加工食品においても分析法がそのまま適用できるとは思えないため、更に社会で分析法を改良していく時間が必要となると予想される(食品等事業者)
科学的根拠の提示が不十分(食品等事業者、その他)
輸入(特にアジア)に依存する日本が配慮に欠けている(食品等事業者)
はっきりした基準値の設定、使用基準を曖昧にしないこと(食品等事業者)
コーデックス基準を機械的に当てはめている、食の背景が違う日本に何の検証もなく当てはめるのはどうか(食品等事業者)
分析・検査等の体制がきちんとできるのか。未知の化合物などは判別できないのでは(食品等事業者、地方公共団体職員)
輸入品の管理(コントロール)の問題(食品等事業者)
輸入食品(原料)や輸入作物の使用実態が不明な場合が多い(食品等事業者)
輸入商品に対して消費者等から安全性の証明が求められメーカーに過大なコストがかかる。サンプリング等の基本的な考え方もあわせて示していただきたい(食品等事業者)
マイナーな作物に関する農薬選定の根拠などの開示がない。出来上がった製品中の残留データが少なすぎると思う(食品等事業者、その他)
生産から消費に至る一連の仕組が制度化されている中でポジディブリストのみが先行すると製造業者へのしわ寄せが大きくなる。(食品等事業者)
対象物質の多さとその補足方法が大変。国内だけでの解決はできないと思われる。その中での一律基準は問題(食品等事業者)
生産者での使用実態の記録をするべき(食品等事業者)
本当に検出可能なレベルの判定基準が残留基準値化できるのか。対象検体によってマスキングゾーンのピークをどう判定するのか(食品等事業者)
農薬等使用可能なアイテムが多すぎることと、国内と海外の使用可能アイテムの整合性がない(食品等事業者)
日本の規制内容を外国の農家・政府にどのようように理解してもらうかが重要である(食品等事業者)
やむ得ない面があるが、基準作りの考えにムリがあり、関係団体の理解を得にくいと思う(食品等事業者)
施行後の食育と行き過ぎた流通の対応の指導をお願いしたい(食品等事業者)
外国で使用されているものについての行政のご協力をお願いしたい(食品等事業者)
ポジティブリスト化制度は分かりにくい制度になる危険性があります(食品等事業者)
輸入検疫がどのように変わっていくのか。モニタリングのやり方について(食品等事業者)
基準がバラバラなので、見直しを含めた素早い対応が必要(マスコミ関係)
消費者の理解不足が問題(マスコミ関係)
農薬等は、使い方を守れば使い手に影響がないことと、農薬等を使わなくなったときの影響を消費者に示す(地方公共団体職員)
基準を一律に設定してよいものか(地方公共団体職員)
生産現場の理解のなさと消費者の知識不足(食品等事業者)
行政の立場として検査の実施、行政処分のあり方(食品等事業者)
制度の適正な運用が必要。迅速な分析が必要なため地方公共団体の分析体制の整備が一番のポイントだと考える(地方公共団体職員)
実際の運用がどうなるか不安。全農薬等の残留が検証できるのか(その他)
沢山の農薬に基準値が定められるか、実際には限られた農薬しか分析しない。リストに入った農薬の残留量がわからない(その他)
一律基準は日本の農薬事情をよく考慮して進めてほしい(その他)
一律基準設定が不明瞭である。本当に安全かという点について、消費者への説得力がない(その他)
今回の設定方法で輸出入に障害は起こらないのか(その他)
基準設定に対してADIばかりが注目されている(その他)
安全の担保((1)低濃度ゆえの分析値 (2)一律基準値の評価 (3)表示)
行政の説明の悪さ、行政の不明確。消費者の立場にたった説明がなされていない。
流通段階で用いられる医薬品・医薬部外品、殺虫剤に関する使用実態が把握されていないのではないか(その他)
検出されたら流通させないは酷すぎる。2回目なら規制してよいと思う(原因究明のため)(その他)
運用面で実効性が確保できることが前提。フードチェーンのそれぞれの役割をきちんとすべき(その他)
分析法の開発、分析できる研究機関、検査機関分析にかかる時間と違反食品の取扱い(その他)
 
Q8 本日のリスクコミュニケーションの進め方についてお尋ねします。
 今回のリスクコミュニケーションでは、一部をパネルディスカッションのテーマに関する説明、第二部にパネルディスカッション、第三部を意見交換としています。
 リスクコミュニケーションの構成、テーマの選定、募集方法などリスクコミュニケーションのあり方全体について、良かったと思う点、改善すべきと思う点につき記載ください。
  1 良かったと思う点
 
賛成、反対と両意見が出されて良かった(消費者)
様々な立場の方と異なる視点の討議ができた(消費者、食品等事業者、地方公共団体職員、その他)
平均的に出席者の意見を聞いた(食品等事業者)
会場に意見を求める時間を多く取っていたところ(食品等事業者)
色々な意見を同時に聞けるので集中できる(食品等事業者)
全体に説明が丁寧でとても分かりやすい(食品等事業者、地方公共団体職員、その他)
議論の項目を絞った点がよかった(食品等事業者)
一般的な意見のレベルは理解できた(食品等事業者)
他業種のパネラーがいて、その意見が予め資料にあったこと(食品等事業者)
配布資料が充実していた(マスコミ関係)
事前に意見を取りまとめていた点と、長い意見はコーディネーターがまとめていたところ(地方公共団体職員)
問題点の明示がわかりやすかった(地方公共団体職員)
行政の取り組みが聞けた(地方公共団体職員)
事前の意見徴収があり、その回答がよかった(地方公共団体職員、その他)
円卓形式のディスカッションがよかった(地方公共団体職員)
2 改善すべきと思う点
 
