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平成18年8月16日作成

医療機器改修の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    
       一般名:パルスホルミウム・ヤグレーザー
    
       販売名:NIIC ホルミウムヤグレーザー IH102
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
       以下の全ロットについて自主改修いたします。
    
       製造番号:
    
        101C3001 101C3002 101C3003 101C3004 101C3005 101C3006 101C3007 101C3009
    
        101C3010 101C3011 101C3012 101C3013 101C3015 201C3016 201C3017 201C3018
    
        201C3019 201C3020 201C3021 201C3022 201C3023 201C3024 201C3025 201C3026
    
        301C3027 301C3028 401C3029 401C3030 401C3031 401C3032 401C3033 501C3034
    
        501C3035 501C3036 501C3037 501C3038 601C3041 601C3042
    
    
    
       出荷数量:38台
    
       出荷時期:平成13年3月〜平成18年6月
    
    
    
    
  3. 製造販売業者等名称

    
       製造販売業者の名称:株式会社ニーク
    
       製造販売業者の住所:新潟県長岡市北荷頃3528
    
       許可の種類:第1種医療機器製造販売業
    
       許可番号:15B1X00002
    
    
    
    
  4. 改修理由

    
       本装置の医療機器製造販売承認書においては、
    
       ・使用するファイバー径:0.25mm、0.3mm、0.35mm、0.4mm、
    
                   0.6mm、0.8mm
    
       ・照射面積:0.06〜0.28mm(接触時)
    
       ・単位面積当たりの最大エネルギー量:32J/mm
    
       との内容で承認を得ています。
    
       しかしながら、最小径の0.25mmのファイバーを使用し、かつ、出力設定値を
    
       17〜20Wに設定した場合には、単位面積当たりの最大エネルギー量が34〜40
    
       J/mmとなり、承認範囲の32J/mmを逸脱してしまいます。
    
       また、最小径の0.25mm、最大径の0.8mmのファイバーの接触時の照射面
    
       積はそれぞれ、0.05mm、0.5mmとなりますので、承認範囲の0.0
    
       6mm〜0.28mmを逸脱してしまいます。
    
       したがいまして、本装置において最小径の0.25mm、最大径の0.8mmのファ
    
       イバーを使用使用した場合には承認範囲を逸脱することが判明しましたので改修い
    
       たします。
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
       これまでに本装置による健康被害の報告は受けておりません。
    
       また、0.25mmのファイバーを使う場合、単位面積当たりの最大エネルギー量
    
       が32J/mmを超え40J/mmになりますが、これはレーザ手術装置として
    
       は一般的な数値であり、重篤な健康被害を引き起こす可能性は低いと思われます。
    
       0.8mmのファイバーを使用する場合は、照射面積が広くなりその結果、単位面
    
       積当たりの最大エネルギー量が32J/mmより小さくなるので、重篤な健康被
    
       害を引き起こす可能性は低いと思われます。
    
    
    
    
  6. 改修開始年月日

    
       平成18年8月4日
    
    
    
    
  7. 効能・効果又は用途等

    
       生体組織の切開、止血、凝固および蒸散
    
    
    
    
  8. その他

    
       納入先の医療機関は全て把握しておりますので、当該医療機関に対し、承認範囲を
    
       逸脱する最小径の0.25mm、最大径の0.8mmのファイバーが使用できない
    
       旨の安全性情報を提供いたします。
    
       当該医療機関に作業員を派遣して出力を実測し、単位面積当たりの最大エネルギー
    
       量と照射面積が承認範囲内にあることを確認いたします。
    
    
    
    
  9. 担当者及び連絡先

    
       連絡先 :株式会社ニーク
    
            東京都渋谷区池尻2−32−2
    
            電 話:03−5433−2300
    
            FAX:03−5433−2303
    
    
    
       担当者 :品質保証部 冨永 良二