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2002年12月11日作成

医療用具回収の概要
(クラスII

 

1. 一般名及び販売名


一般的名称:医用リニアアクセラレータ
販 売 名:メバトロン、メバトロンKD、メバトロンKD2、
      メバトロンMD、メバトロンMD2

2. 対象ロット、数量及び出荷時期


・メバトロン
数量    :29台
シリアル番号: 2266,2296,2308,2381,2386,2407,2409,
2417,2455,2471,2495,2497,2633,2712,
2728,2772,2843,2853,3073,3167,3196,
3275,3282,3325,3379,3442,3527,3528,
3532
納入時期  :平成5年2月〜平成14年2月

・メバトロンKD
数量    :1台
シリアル番号:2285
納入時期  :平成5年1月

・メバトロンKD2
数量    :4台
シリアル番号:2731,3157,3184,3187
納入時期  :平成9年6月〜平成12年1月

・メバトロンMD
数量    :2台
シリアル番号:2298,2416
納入時期  :平成5年3月〜平成6年4月

・メバトロンMD2
数量    :2台
シリアル番号:2637,2873
納入時期  :平成8年10月〜平成10年2月

3. 製造業者等名称


会社の名称    :シーメンス旭メディテック株式会社
本社所在地    :東京都品川区東五反田3−20−14
薬事の業態    :医療用具輸入販売業
業許可番号    :13BY1037
輸入先製造業者名 :Siemens Medical Solutions USA社 (アメリカ合衆国)

4. 回収理由


 平成14年7月、日本国内に於いて、オプションである対向板(遮へい板)を装備した装置を新規設置中の施設に於いて漏洩線量を最大照射野で測定したところ、一部にX線の漏洩箇所が観測されました。
 これは対向板(遮へい板)の取り付け部側の端に透過線量率が高い部分があり、X線の漏洩箇所(ホットスポット)が観測されたものです。
 他施設に於いても同様に最大照射野にて漏洩線量を測定したところ、対向板(遮へい板)に透過線量率の高い部分があることが確認されました。
 製造元より対向板(遮へい板)に対策を行う旨連絡がありましたので改修を行います。

5. 危惧される具体的な健康被害


 治療を受ける患者への影響はありません。
 通常の治療に於いては照射範囲を患部のみにコリメータにて絞って使用するので最大照射野で使用することは無く問題の発生は無いと考えます。
 血液への照射の際は最大照射野での使用も考えられますが、下方へ向かって照射しますので 問題の発生は無いと考えます。
 現在のところ、国内外において本件に起因する健康被害発生の報告はありません。

6. 回収開始年月日


平成14年12月5日

7. 効能・効果又は用途等


 本装置は患部にX線及び電子線を照射し、治療を行う放射線治療装置です。(一部の装置に於いてはX線照射のみを行います。)
 またX線による血液に対する照射を行います。

8. その他


 納入いたしました医療機関はすべて弊社において把握しておりますので、文書にてご通知の上改修を実施いたします。

9. 担当者名及び連絡先


連 絡 先:シーメンス旭メディテック株式会社
      営業本部 ディーラービジネスグループ
担当者氏名:小野寺 秀明
      東京都品川区東五反田3−20−14
      Tel.03−5423−8411