一覧へ戻る

平成18年3月31日作成

医薬品回収の概要

(クラスII)



  1. 一般名及び販売名

    
     一般的名称  :クレアチンキナーゼアイソザイムキット
    
     販売名    :フレックスカートリッジ マスCKMB MMB
    
    
    
    
  2. 対象ロット、数量及び出荷時期

    
     対象ロット  : DE6347
    
     数   量  : 120キット
    
     出荷時期   : 平成18年2月2日〜平成18年2月15日
    
    
    
    
  3. 製造販売業者等名称

    
     製造販売業者  :デイド ベーリング株式会社
    
     許可所在地   :製造販売業許可東京都中央区新川1丁目3番17号 新川三幸ビル
    
     許可種     :第2種医薬品製造販売業
    
     許可番号    :13A2X00111
    
     製造業者    :DADE BEHRING INC.(米国)
    
                  
    
    
  4. 回収理由

    
     米国製造元にて当該ロットの製品を使用した場合に、品質管理用物質(社内管理用に使用される
    
     CKMBの既知濃度物質)及びサーベイ検体(外部機関から各検査室に提供される精度管理用検体))
    
     の測定結果が、19%〜45%低めにシフトする可能性があることが確認されました。患者検体を使っ
    
     た当社の試験結果では、15%〜25%低めの結果が見られました。このシフトの原因を調査した結果、
    
     本品のフレックスカートリッジ内の緩衝液用ウェルに、粘性の琥珀色物質が形成され、錠剤の二酸
    
     化クロム粒子試薬(抗ヒトCKMBマウスモノクローナル抗体を結合させた二酸化クロム粒子試薬)が
    
     完全に溶解されない場合があることがわかりましたので、当社の品質確保の観点から回収を行いま
    
     す。
    
    
    
    
  5. 危惧される具体的な健康被害

    
     本品は、血清又は血漿中のクレアチンキナーゼアイソザイム(CKMB)を測定する体外診断用医薬品
    
     です。CKMBは心筋梗塞の診断の補助として測定されますが、CKMBのみで判断されるものではなく、
    
     臨床症状や他の検査結果と合わせて総合的に判断されます。従って、測定結果が直ちに健康被害に
    
     結びつくことはないと考えます。また、現在までに健康被害が発生したとの報告はありません。
    
    
    
    
  6. 回収開始年月日

    
     平成18年3月27日
    
    
    
    
  7. 効能効果又は用途

    
     血清又は血漿中のCKアイソザイム(CKMB)の測定
    
    
    
    
  8. その他

    
     納入した医療機関は全て把握しておりますので、それらの施設に対して文書にて通知し、当該ロッ
    
     トの回収を実施します。
    
    
    
    
  9. 担当者名及び連絡先

    
     デイド ベーリング株式会社
    
     東京都中央区新川一丁目3番17号
    
     新川三幸ビル
    
     薬事品質保証部 石川ニ見江
    
     TEL:03-3537-3823
    
     FAX:03-3537-3901