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    平成26年12月9日作成
    

    医療機器回収の概要

    (クラスII)

  1. 一般的名称及び販売名

  2. 一般的名称: 線形加速器システム
    販売名  : 線形加速器システム MHI‐TM2000
    
    
  3. 対象ロット、数量及び出荷時期

  4. 数量: 12台
    製造番号: 201901,201904,201905,202901,202902,202904,202906,203904,203921,203922,203925,203929
    製造年月日: 平成20年4月21日〜平成26年8月25日
    
    
  5. 製造販売業者等名称

  6. 製造販売業者の名称 : 三菱重工業株式会社 機械・設備システムドメイン(広島)
    製造販売業者の所在地: 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号
    許可の種類     : 第一種医療機器製造販売業
    許可番号      : 34B1X00003
    
    
  7. 改修理由

  8. トレーニングにおいて、位置照合装置(パソコン)を使用してファントムの位置決めを実施しようとした時、
    ファントムのX-ray画像と異なるDRR画像(治療計画時のCT画像から再構成されたX線画像で、患者の位置決めを
    行う時の基準となる画像。DRR:Digitally- Reconstructed Radiography)が位置照合装置(パソコン)に表示さ
    れたとの報告が、海外の医療機関からありました。原因調査の結果、ソフトウェアのバグにより、オペレータコ
    ンソール(パソコン)から位置照合装置(パソコン)に送られた情報(ファントムのX-ray画像を撮像した位置)
    に誤りがあることが判明したため、改修を行うこととしました。
    
    
  9. 危惧される具体的な健康被害

  10. 異なるDRR画像であることに気付かずに患者の位置決めを行った場合、患者の位置が治療計画と異なってしま
    い、誤った位置へ治療用X線を照射する事象が発生します。しかしながら、位置照合装置(パソコン)に表示さ
    れたDRR画像を必ず事前に確認するため、DRR画像が本来の画像と異なっていることを探知できることから、本事
    象の発生を防止することが可能です。また、本事象は、特定の操作方法(当該門による画像照合)を行った場合
    にのみ発生することから、当該操作方法を禁止することで、本事象の発生を防止できます。従って、重篤な健康
    被害が発生するおそれはないと考えます。なお、これまでに当該事象及びそれによる健康被害の報告はありませ
    ん。
    
    
  11. 改修開始年月日

  12. 平成26年11月20日
    
    
    
  13. 効能・効果又は用途等

  14. 高エネルギーX線を用いて腫瘍等の放射線治療のため使用される、放射線治療装置である。
    
    
  15. その他

  16. 該当医療機器の納入先はすべて弊社で把握しております。
    
    
  17. 担当者及び連絡先

  18. 担当者 : 管理責任者 脇山洋一
    連絡先 : 三菱重工業株式会社 機械・設備システムドメイン(広島)
          広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号
    電話番号: 082-291-2137
    FAX番号 : 082-294-9878