一覧へ戻る

平成17年10月14日作成
平成17年11月2日訂正(*)

医療機器の回収の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    
     一般名  :多相電動式造影剤注入装置
    
     販売名  :メドラッドCTインジェクターSTL/D
    
           メドラッドCTインジェクターSTL/S
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
     対象製品:全製品
    
     数  量:387個(メドラッドCTインジェクターSTL/D)(*)
    
          192個(メドラッドCTインジェクターSTL/S)(*)
    
     出荷期間:平成15年1月28日〜平成17年9月22日
    
     対象型番:対象は、当該製品の付属品であるシリンジヒーター
    
          (型番;3009708, 3009707, 3007871, 3007872)です。
    
    
    
    
  3. 製造販売業者等の名称

    
     製造販売業者の氏名:日本メドラッド株式会社
    
     製造販売業者の住所:大阪市淀川区宮原4-5-36 セントラル新大阪ビル9階
    
     薬事の業態:第一種医療機器製造販売業
    
     業許可番号 :27B1X00019
    
     輸入先製造元:Medrad Inc.(米国)
    
    
    
    
  4. 回収理由

    
    日本国内では発生しておりませんが、米国メドラッド本社より、シリンジヒーターの保温
    
    機能に異常が発生し、温度上昇の可能性があるとの報告を受けました。(通常、シリンジ
    
    ヒーターは造影剤を約35℃に保ちますが、社内実験の結果、不具合発生10分後に造影剤が
    
    41℃になりました。)対象ユーザーに対しましては順次情報提供及び使用停止の連絡を行
    
    います。また、不具合対策品が出来次第、順次改修作業を行います。
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
    注入準備段階(シリンジへの造影剤或いは生理食塩水の充填、エア抜き、注入器のヘッド
    
    の向き移動等)で、医療従事者はシリンジヒーター及びシリンジに触れ、シリンジが適温
    
    であることを確認するため、シリンジヒーターの温度上昇に気づきます。また、患者に負
    
    担をかけない目的で、準備終了後、放置することなく、すぐに注入を行うため、造影剤の
    
    温度が上昇することはありません。
    
    万が一不具合が起こった場合でも、当該製品は医療従事者が使用するものであるため、医
    
    療従事者の判断で対応することが可能です。
    
    不具合の発生率は極めて低く、現在までにこの不具合による健康被害の報告は、国内外と
    
    も受けておりません。
    
    
    
    
  6. 回収開始年月日

    
     平成17年10月7日(情報提供の開始)
    
    
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    
    本品は、所定量の造影剤又は、生理食塩水を設定した注入速度で自動的に注入する装置で
    
    す。
    
    
    
    
  8. その他

    
    当該製品を納入した医療機器はすべて把握していますので、納入した医療機関に文書によ
    
    り情報提供し、使用停止の依頼を行います。また、不具合対策品が完成次第、順次改修を
    
    実施いたします。
    
    
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    
     名 称:日本メドラッド株式会社
    
     所在地:大阪市淀川区宮原4-5-36 セントラル新大阪ビル9階
    
     電 話:06-6350-0680
    
     FAX:06-6398-0670
    
     担当者氏名:技術サービス・薬事部 宮本 浩一郎