賛成、反対と両意見を徹底的に話し合える場がほしい(消費者)
説明は言葉をはっきりしてほしい。会場設備をきちんと整えて欲しい(消費者)
消費者に興味を持たせるようにする(食品等事業者)
自己責任と行政責任の明確化(食品等事業者)
パネリストが多すぎる(食品等事業者)
ディスカッションテーマを議事次第にいれてほしい(食品等事業者)
同じ内容の質問が多い。事前にもっと簡素化すべき(食品等事業者)
パネリストの発想のレベルがバラバラのため話がまとまらない。分科会を設けるべき(食品等事業者、その他)
パネリストに発言しない人が多い(食品等事業者、地方公共団体職員)
会場の後方が聞き取りにくいこと(食品と事業者)
説明者、パネリストによってはマイクの使い方が下手なので、事前に注意しておく必要がある(食品等事業者、その他)
参加者の対象を区別しないと理解できない人がいる(食品等事業者)
流通からの出席がほしい(食品等事業者)
パネリストに検査機器精度に関する考察を出来る人がいない点が残念(食品等事業者)
もっと広く広報し、意見を集めるべき(食品等事業者)
専門用語の説明を簡単に資料として配布してほしかった(食品等事業者)
単なる質疑応答であった(食品等事業者、その他)
発言時だれが発言しているか分かりにくい(食品等事業者)
海外の代表者の参加を望む(食品等事業者)
話が多岐にわたり論点がぼやけてしまう。テーマを絞るべき(食品等事業者)
農薬や添加物が悪いものだと思っている人が多いのでその点のリスコミ、教育、啓蒙を増やして欲しい(食品等事業者)
準備、時間配分が悪かった。説明者、パネリストの声が非常に聞き取りづらい(食品等事業者、地方公共団体職員)
説明が早口すぎる(食品等事業者)
各パネリストの論点がバラバラでかみ合っていない(地方公共団体職員)
ポジティブリストとは少しずれた話が多かった(地方公共団体職員)
パネリストは参加者全体に分かりやすい意見をすべきと思う。パネリストの人選が重要(地方公共団体職員)
それぞれの意見・質問は事前に整理して参加すべき(地方公共団体職員、その他)
円卓形式だと傍聴者が後方では話をつかみにくい。形式の変更を望む(地方公共団体職員)
コーディネーターは発言者の論点をつかみ、次の発言者を指名して組み立てた議論をすべき(地方公共団体職員)
基準値設定の話に偏りすぎていた(その他)
もう少し具体的な回答がほしかった(その他)
消費者代表を増やすべき(その他)
 
Q9 今後の厚生労働省のリスクコミュニケーションとして行って欲しい取組は?(当てはまるものを全て)
  1 特定トピックに限った意見交換 68 (49.3%)
2 特定トピックについての各層有識者によるシンポジウム 44 (31.9%)
3 食品の安全性に関する平易かつ基礎的な情報の勉強会 55 (39.9%)
4 専門家でない著名人による食品安全行政への感想・提言・コメント 12 (8.7%)
5 その他 6 (4.4%)
 
生産者から消費者まで集め、現状で使用している農薬等の事情を理解してもらい、必要不必要等を全員で討議すべき(食品等事業者)
行政と学識経験者で、臨場型円卓方式で行う(地方公共団体職員)
一般消費者を中心に消費者団体での意見交換(その他)
SQ1 (Q7で「1」又は「2」と回答した方)
取り上げて欲しいトピックは何ですか。(当てはまるものを全て)
  1 食品中に混入する汚染物質の問題 37 (26.8%)
2 食中毒に関する問題 19 (13.8%)
3 検疫所や保健所の監視指導に関する問題 38 (27.5%)
4 健康食品に関する問題(表示を含む) 31 (22.5%)
5 遺伝子組換え食品に関する問題(表示を含む) 24 (17.4%)
6 食品添加物に関する問題(表示を含む) 39 (28.3%)
7 輸入食品に関する問題(表示を含む) 56 (40.6%)
8 残留農薬、残留動物用医薬品に関する問題(表示を含む) 59 (42.8%)
9 その他の食品の表示に関する問題 21 (15.2%)
10 その他 12 (8.7%)
 
有機食品の今後について(食品等事業者)
アレルギー表示(食品等事業者)
残留基準の持つ意味、安全性との関係などの啓蒙(食品等事業者)
カドミウム、重金属、アクリルアミド(食品等事業者)
魚介類の表示、冷凍食品の表示(地方公共団体職員)
環境ホルモンの問題(地方公共団体職員)
食糧生産、自給率の低さ(その他)
検査機関の能力について(その他)
リスクコミュニケーションに関する法律やその運用について(その他)


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