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2003年1月21日作成

医療用具回収の概要
(クラスIII

 

1. 一般名及び販売名


一般的名称:その他の医用遠心機
販 売 名:(1)テーブルトップ遠心機(5420)
       (2)マイクロ冷却遠心機(3700)
       (3)マイクロ冷却遠心機(3740)
       (4)マイクロ冷却遠心機(3780)

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


本体製造ロット番号および数量は次のとおりです。
(1)「テーブルトップ遠心機(5420)」の製造番号 C30536〜CD0775  214台
(2)「マイクロ冷却遠心機(3700)」の製造番号 C31320〜CN1467 122台
(3)「マイクロ冷却遠心機(3740)」の製造番号 C31320〜C01453 114台
(4)「マイクロ冷却遠心機(3780)」の製造番号 C40034〜C50073 28台

製造数量:合計478台
出荷時期:平成14年4月23日から平成14年12月19日まで

3. 製造業者等名称


名    称:株式会社久保田製作所
所 在 地:東京都豊島区東池袋三丁目23番23号
製造所所在地:群馬県藤岡市中大塚1065−3
業    態:医療用具製造業
業許可番号:10BZ0113

4. 回収理由


 納入した上記遠心機に組込んである「インバータ」について、インバータの製造元から『部品不良のため、インバータが故障する可能性がある』と連絡がありました。
 原因調査の結果、遠心機のふたを閉めた状態で電源の[ON・OFF]をくり返し行った場合、またはドアの開閉を短時間内にくり返し行った場合に故障が発生する可能性があります。
 よって、予防的処置として該当する遠心機のインバータを交換します。

5. 危惧される具体的な健康被害


 インバータが故障した場合、遠心機内に組込んである抵抗器が過熱し、抵抗器の周囲温度が上昇します。しかし、検体が変性するなどの影響はありません。
 抵抗器は、遠心機ケース内に組込んであり直接抵抗器に触れられないため、ご使用される方への健康被害はありません。

6. 回収開始年月日


平成15年1月21日

7. 効能・効果又は用途等


 生物学的試料の遠心分離に使用する機器です。

8. その他


(1)今後の対策は、組み込んであるインバータを一式交換致します。
 インバータの交換は、納入先に改修連絡をし当該製品の改修を行います。
 インバータを一式交換するため、今般の改修で今後の不具合の発生は防止できます。

(2)主たる納入先は、病院・大学・試験研究機関であり、すべて把握しております。

9. 担当者名及び連絡先


連絡先:株式会社久保田製作所 藤岡工場
     群馬県藤岡市中大塚1065−3
     電 話 0274−22−6111
     F A X 0274−22−6118
担当者:製造本部 栗田正彦、岩下 洋、原 實