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2003年2月10日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般名:血液検査装置の附属品
販売名:塗抹標本作製装置SP−100

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


対象製造番号:11001〜11398のうち、以下の製造番号
11069、11074、11076、11081、11087、11091、11098、11107、11125、11145、
11146、11148、11152、11157、11159、11160、11171、11174、11177、11201、
11204、11208、11216、11218、11232、11248、11254、11259、11261、11272、
11275、11276、11282、11286、11296、11297、11298、11299、11301、11308、
11315、11317、11321、11324、11375、11381、11393、11395、11396、11398
出荷台数50台
出荷時期:平成7年6月〜平成14年9月

3. 製造業者等名称


会社の名称:シスメックス株式会社
本社所在地:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号
製造所の名称:シスメックス株式会社 加古川工場
製造所の所在地:兵庫県加古川市野口町北野314番地の2
製造業許可番号:28BZ0193

4. 回収理由


 国内市場において当社が製造した多項目自動血球分析装置SF−3000で検体番号と測定結果が1検体ずれるという不具合が発生しました。
 調査の結果、サンプラモード動作中に操作者が検体ラックを手で送り込んだ場合に、極めて稀ですが検体ラック横送り異常を来たし1検体ずれることが判明しました。
 本来、装置が自動的にラックを送り込みますので、その際に不具合は発生しません。不具合は、サンプラモード測定中に操作者の予想外の操作により発生したものですが、不具合発生防止のため注意ラベル追加の改修を実施します。
 当該製品は、多項目自動血球分析装置SF−3000と同等の構造を採用しているため、同様に改修を実施します。

5. 危惧される具体的な健康被害


 本件不具合は、発生頻度は極めて低いものの塗抹標本の取り間違いが発生する可能性がありますが、患者の診断は臨床上の情報、他の測定結果と総合して行われるため、本件による健康被害が起こる可能性は低いと考えられます。
 なお、現在までに本件による健康被害の報告は受けておりません。

6. 回収開始年月日


平成15年2月10日

7. 効能・効果又は用途等


 本製品は、精密検査をするための塗抹標本作製を血液吸引から染色まで完全自動で行う装置で、1時間に約120検体の処理能力を持ち、迅速にムラのない塗抹標本作製を行うことができます。

8. その他


 納入しました医療機関は全て特定しており、当社にて情報提供と対象機器の改修を実施します。

9. 担当者名及び連絡先


連絡先:シスメックス株式会社
担当者:機器生産本部 品質管理部 西垣 彰
電話番号:(0794)24-1171(代)
FAX:(0794)24-0656