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    平成26年12月19日作成
    平成27年 7月30日訂正(*)
    

    医療機器改修の概要

    (クラスII)

  1. 一般名及び販売名

  2. 一般的名称: 免疫蛍光分析装置
    販売名  : ファディア1000VLS
    
    
  3. 対象ロット、数量及び出荷時期

  4. N00356、N00357、N00360、N00398、N00358(*)
    数量  :5台(*)
    出荷時期:平成23年8月〜平成25年7月
    
    
  5. 製造販売業者等名称

  6. 製造販売業者の名称 : 日立アロカメディカル株式会社
    製造販売業者の所在地: 東京都三鷹市牟礼6‐22‐1
    許可の種類     : 第一種医療機器製造販売業
    許可番号      : 13B1X00134
    
    
  7. 改修理由

  8. 本装置は、検体を複数本ラックに架設し、バーコードラベルにて識別し測定しています。
    何らかの原因でバーコードの読み取りエラーが発生した際は、警告とともにラックのバーコード読み取り動作は
    停止しますが、分析処理は停止せず継続します。
    バーコード読み取り動作が停止した状態で、何もせず5分間放置すると、読み取りエラーとなったラックの排出
    動作を行った後、次のラックの読み取り動作を再開します。
    エラー発生後5分以内であれば、バーコード手入力画面を開き、組み込み型シートキーでバーコード情報を手入
    力することが可能です。バーコード手入力画面が開いた状態であれば、読み取りエラー後5分経過してもラック
    の排出動作は行いません。
    しかし、ソフトウェアのミスにより、バーコード手入力画面が開いた状態で、別のエラー(例えば検体分析動作
    にて反応処理用の容器をつかみそこねた等)が発生した場合、読み取りエラーのタイマーがリセットされてしま
    います。その時点から5分間、バーコード手入力画面を閉じなかった場合、本来は止まっているはずのラックの
    バーコード読み取り動作を再開してしまうことが判明しました。
    この状態になると、バーコード手入力画面を閉じたときにラックの情報にズレが生じてしまい、異なる検体で測
    定した結果が出力されてしまいます。
    事象に至る可能性は非常に少ないですが、発生の可能性を否定出来ないためバーコード手入力画面が開いた状態
    で、別のエラーが発生してもエラーのタイマーがリセットされないソフトウェアに交換する改修を実施します。
    
    
  9. 危惧される具体的な健康被害

  10. 事象発生時に誤った結果が出力される可能性はありますが、ラック数と検体数に差が生じ、必ずラック不足のエ
    ラーや分析停止状態となり、異常が発生していることは容易に認識できるため、誤った検査結果が診断に使用さ
    れるなど重篤な健康被害が発生する可能性はないものと考えます。
    なお、異常発生時には装置の再起動を行い、読み取りエラーをおこしたバーコードラベルの整備もしくはバー
    コード手入力を行うこと等で、ズレが生じたラックの再検査を行うことが可能になります。
    これまでに本事象による健康被害は報告されておりません。
    
    
  11. 改修開始年月日

  12. 平成26年12月12日 (情報提供の開始)
    
    
    
  13. 効能・効果又は用途等

  14. 抗原/抗体の活性値を測定する為に蛍光マーカを用いる方法で、生体液中の成分を試薬と反応させ、蛍光試薬か
    ら発せられる蛍光強度を検出し、抗原/抗体量を測定する。
    
    
  15. その他

  16. 納入医療機関は全て特定しており、文書にてのご通知の上、改修を行います。
    
    
  17. 担当者及び連絡先

  18. 担当者 : 安全管理室 奥貫一道、寺島昌夫
    連絡先 : 日立アロカメディカル株式会社
    電話番号: 0428-32-3574
    FAX番号 : 0428-32-5903