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平成19年12月4日作成


医療機器の回収の概要

(クラスII)



  1. 一般的名称及び販売名

    一般的名称:単回使用気管切開チューブ
    販売名  :コーケンネオブレス
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    (1)コーケンネオブレス (複管タイプ)
    製品番号 :#3256
    対象ロット:070900129
    数量   :111本
    出荷時期 :平成19年9月18日〜平成19年11月9日
    
    (2)コーケンネオブレス (スピーチタイプ)
    製品番号 :#3262
    対象ロット:070900130
    数量   :357本
    出荷時期 :平成19年9月20日〜平成19年10月24日
    
    製品番号 : #3264
    対象ロット: 070900068
    数量   :359本
    出荷時期 :平成19年9月12日〜平成19年9月26日
    
    製品番号 :#3266
    対象ロット:070900069
    数量   :116本
    出荷時期 :平成19年9月7日〜平成19年11月26日
    
    
  3. 製造販売業者

    名称   :株式会社 高研
    所在地  :東京都豊島区目白3-14-3
    薬事の業態:第一種医療機器製造販売業
    許可番号 :13B1X00166
    
    
  4. 回収理由

    医療機関より「当該製品においてシリンジを用いてカフ※を膨らませる際に、シリンジが
    エアの注入口(注射筒挿入部)にはいりづらく、カフを上手く膨らませることができない。」
    という不具合報告を1件受けました。
    調査した結果、報告された当該現品の注射筒挿入部がやや白化しており、一部のロットに
    て製造工程中の乾燥工程で使用されるヒーターの異常により、設定温度以上の温度が加わった
    ことが原因である可能性があることが判明しました。当該ロットについてもカフ膨らまし試験
    並びに内筒と外筒の勘合試験には問題が無く、同工程が原因となる重篤な健康被害の可能性は
    低いと考えられますが、同様の不具合発生の可能性を完全に否定できないことから、自主回収
    いたします。
    ※カフ:気管切開チューブの周囲に取り付けられたバルーン状のカフであり、肺の機械的
    換気を行う場合に声帯下に留置し、チューブと気管の間を密封状態にして使用する際にも
    ちいるものをいう
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    危惧される健康被害としては、使用前にカフを膨らませる操作を行うことから、使用中に
    カフの操作ができなくなるおそれは低く、重篤な健康被害が発生するおそれはないと考え
    られます。尚、これまでにも健康被害等の報告はありません。
    
    
  6. 回収開始年月日

    平成19年12月4日
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    気管切開時、切開口から気管に挿入し、気道を確保する。カフを膨らませることによって
    固定し、空気等を強制的に肺に送り込む。
    
    
  8. その他

    当該製品の納入先は全て特定されており、販売・納入している販売店・医療機関に対して
    回収する旨文書にて通知の上、回収を実施します。
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    名称   :株式会社 高研
    所在地  :東京都豊島区目白3-14-3
    電話   :03-3950-6600
    FAX  :03-3950-6602
    担当者氏名:第一営業部 望月保男