一覧へ戻る

平成19年 4月16日作成

医療機器改修の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    一般的名称 :   全身用X線CT診断装置
    販売名     :   マルチスライスCTスキャナ LightSpeed
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

        製造番号  :QB5001〜QB5020、QB5030、QS0001〜QS0010、QS0012〜QS0020、QS0102〜
        QS0106、QS0108〜QS0120、QS0122〜QS0159、QS0161〜QS0167、QS0170〜
        QS0174、QS0176〜QS0180、QS0185、QS0200、QS0201、QS0213、QS0222、
        QV0026、QV0029、QV0030、QY0017、SG0046、XG0009
        
    数量      : 国内  124台
    出荷時期  : 平成16年 11月 〜 平成19年 3月
        
    
    
  3. 製造販売業者等名称

    製造販売業者の名称 :  ジーイー横河メディカルシステム株式会社
    製造販売業者の所在地:  東京都日野市旭が丘4−7−127
    薬事の業態     :  第一種医療機器製造販売業
    業許可番号     :  13B1X00150
    輸入先製造業者   :  ジーイーメディカルシステムズ(アメリカ)
    
    
  4. 改修理由

    当該装置の構成品である患者テーブルの天板をアンラッチ(テーブル天板ロックを解除)
    した場合、テーブル天板の位置表示が不正確になる可能性があることが海外(米国)の医
    療機関より指摘されました。製造元にて調査の結果、VT1700およびVT2000型の患者テーブ
    ルで構成された当該装置においてガントリーパネルのテーブル移動ボタンを使わずに、ア
    ンラッチによってテーブル天板を引き出した場合、ガントリーでの位置表示と実際のテー
    ブル天板位置に最大6mmのずれが生じる可能性があります判明しました。アンラッチ機
    能は、本来、非常(容態急変等)時にガントリーから患者を載せたテーブル天板を引き出
    したり、CT透視を用いた検査の場合にお使いいただくものです。
    弊社といたしましては、製造元の指示に基づき、この問題を是正するソフトウェアの改修
    作業を行います。
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

        本事象により、撮影断面が操作者の意図する断面位置と最大6mmずれる可能性があ
    り、これにより誤診につながる可能性が否定できません。しかし、本件のようなアンラッ
    チを用いた撮影位置設定は通常行われず、また、診断に際しては、医師によって確認され
    る他の検査情報と合わせて総合的に行われますので、健康被害につながる可能性はないと
    考えております。
        なお、これまでに国内外において健康被害の報告はありません。
    
    
  6. 改修開始年月日

            平成19年 4月12日 
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

        全身用X線CT装置は、X線管球から細く絞ったX線ビームを放射し被検者の体を通過
    させて検出器で測定し、人体各部で吸収された値をコンピュータで計算処理し、マトリッ
    クスとして集積して画像を構成する装置です。
    
    
  8. その他

        納入いたしました医療機関はすべて弊社が把握しておりますので、連絡の上、改修を
    実施します。
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    担当者名 :       財部 健・山田 藤昭
    連絡先   :       ジーイー横河メディカルシステム株式会社
                        東京都日野市旭が丘4−7−127
                        電話 042 - 585 - 5811(直通)
                        FAX  042 - 585 - 5911