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一般名及び販売名
(1)一般名 :セフォチアム塩酸塩 販売名 :パンスポリン静注用0.25g・0.5g・1g、パンスポリン筋注用0.25g (2)一般名 :カルモナムナトリウム 販売名 :アマスリン静注用1g (3)一般名 :セフスロジンナトリウム 販売名 :タケスリン静注用0.5g・1g (4)一般名 :塩酸セフメノキシム 販売名 :ベストコール静注用0.5g・1g、ベストコール筋注用0.5g
対象ロット、数量及び出荷時期
(1−1)パンスポリン静注用0.25g(計6ロット) 対象ロット :HJ202 〜 HJ206、HJ208 数量 :117,170 バイアル 出荷時期 :平成18年1月30日 〜 平成19年1月31日 (1−2)パンスポリン静注用0.5g(計18ロット) 対象ロット :HK601 〜 HK616、HK618、HK619 数量 :531,910 バイアル 出荷時期 :平成17年9月22日 〜 平成19年4月11日 (1−3)パンスポリン静注用1g(計137ロット) 対象ロット :HL501 〜 HL521、HL524 〜 HL572、HL575 〜 HL630、HL633 〜 HL643 数量 :5,410,780 バイアル 出荷時期 :平成17年8月3日 〜 平成19年5月9日 (1−4)パンスポリン筋注用0.25g(計2ロット) 対象ロット :HG202、HG203 数量 :17,150 バイアル 出荷時期 :平成18年2月6日 〜 平成19年1月31日 (2−1)アマスリン静注用1g(計2ロット) 対象ロット :HJ301、HJ302 数量 :30,390 バイアル 出荷時期 :平成17年8月17日 〜 平成18年12月18日 (3−1)タケスリン静注用0.5g(計1ロット) 対象ロット :HK401 数量 :9,970 バイアル 出荷時期 :平成17年12月9日 (3−2)タケスリン静注用1g(計3ロット) 対象ロット :HL601 〜 HL603 数量 :29,940 バイアル 出荷時期 :平成17年8月3日 〜 平成18年6月19日 (4−1)ベストコール静注用0.5g(計2ロット) 対象ロット :HJ201、HJ202 数量 :10,590 バイアル 出荷時期 :平成17年12月9日 〜 平成18年12月13日 (4−2)ベストコール静注用1g(計5ロット) 対象ロット :HK501、HK502、HK505 〜 HK507 数量 :79,100 バイアル 出荷時期 :平成17年5月12日 〜 平成18年12月13日 (4−3)ベストコール筋注用0.5g(計6ロット) 対象ロット :HM201、HM202、HM204 〜 HM207 数量 :29,820 バイアル 出荷時期 :平成17年5月12日 〜 平成19年2月20日
製造販売業者等名称
製造販売業者名称 :武田薬品工業株式会社 本社 所在地 :大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号 許可の種類 :第一種医薬品製造販売業 許可番号 :27A1X00012 製造所名 :大洋薬品工業株式会社 (充填、閉塞、検査) 所在地 :岐阜県高山市松之木町1040−22 許可の種類 :医薬品製造業 許可番号 :21AZ006013 製造所名 :武田薬品工業株式会社 光工場 (包装、試験) 所在地 :山口県光市大字光井字武田4720番地 許可の種類 :医薬品製造業 許可番号 :35AZ006001
回収理由
パンスポリン静注用1g(HL635)を溶解後、バイアル内に台形状のガラス片(三辺 が約10mm、残りの一辺が約4mm、厚みが約2mm)が混入していたとの連絡を医療 機関から受けました。 混入の原因として、バイアル乾燥・滅菌後に破損したバイアルのガラス片が混入した可能 性が極めて高く、その後の工程で排除されなかったものと考えられます。 当該ロットの製造系列で製造した製品につきましては、当社が医療機関からガラス片混入 の連絡を受けたのは今回が2件目であり、前回においては特定されたロットを速やかに自 主回収いたしました。しかし、今回の事態に鑑みて、同一事象が生じている可能性を完全 には否定できないことから、当社では万全を期して、当該ロットを含め、同一製造系列で 製造した当社製品(全ロット)について、自主回収を行うことにいたしました。
危惧される具体的な健康被害
ガラス片が混入したバイアルを使用したとしても、注射器に吸い上げられる可能性は低い と考えられます。混入したと考えられるガラス片は製造工程において洗浄・滅菌工程を経 ているため、無菌性については問題ありません。従って、健康被害につながるリスクは極 めて低いものと推定しております。また、これまでに本件に関する健康被害の報告は受け ておりません。
回収開始年月日
平成19年6月18日
効能・効果又は用途等
(1)一般名:セフォチアム塩酸塩 〈適応菌種〉 セフォチアムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、 シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・ モルガニー、プロビデンシア・レットゲリ、インフルエンザ菌 〈適応症〉 敗血症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次 感染、骨髄炎、関節炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺 炎、肺膿瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、 慢性症)、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮 旁結合織炎、化膿性髄膜炎、中耳炎、副鼻腔炎 (2)一般名:カルモナムナトリウム 〈適応菌種〉 カルモナムに感性の大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エン テロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア 属、インフルエンザ菌、緑膿菌 〈適応症〉敗血症、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆 管炎 (3)一般名:セフスロジンナトリウム 〈適応菌種〉 セフスロジンに感性の緑膿菌 〈適応症〉 敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、慢性 呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、腹膜炎、角膜 炎(角膜潰瘍を含む)、中耳炎 (4)一般名:塩酸セフメノキシム 〈適応菌種〉 セフメノキシムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、シトロバク ター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、 モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッ カス属、バクテロイデス属 〈適応症〉 敗血症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、急性気管支炎、肺炎、肺膿 瘍、膿胸、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、腹膜炎、胆嚢炎、胆管炎、肝 膿瘍、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、化膿性髄膜炎* *静注用のみの適応症
その他
納入した医療機関、特約店はすべて特定されています。対象となる医療機関等へは速やか に文書を持って通知し、適切に自主回収いたします。
担当者及び連絡先
武田薬品工業株式会社 医薬学術部・くすり相談室 佐藤 宏 東京都中央区日本橋二丁目12番10号 電 話: 03−3278−2490