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    平成25年11月19日作成
    平成25年11月19日訂正(*)
    平成25年12月12日訂正(**)
    

    医療機器改修の概要

    (クラスII)

  1. 一般名及び販売名

  2. 一般的名称: 手術用ロボット手術ユニット
    販売名  : (1)da Vinciサージカルシステム
           (2)da Vinci Siサージカルシステム
    
    
  3. 対象ロット、数量及び出荷時期

  4. (1)da Vinciサージカルシステム
       対象製品番号:380430、380637(ペイシェントカート)
       対象製造番号:256029、258366、269721、273023、619252、780733、748785
       対象数量  :7台
       出荷時期  :平成23年2月8日〜平成24年10月14日(**)
    
    (2)da Vinci Siサージカルシステム
       対象製品番号:380614(ペイシェントカート)
       対象製造(*)番号:
              308857、313482、313655、313656、313954、314142、314143
              314268、314438、314690、314890、314894、314979、315012
              315194、315307、315582、316874、317421、317431、317432
              318091、318228、319576、322523、322524、322653、323550
              323561、324844、324950、324952、324993、325511、325602
              325751、325757、325930、325982、325986、327271、327830
              328603、328676、328837、328838、330634
       対象数量  :47台
       出荷時期  :平成25年2月2日〜平成25年9月30日
    
    
  5. 製造販売業者等名称

  6. 製造販売業者の名称 : インテュイティブサージカル合同会社
    製造販売業者の所在地: 東京都港区赤坂一丁目12番32号
    許可の種類     : 第一種医療機器製造販売業
    許可番号      : 13B1X10126
    外国製造業者    : INTUITIVE SURGICAL, INC.(米国)
    
    
  7. 改修理由

  8. 本製品は、サージョンコンソール、ペイシェントカートおよびビジョンカートから構成され
    ています。ペイシェントカートは内視鏡を接続した内視鏡用ビデオカメラを装着するカメラ
    アーム及び内視鏡用処置具(インストゥルメント)を装着するインストゥルメントアーム3
    本を有します。医師はサージョンコンソールにあるマスターコントローラを使用しインス
    トゥルメントを操作します。
    
    インストゥルメントアームの駆動部品による摩擦抵抗がインストゥルメントアームの滑らか
    な動作を妨げる事象が稀に発生する可能性がある旨、海外製造元より報告を受けました。
    医師はマスターコントローラを通して抵抗感としてこの不具合の発生を認識することができ
    ますが、この抵抗感に対して逆らうように操作を継続することにより、一時的に止まってい
    たアームが、動かしたマスターコントローラの示す位置に追従しようと動作する可能性があ
    ります。
    本事象は対象全ての製品に発生せず、一部の駆動部品の組み合わせにより発生致します。
    
    上記摩擦抵抗の測定検査を行い、不適合であった場合インストゥルメントアームの部品交換
    (*)或いはアーム交換による自主改修を実施します。
    
    
  9. 危惧される具体的な健康被害

  10. マスターコントローラで感じた抵抗感に対して逆らうように操作をすることにより、一時
    的に止まったインストゥルメントが、マスターコントローラの示す位置に追従しようと不
    意に動作する可能性があります。しかし、マスターコントローラを少し戻しインストゥル
    メント先端の位置を変え、抵抗を感じないことを確認したのち手技を継続することができ
    ます。
    
    本不具合により、インストゥルメント先端が組織付近に位置していた場合、意図しない動
    きにより組織を損傷する可能性があります。しかし、医師はマスターコントローラを通し
    てこの抵抗感を感じ取ることができ、抵抗に逆らいマスターコントローラを押し進めない
    限り重篤な健康被害には至りません。
    
    尚、国内において術中に尿道損傷の報告を1例受けておりますが、医師の適切な損傷修復
    により回復(*)しているとの報告を受けております。また、医師が抵抗感を感じたため、
    術式移行に至った事例1件の報告を受けております。
    
    
  11. 改修開始年月日

  12. 平成25年11月15日
    
    
    
  13. 効能・効果又は用途等

  14. 本品は、一般消化器外科、胸部外科(心臓外科を除く)、泌尿器科及び婦人科の各領域にお
    いて内視鏡手術を実施するに際し、組織又は異物の把持、切開、鈍的/鋭的剥離、近置、結
    紮、高周波電流を用いた切開・凝固、縫合及び操作、並びに手術付属品の挿入・運搬を行う
    ために、術者の内視鏡手術器具操作を支援する装置です。
    
    
  15. その他

  16. 出荷先は全て特定されており、直接保有施設へ訪問して検査を行います。検査の結果、必
    要と判断された場合、インストゥルメントアームの修理・交換を実施します。
    
    
  17. 担当者及び連絡先

  18. 担当者 : 品質保証部 
          安達 俊明
    連絡先 : インテュイティブサージカル合同(*)会社
          東京都港区赤坂一丁目12番32号
    電話番号: 0120-56-5635
          03-5575-1362
    FAX番号 : 03-5575-1351